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ロレックス「チェリーニ」の魅力を徹底解説!定価も紹介

「チェリーニ」はロレックスのなかでも長い歴史をもつモデルです。しかし、ロレックスといえばデイトナやサブマリーナー、GMTマスターIIなどのスポーツモデルが主流なので、「チェリーニ」に馴染みがない方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、そんな一般的なロレックスとはひと味違うチェリーニの歴史や魅力について紹介します。

ロレックスの歴史的なドレスウォッチ「チェリーニ」とは?

ロレックスは洞窟や深海など、過酷な環境下での使用に耐え抜く性能を備えたモデルが主流のブランドです。チェリーニはそんなロレックスシリーズのなかで、ドレスウォッチとして独自の路線を貫いています。

 

例えばロレックスの多くのモデルが高い防水性能を誇りますが、ドレスウォッチであるチェリーニの防水性能は生活防水レベルです。

 

こういわれると「ほかのシリーズのモデルより劣っているのか」と思う方もいるかもしれませんが、チェリーニはスポーツモデルにはない特徴があります。

特徴1|エレガントなデザイン

チェリーニは「クラシシズムと普遍のエレガンス」というコンセプトを体現した、エレガントでクラシカルなデザインが特徴です。

 

ロレックスのモデルの多くには、瓶の蓋のように閉じるスクリューバック方式の「オイスターケース」が採用されています。また、衝撃や水圧に耐えられるよう密度が高く厚みのあるステンレスを使用しているため、どうしてもボリュームのある見た目になりがちです。

 

しかし、ドレスウォッチという独自路線を追求したチェリーニは、ロレックスの強みともいえる防水性・耐水性を手放してスナップバック方式のケースを採用しました。

 

スナップバック方式とは、裏蓋をケースにはめ込んで閉じる構造のことです。スクリューバック方式と比較すると防水性が下がりますが、ケースの厚みを抑えられます。

 

さらにロレックスのモデルでは見かけることが少ない、スムースベゼル×フルーテッドのベゼルや革ベルトを採用し、薄型でドレッシーな「ロレックスらしくない」外観に仕上げられています。

特徴2|クォーツや手巻き機構を採用

チェリーニは、「パーペチュアル(自動巻き機構)」ではなく手巻きやクォーツ式が採用されているのも特徴です。

 

パーペチュアルとは、ロレックスが1931年に開発した手巻きなしで腕時計を動かすための仕組みです。ねじ込み式リューズの閉め忘れによる浸水を防止する目的で開発され、ロレックスの多くのモデルに実装されています。

 

しかし、パーペチュアルを実装するとケースが厚くなることから、2014年発表の「チェリーニタイム」まで、チェリーニにパーペチュアルが採用されることはありませんでした。

特徴3|素材にゴールドやプラチナなどを使用

ロレックスは多くのモデルにステンレススチールを使用していますが、ドレスウォッチであるチェリーニは主にゴールドやプラチナなどの素材を使用しています。

 

また、チェリーニの特徴である革ベルトのバックルにもケースと同じ素材を使用し、よりエレガントでラグジュアリーな雰囲気を演出しています。

ロレックス「チェリーニ」の歴史

ここからは、チェリーニの歴史を紹介します。

チェリーニの由来

チェリーニが誕生したのは1928~1929年ごろです。イタリア・ルネッサンス期の彫金・彫刻家ベンヴェヌート・チェッリーニ氏のエレガントな作品をイメージし、「チェリーニ」と名付けられたといわれています。

チェリーニの初期モデル

チェリーニの初代モデル「チェリーニ プリンス」は、レクタンギュラーケース(長方形のケース)が採用されているのが大きな特徴です。これはラウンドのオイスターケースが主流なロレックスのなかで、異色のデザインといえます。

 

オイスターケースが開発されたのは1926年で、チェリーニ プリンスの登場とほぼ同時期です。このころは懐中時計から腕時計へと移り変わっていた時代で、防水性のないスモールセコンド(秒針が中央部以外にある仕様)のドレスウォッチが一般的でした。

 

ロレックスとしてみると異彩を放つチェリーニ プリンスですが、当時の腕時計の基準で考えると特に違和感のないものといえるでしょう。

チェリーニの進化

チェリーニ プリンスの登場以降、同シリーズではさまざまなモデルが発表されました。

 

・チェリーニ チェリニウム

・チェリーニ ダナオス

・チェリーニ チェステロ

・チェリーニ チェリーニ&チェリッシマ

・チェリーニ クラシック

・チェリーニ オーキッド など

 

しかし、当時は現在ほどロレックスのシリーズが確立されていませんでした。加えてクォーツショックによる機械式時計の衰退が原因で各モデルの製造数が少ないため、希少性が高まっています。

 

ちなみに初期モデルのチェリーニ プリンスは、2006年に復刻版が発売され大きな話題を呼びました。ロレックスのほかのモデルでは見かけないレクタンギュラーケースや手巻き式ムーブメント、スモールセコンドなども再現されています。

