「金の値段がすごいことになっている」とニュースやSNSで話題になっています。

長期に渡り金価格は上昇を続けてきましたが、2025年に入ってから、金価格は過去最高を更新し続け、K24の買取価格で1グラムあたり2万円を突破しました。
しかし同時に、短期間で乱高下するジェットコースターのような相場も発生しています。
金に関しては上がっても下がっても話題になり続けています。
では、なぜ金の価格がここまで大きく動いているのでしょうか?金価格が上昇した背景やこれからの金価格について考えていきたいと思います。
参考にして頂けると幸いです。
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金価格が上がり続けている3つの理由
まずはどうして長期に渡り金価格が上がり続けているのかを大きく3つに分けて解説します。

①世界的なインフレと金利の変化
世界各国で続く物価上昇。
「お金の価値が下がる」局面では、“価値が変わらないもの”としての金が注目されます。
特にアメリカや日本では、金利や金融政策の動きが金価格に大きく影響しています。
②地政学リスクと安全資産への逃避
中東や東アジアなどでの緊張、国際紛争の影響も無視できません。
不安が高まると、投資家は株や通貨よりも安全とされる「金」に資金を移します。
その動きが金価格を押し上げています。
(3)中央銀行の金買い
実は、各国の中央銀行も近年「金」を積極的に買い増しています。
特に中国やインドなど新興国が、ドル依存を減らすために金を保有しているのです。
これが金の需要をさらに強めています。
金価格、過去最大級の急落。背景は何?
10月22日、金価格に過去最大の急落が起こりました。
なんと一日に1500円以上もの下げ!
過去最大級の下げと聞くと金バブルがついに終焉かと思われた方も多いのではないでしょうか?
この最大級の下落の背景を解説します。
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①アメリカと中国の関税戦争懸念の緩和。
景気が悪くなると金がに資金が移動するという話はよく聞きますね。
アメリカと中国は今年に入り、関係を悪化してきました。アメリカが中国に対して高い関税をかけ、中国が対抗して関税や、レアメタルの輸出規制を行ってきました。
直近では首脳会談が開かれる日程が決められていましたが、関係悪化により行われないかも。
それによって金価格も影響を受けていましたが、無事首脳会談が開催され関税戦争が緩和されたので、金以外に資金が移動したのです。
②急上昇の反動
アメリカと中国の関係改善だけではここまでの下げは起きません。
最近の金価格があまりに急上昇していたことも要因です。
この一年で金価格は2倍近くになってるんです。
急落前には一週間で2000円近く上げていました。
アメリカの政府機関の閉鎖や米中貿易の関係が悪くなったと色々あり、そこで投資家の金投資が加速。
これ以外にも投機的な買い需要が積み上がりすぎていたため少し下げたらロスカットや利確が連鎖をしました。
金は「安全資産」といわれていますが、下がらないわけでは無いですし、
過熱しすぎると、少しネガティブなニュースが出るだけで大きく下げてしまいます。
以前ロレックスにも同じようなことが起きました。
誰でも上がりすぎなんじゃないかと感じるような相場は要注意ですね
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これから金価格はどうなる?
専門家の多くは「長期的には金は堅調に推移する」と予想しています。

金価格がなぜ堅調に推移するのか4つの理由を説明します。
①貨幣価値の下落
リーマンショック以降から金価格は右肩上がりで推移しています。
コロナ以降は凄まじい伸び方をしています。
経済危機が起こると通貨の供給量が増えます
お金の量が増えると価値は薄まり続けるということです。
お金は中央銀行がどれだけでも発行できることに対して、ゴールドの埋蔵量には限りがあります。
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②世界各国の中央銀行の購入
世界の中央銀行のゴールド購入は2010年頃から買い越ししています。
2022年以降は世界の中央銀行のゴールド購入が1000tを毎年超える買いが入っています。
世界の中央銀行はこれまでドルを外貨準備金として保有しています。
ドルの信頼度は非常に高く、さらに最大の貿易相手国であるケースも多いからです。
しかし最近は本当にドルだけで安心なのだろうかと各国が考え、徐々にドルからゴールドに変えつつある動きが見て取れるわけです。
③地政学リスクからの教訓
2022年のロシアウクライナ紛争開始によりロシアは資産が凍結されるという事態発生しました
凍結された部分は国としてお金を動かせなくなります。
この動きを見たドルを凍結されるリスクがあるわけだからドル以外の資産で監禁性が高いものを保有すべきじゃないかと考えるわけです。
そこで全世界で使うことができ、換金が簡単に行える金に注目がいきました。
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④インフレ懸念
2025年4月に発表した総互関税。
現在では完税戦争までは発展せずにやや落ち着いてはいますけれども関税はトランプ政権以前より上がっている国が多いです。
関税が上がるとアメリカの輸入企業がコスト増を負担するか販売価格に転嫁するかですが、企業努力で吸収していると言われていますけども、今後商品に転嫁しているとインフレの懸念が上がります。
以上のことから「長期では堅調、短期では波がある」というのが現在のシナリオです。
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金との向き合い方
金は株や為替のように「短期で儲けるための投資」ではなく、
資産を守る“保険”のような存在と考えるのがポイントです。
少額からの積立:毎月コツコツ買うスタイル
ジュエリーや金貨:実物資産として楽しみながら保有
焦って「今すぐ全部金に!」ではなく、
資産に余裕が出た分を金にしておく、という考え方が安心です。
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まとめ
金の価格の大幅な上昇によって、一日単位で動く買取価格も大きくなってきています大幅な上昇もあり、急落もあり注目を集める金ですが、長い目で見れば「インフレや通貨不安に強い資産」ということで、金への信頼性が昔と比べてはるかに上がっています。
金への考え方としては、安全資産として考え短期で利益を出すことも目的とせずに“資産の守り”として上手に取り入れるようにするのが良いと考えます。