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【ロレックスヨットマスター】ラグジュアリースポーツモデルの魅力を解説

「ヨットマスター」は、ロレックスのなかで圧倒的人気のサブマリーナーと同じ、マリンスポーツ向けのモデルです。

しかし、ヨットマスターにはサブマリーナーとは違う魅力がたくさんあります。

今回はロレックスのスポーツウォッチのひとつ、ヨットマスターの歴史や魅力を解説します。

ロレックス ヨットマスターの歴史

まずは、ヨットマスターの歴史と特徴から解説します。

1992年 ヨットマスター誕生

ヨットマスターが誕生したのは1992年です。自家用クルーザーやヨットなど、リゾート地でマリンスポーツを楽しむ富裕層向けの高級ラインとして開発されました。
富裕層がターゲットであることを踏まえ、発売当初のモデル展開はラグジュアリーな18金のイエローゴールド(18KYG)のみでした。

▼ヨットマスター Ref.16628

また、ペアでの着用を想定し、ロレックスのスポーツモデルで初めてメンズ・ボーイズ・レディースの3サイズが揃えられていたのも特徴です。

ヨットマスターとサブマリーナーの違い

ヨットマスターはサブマリーナーと同じマリンスポーツ向けのモデルで、デザインも似たものが多くありますが、素材や機能に違いがあります。

 

◆素材の違い


ヨットマスターは、ベゼルが金かプラチナ素材でできています。

対して、サブマリーナ-は旧型ステンレススチール(316Lスチール)×アルミニウムもしくは新型ステンレススチール(904Lスチール)×セラミックを採用しています。

新型ステンレススチールに変更されたのはRef.168000からといわれており、旧型よりも耐腐食性が高いのが特徴です。

 

◆機能の違い


海中での使用を前提としたダイバーズウォッチであるサブマリーナーは、発売当初は100m防水であったものの、1980年代には300m防水を達成しました。一方、ヨットマスターは海上での使用を前提としているため、100m防水に留められています。

また、サブマリーナーは1980年発売のRef.16800から、ベゼルに逆回転防止機能が追加されました。これはサブマリーナーの回転ベゼルが潜水時間を計測して酸素ボンベの残量を確認する目的があるためです。

もし潜水中にベゼルが逆回転してしまったら、潜水時間を正しく計測できなくなって重大な事故につながるおそれがあります。対して、海上で使用するための腕時計であるヨットマスターは、誤ってベゼルが逆回転してしまっても大きな問題にはなりません。

そのため、ヨットマスターに逆回転防止機能はついておらず、左右どちらにもベゼルが回転します。

1997年 コンビモデルが登場

18KYGのモデル一択だったヨットマスターですが、1997年になってボーイズ・レディースの2サイズに18KYG×スーパーステンレススチール(904L)のコンビモデル、イエローロレゾールが登場しました。

▼ヨットマスター ボーイズ Ref.168263(イエローロレゾール)

さらに1999年には、904L×プラチナ(950)が組み合わされたオールシルバーのモデル、ヨットマスター ロレジウムが発売されています。

ロレジウムはラグジュアリーさとカジュアルさを兼ね備えたモデルとして、当時はデイトナにも引けを取らないほどの人気を誇っていました。

ロレジウムはそこから10年以上マイナーチェンジなどが行われませんでしたが、2012年にモデルチェンジを果たしています。このときブルーダイヤルが追加されたほか、ブレスレットの変更やベゼルの改良などが行われました。

また2007年には機能性を高めたヨットマスターⅡが登場しました。ヨットマスターⅡについてはこちらの記事をご覧ください。

「№3_ヨットマスターⅡ」

2015年 ヨットマスター初のエバーローズゴールドモデルを展開

2014年、スポーツモデルではめずらしかったレディースサイズが生産終了となり、ヨットマスターはメンズ・ボーイズの2サイズになりました。

翌2015年にはヨットマスター初の、904L×エバーローズゴールドのロレゾール が販売されています。エバーローズゴールドロレゾールは、ロレックスで初めてラバーベルト風の「オイスターフレックス」が採用されたことでも話題になりました。

▼ヨットマスター Ref.126621(エバーローズゴールド)

その後の2016年、現在「スレート」という名称で呼ばれているダークロジウムダイヤルが登場した際に、プラチナダイヤルが生産終了となっています。

2019年 新シリーズ誕生

2019年、ヨットマスターに次世代基幹ムーブメントCal.3235を備えたモデルが登場 しました。Cal.3235はロレックスが自社で独自開発・製造した、14の特許を取得しているムーブメントです。

Cal.3235を搭載したことで、これまで約48時間だったパワーリザーブが約70時間まで延長されています。また、同年にシリーズ初の42mmケースである、ホワイトゴールドモデル発売されました。

さらに2023年には、ヨットマスター初のRLXチタンを使用したヨットマスター42も登場しています。

ロレックス ヨットマスターの特徴

マリンスポーツを楽しむ富裕層向けのモデルとして誕生したロレックス ヨットマスターには、ほかのモデルとは異なる特徴があります。ここからは、ロレックス ヨットマスターならではの特徴についてみていきましょう。

