【ロレックス デイデイト 18238】特徴と価格相場を解説
ロレックス デイデイト 18238は高級感がありながらスマートな佇まいのため、旧型にもかかわらず魅力を感じている方も多いです。今回は、デイデイト 18238の特徴やバリエーション、価格相場などを解説します。
ロレックス デイデイト 18238の特徴
デイデイトは、1956年に発売されたクラシックタイプのドレスウォッチです。デイデイトとは、曜日・日付表示機能が付いたカレンダーを意味します。プラチナやゴールドなどの高級素材のみを使用した最上級ラインで、成功者の時計としてのイメージを確立しました。
18238は、1988年から2000年まで製造・販売されていたモデルで、素材はイエローゴールドを使用しています。ケースは36mmの伝統的ロレックスサイズで、比較的コンパクトです。
ロレックス デイデイト 18238が人気の理由
デイデイト 18238は旧型になりますが根強い人気があるモデルです。ここでは、その人気の理由をご紹介します。
特別感のあるプレジデントブレス
18238には、デイデイトの特徴であるプレジデントブレスが採用されています。
プレジデントブレスは、第34代アメリカ大統領のアイゼンハワーのためにデザインされたもので、半円形のコマが横に配列されていることが特徴です。
ほかのモデルで一般的に使用されている、平たく四角形のコマのオイスターブレスに比べて、ブレスの存在感が大きく、ほかにはない特別感と存在感を兼ね備えています。
ラグジュアリーかつスマートなデザイン
18238の素材には、18Kイエローゴールドが使用され、デイデイトらしい高級感を保った仕上がりです。前世代の18038と比較するとケースの厚みが抑えられており、スマートな見た目となっています。
現行の128238は、18238よりも丸みのあるケースに変更され、インデックスや針が大きくなっています。ラグやブレスサイド部分の鏡面仕上げなど細かな仕様変更があり、高級感は増していますが、好みが分かれる点でもあります。
強化された実用性
前世代の18038より、ムーブメントがCal.3055からCal.3155に改良されました。日付だけでなく曜日のクイックチェンジが可能となり、利便性が向上しています。
また、テンプを支えるブリッジが2本となり、耐衝撃性やメンテナンス性が向上するなど、実用性が強化されていることも特徴です。
なお、現行の118238も、ムーブメントは同じCal.3155を使用しています。
ロレックス デイデイト 18238の種類
18238には、宝飾によって複数のバリエーションが存在しています。以下にモデル名と特徴をまとめました。
18238 | 宝石の装飾が施されていないモデル |
18238A | インデックスの6と9の箇所がバゲットダイヤ、そのほかの箇所がダイヤモンドになっているモデル |
18238G | インデックスの1、2、4、5、6、7、8、9、10、11の箇所がダイヤモンドになっているモデル |
18238NG | ダイヤモンドインデックスにシェル文字盤が合わせられたモデル |
18238NGR | シェル文字盤に10Pルビーインデックスが合わせられたモデル |
18238NGE | シェル文字盤に10Pエメラルドインデックスが合わせられたモデル |
18238LR | 10Pルビーインデックスと、インデックスを取り囲むようにダイヤモンドが配配されたモデル |
18238LB | 10Pダイヤモンドインデックスにストリングダイヤが合わせられたモデル |
18238LS | 10Pサファイアインデックスにストリングダイヤが合わせられたモデル |
18238MR | ローマ数字、またはアラビア数字インデックスの隙間を埋めるよう、ダイヤモンドが配置されたモデル |
宝飾の有無や仕様により印象が変わります。なかでも人気なのは、シンプルでシーンを選ばず使える18238、18238Aです。
《ロレックス デイデイト 18238》
《ロレックス デイデイト 18238A》
ロレックス デイデイト 18238の価格相場
ロレックス デイデイト 18238は現在販売終了しています。販売当時の定価は200万円ほどでした。2024年11月現在の中古での実勢相場は200~350万円ほどで、現行モデルよりも入手しやすい価格となっています。
なお、文字盤にオニキスが採用されたモデルはコレクターズウォッチとしても人気で、特に高値で取引されています。
まとめ
ロレックス デイデイト 18238は、後継となる現行モデル118238発表後もスタイリッシュなフォルムから人気が続いています。ムーブメントは現行と同じものであるため、機能に遜色はありません。実用性に優れながらも、高級感を漂わせる18238は、成功者の象徴として存在を知らしめているといえるでしょう。