 

その後2014年にチェリーニのフルモデルチェンジが行われ、チェリーニ タイム、チェリーニ デイト、チェリーニ デュアルタイムが、

 

これらのモデルには自動巻きのクロノメーター認定ムーブメントが実装されましたが、エレガントなチェリーニのデザインは継承されています。

 

そして2023年、長らくロレックスのドレスウォッチとして歴史を刻んできたチェリーニは生産が終了し、現在はチェリーニに代わるドレスラインとして「パーペチュアル1908」が展開されています。

ロレックス「チェリーニ」の魅力

ここからは、チェリーニの魅力をさらに深掘りしていきます。

フォーマルシーンでも大活躍

ロレックスの人気モデルの多くはスポーツタイプで、機能性を重視した存在感のあるデザインのため、フォーマルシーンに合わないことがあります。

 

しかし、チェリーニは高級感のある貴金属素材や温かみが感じられる革ベルトなどを採用し、「ドレスウォッチ」を追求した逸品です。

 

文字盤もエンブレムとロゴ、モデル名のみのシンプルさで洗練された上品なデザインであるため、フォーマルシーンにも違和感なく馴染みます。

人と被らない

チェリーニには、ロレックスの代表的な機能であるオイスターケースやパーペチュアル、デイトジャストが実装されていません。(※2014年以前)

 

また、薄型で手巻き仕様、革ベルトが採用されているなど、良い意味でロレックスらしさのない渋さと玄人感があるため、人と被らないロレックスを求める方におすすめです。

 

なお、2014年のモデルチェンジの際に、チェリーニにも防水機能と自動巻き機構が追加されました。チェリーニのデザインは気に入っているものの、機能面が気になっていた方にも満足できる仕様になりました。

相場が上がりすぎない

現在ロレックスのスポーツモデルは頻繁に相場が高騰しており、入手困難なモデルも少なくありません。しかし、チェリーニは相場が高騰しにくいため、比較的入手しやすい傾向にあります。

 

廃盤直前の新しいモデルは200万~300万円ほどで取引されますが、古いモデルだと50~100万円以下で手に入るものもあります。

ロレックス「チェリーニ」のバリエーションと定価

最後に2014年のモデルチェンジ後に発売されたチェリーニ タイム、チェリーニ デイト、チェリーニ デュアルタイムと、初期モデルの復刻版チェリーニ プリンスの特徴と参考定価を紹介します。

チェリーニ タイム

チェリーニ タイムはチェリーニの基本となるモデルです。シンプルなダイヤルやホワイトゴールドのケース、光沢感のある革ベルトなど、モデルチェンジ前のチェリーニのデザインを受け継いだエレガントな雰囲気が魅力です。

・参考定価:169万700円

チェリーニ デイト

チェリーニ デイトはチェリーニ タイムと似た雰囲気のデザインのモデルです。ホワイトゴールドまたはエバーローズゴールドの上品なケースに、ドレスウォッチらしい革ベルトが取り付けられています。

 

チェリーニ デイトの大きな特徴は、デイト機能付きである点です。日付は小窓の数字ではなく、3時の位置にある針で表示されます。

・参考定価:198万2,200円

チェリーニ デュアルタイム

チェリーニ デュアルタイムは、6時の位置にある小さなダイヤルでセカンドタイムが把握できるモデルです。

 

チェリーニ タイムベースのデザインで、2つのダイヤルを備えながらも上品でスタイリッシュな雰囲気を保っています。

・参考定価:205万3,700円

チェリーニ ムーンフェイズ

チェリーニ ムーンフェイズは、その名の通りロレックスで唯一月の満ち欠けを表示する「ムーンフェイズ」が搭載されたモデルです。

 

三日月型のブルーの指針が文字盤外側の日付を指し示すポインターも特徴的で、その美しさから多くのファンを獲得しました。

・参考定価:318万100円

チェリーニ プリンス

初代モデルの復刻版であるチェリーニ プリンスは、レクタンギュラーケースが特徴的なモデルです。ケース内には時間・分を刻むダイヤルとは別に秒を刻むダイヤルが個別に設置されており、バックケースはシースルーになっています。

 

ちなみにケースは18イエローゴールド・ホワイトゴールド・エバーローズゴールドの3種類があり、革ベルトが取り付けられています。

・参考定価:178万5,000円

まとめ

チェリーニはロレックスの王道を外した異色のモデルです。オイスターケースやパーペチュアルは実装せず薄型で非防水、貴金属素材のケースや革ベルトなどを採用し、ドレスウォッチであることを追求しています。

 

2014年のフルモデルチェンジ以降は防水機能や自動巻き機構が追加されましたが、当初の「ロレックスらしくない」雰囲気はそのまま維持されています。

 

人とは違うロレックスを求める方、フォーマルシーンにも合うデザインが好みの方は、チェリーニを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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