ロレジウム

ヨットマスターは、クルージングなどのマリンスポーツを楽しむ富裕層をターゲットに、サブマリーナーの上位モデルとして開発されました。

これまでにないラグジュアリーで華やかなデザインによって注目を集めましたが、急速に人気が高まった理由は1999年にヨットマスター ロレジウム が発売されたためです。

ロレジウムとは、ステンレススチール×プラチナというヨットマスターだけに採用された異素材の組み合わせを指すロレックスの造語です。

その高級感のなかにカジュアルさも感じさせるロレジウム独自の素材感は大きな話題を呼び、当時はデイトナにも負けないほどの人気を集めました。

オイスターフレックスブレスレット

ヨットマスターは、数あるロレックスのモデルで初めて「オイスターフレックスブレスレット」が採用されたモデルでもあります。

最初にオイスターフレックスブレスレットが採用されたのは、2015年発表のRef.116655とRef.268655の2種類です。現在ではホワイトゴールドモデルなどのモデルにも使われています。

▼ヨットマスター Ref.116655

オイスターフレックスブレスレットとは、ロレックスが独自開発した「ラバーベルト風」のブレスレットです。普通のラバーベルトに見えますが、実際はエラストマーというゴム状の素材をコーティングしたメタルブレードで作られています。

メタルブレスレット並みの耐久性がありながら柔軟性が非常に高く、通常のラバーベルトと遜色ない装着感で実用性も兼ね備えています。また、ラバー風の見た目により、ほかのスポーツモデルにはないラグジュアリーさが感じられるのも魅力です。

ロレゾール

ロレゾールとは、ステンレススチール×ゴールドの異素材の組み合わせを指すロレックスの造語です。ステンレスのベースに添えられたゴールドが華やかさと高級感を演出する、富裕層向けのヨットマスターにぴったりの素材といえます。

初めは1997年にヨットマスターに追加された18KYG×904Lのコンビモデルを指す言葉でしたが、2015年にエバーローズゴールドを使ったロレゾールも登場しました。

▼ステンレススチール×エバーローズゴールド

エバーローズゴールドとは、ロレックス独自の落ち着いた印象のあるピンクゴールドで、男女問わず人気があります。

ヨットマスターのレディースサイズは、残念ながらエバーローズゴールドが登場する前年の2014年に生産終了となりました。そのため、エバーローズゴールドロレゾールにはレディースサイズはありません。

しかし、エバーローズゴールドのボーイズサイズは女性が違和感なく着用できる大きさなので、気になる方はボーイズサイズを試してみると良いでしょう。

ロレックス ヨットマスターの価格推移

ヨットマスターは人気と需要が安定していることから、大きな値崩れは起こりにくいモデルです。

「ヨットマスターは人気がない」といわれることもありますが、価格が高騰しているレアモデルも存在し、資産としての評価は高まっています。2024年3月時点で値上がり傾向にあるモデルは、Ref.16622シルバーやRef.116622ダークロジウムなどです。

近年、ロレックスは短いスパンで価格改定を実施しており、1年のうちに複数回定価が変わることもあります。

2024年1月の価格改定では概ね10%前後値上がりし、ヨットマスターの定価も上がったため、買取相場も連動して上がることが予想されています。

ただし、世界情勢の影響によっても相場は変動するため、リセールのタイミングはしっかり見極めましょう。

ロレックス ヨットマスターの人気&注目モデル6選

スポーツウォッチでありながら、ラグジュアリーで華やかなヨットマスターに魅力を感じている方も多いでしょう。

購入を検討している方や、どのモデルにすべきか悩んでいる方へ向けて、ロレックス ヨットマスターの人気&注目モデルを6つ紹介します。

【初代】ヨットマスター 16628 ホワイト

Ref.16628は、1992年に発売された初代ヨットマスターです。ケースからベゼルまですべてが18KYGという、これまでのロレックスのスポーツウォッチにはない特徴があります。
ダイヤルのカラーはホワイト・シャンパン・ブルー・グレーの4種類ですが、比較的入手しやすいのはホワイトです。
ゴールド自体が投資対象にもなる価値が下がりにくいものなので、資産として購入するのもおすすめです。

ケースサイズ 40mm
ムーブメント 自動巻きクロノメーター
防水機能 100m
キャリバー Cal.3135
パワーリザーブ 48時間
現在の買取相場(※) 265万円程度

※2024年3月時点

【華やかなイエローゴールド】ヨットマスター 16623

Ref.16623は、2004年発売の40mmケースの18KYG×904Lロレゾールです。2016年以降、ヨットマスターから18KYGが姿を消しました。
しかし、初代に使われていた18KYGに愛着があり、あえて18KYGが使われているRef.16623を選ぶ人も多いため、買取相場は130万円程度と高値で推移しています。
18KYGが用いられたモデルに興味があるものの、オール18KYGで200万円を超える初代には手が出せないという場合は、Ref.16623の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

ケースサイズ 40mm
ムーブメント 自動巻きクロノメーター
防水機能 100m
キャリバー Cal.3135
パワーリザーブ 48時間
現在の買取相場(※) 130万円程度

※2024年3月時点

【相場が高騰中】ヨットマスター40 オイスターフレックス 116655

エバーローズゴールドが使用されたヨットマスターに興味があるなら、Ref.116655がおすすめです。
Ref.116655は、2015年発売のエバーローズゴールドのオイスターフレックスです。マットブラックのダイヤルとベゼルに添えられたローズゴールドのケースが、上品さを演出しています。
中古市場での人気が高く品薄状態が続いており、買取価格も370万円と高騰しています。
2019年に生産終了となっているため入手は困難ですが、資産価値の高いヨットマスターを求めるなら、Ref.116655を探してみると良いでしょう。

ケースサイズ 40mm
ムーブメント 自動巻きクロノメーター
防水機能 100m
キャリバー Cal.3135
パワーリザーブ 48時間
現在の買取相場(※) 370万円程度

※2024年3月時点

【現行モデル】ヨットマスター40 ダークロジウム 126622

904L×プラチナのロレジウムであるRef.126622は、2019年発売の現行モデルです。デザインは前モデルとあまり変わりありませんが、次世代基幹ムーブメントCal.3235を備え、パワーリザーブが約70時間に延長されています。
ダイヤルはダークロジウムとブルーの2種類から選択できますが、ダークロジウムのほうが圧倒的に人気です。
ヨットマスターの全モデルの中でも人気が高く価値が安定しているため、ヨットマスター40を購入するならダークロジウムを選ぶことをおすすめします。

ケースサイズ 40mm
ムーブメント 自動巻きクロノメーター
防水機能 100m
キャリバー Cal.3235
パワーリザーブ 70時間
現在の買取相場(※) 160万円程度
定価(※) 173万2,500円

※2024年3月時点

【現行モデル】ヨットマスター40 ブルー 126622

ヨットマスター40のブルーは、海をイメージさせる深い青のダイヤルが魅力です。ダークロジウムとカラー以外は同じなので、Cal.3235搭載の70時間パワーリザーブなど機能面は充実しています。

買取相場は140万円程度と人気が高いダークロジウムには及びませんが、それなりの価格を保っているため、今のうちに入手しておくのも良いでしょう。

ケースサイズ 40mm
ムーブメント 自動巻きクロノメーター
防水機能 100m
キャリバー Cal.3235
パワーリザーブ 70時間
現在の買取相場(※) 140万円程度
定価(※) 173万2,500円

※2024年3月時点

【現行モデル】ヨットマスター42 226659

 

Ref.226659は、世界最大の時計・宝飾品展示会「バーゼルワールド2019」で登場した新作のヨットマスターです。それまでのヨットマスターのケースサイズは37mm、40mmのラインナップでしたが、Ref.226659では42mmにサイズアップしました。
また、ケース素材に初のホワイトゴールドが採用されたことで注目を集めました。ヨットマスターシリーズに多く使われてきた貴金属製ベゼルや、スポーツロレックスに多く採用されるセラクラロムベゼルではなく、マットな素材となっています。

ムーブメントにはRef.126622と同じくCal.3235が搭載されており、パワーリザーブは約70時間と長時間の着用にも対応可能です。

買取相場は400万円程度で、中古では410~490万円の値がついています。 Ref.226659はスポーツウォッチでありながら高級感のあるロレックスとして高い人気を誇ります。ぐっとくるものを見つけたら、ぜひ早めにご検討すると良いでしょう。

ケースサイズ 42mm
ムーブメント 自動巻きクロノメーター
防水機能 100m
キャリバー Cal.3235
パワーリザーブ 70時間
現在の買取相場(※) 400万円程度
定価(※) 457万7,100円

※2024年3月時点

ロレックス ヨットマスターを愛用している有名人

ロレックスというと、デイトナやサブマリーナーなどに人気が偏りがちなイメージがありますが、ラグジュアリーで華やかなヨットマスターを愛するファンも大勢います。
例えば、侍ジャパンの監督の稲葉篤紀さんは、ヨットマスターのRef.116655を着用している姿が目撃されています。Ref.116655は、904L×エバーローズゴールドのロレゾールです。ピンクゴールドであるものの落ち着いた色味で男性がつけても違和感がなく、大人な印象を与えられます。

SixTONESのジェシーさんもエバーローズゴールドが使用されたヨットマスターを着用していますが、モデルはRef.126621です。Ref.126621はベゼルとブレスレットにエバーローズゴールドが使われており、より華やかな美しさが感じられます。

サッカー選手のネイマールさんは、Ref.126655の愛用者です。着用しているのはブラックダイヤルではなく、ダイヤル全体にダイヤが敷き詰められた高級ラインにふさわしい逸品です。定価684万4,200円(2024年9月時点)の非常に豪華なモデルですが、オイスターフレックスブレスレットが採用されるなどスポーツウォッチらしい快適さも兼ね備えています。

まとめ

サブマリーナーの上位モデルとして生まれた富裕層向けのヨットマスターは、ほかのモデルにはないラグジュアリーで華やかな雰囲気が魅力です。
人気と需要が安定していて激しい値崩れはないと予想されるため、資産のひとつとして入手してみてはいかがでしょうか。

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