【2024年3月13日追記】
こんにちは!
かんてい局の遠藤です。
ここ数年ロレックス人気が非常に高まっており、元々腕時計好きの方も、そうでない方も「ロレックス」に興味を持った経験があるのではないでしょうか。
ロレックスは「高級腕時計」の部類に入る為、購入に踏み切るには相当な勇気が必要です。
しかも、ここ数年でロレックスの購入難易度が高くなっています。
ロレックス正規店で新品を定価購入しようとしても、供給が追いついておらず、「正規店で買えない」という入手困難な状態が続いています。
最近ではロレックスの購入を求めて、ロレックスの正規販売店や百貨店に長蛇の列が並んでいる光景をよく目にするようになりました。
それでも諦めずに正規店に通い続け、やっとの思いでロレックスを購入出来た!
そんな声もよく耳にします。
やっとの思いで購入出来た高額なロレックス。
出来れば「長く使いたい」「一生使いたい」そう考えている方も多いと思います。
どうすればロレックスの寿命は延びるのか、どれぐらいの寿命なのか、どれぐらい長く使えるのか、一生使えるのか。
今回はその「ロレックスの寿命」についてお話をしていきたいと思います。
この記事では、
・ロレックスの寿命を知りたい方
・出来る限り寿命を延ばしたい方
・ロレックスの寿命を延ばすコツを知りたい方
に有益な情報をお伝えできればと思います。
質屋歴10年選手のスタッフが、現場で実際に数多くのロレックスに触れて感じたこと、提携している時計修理専門技術者に聞いた情報を交えてお伝えしていきますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
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一般的な腕時計の寿命について
ロレックス以外にも腕時計メーカーは数多く存在します。
「腕時計」といっても新品1万円以下で買える安価なものや、何百万と金額がする腕時計も存在します。
しかし、どんなに高い腕時計でも必ず「寿命」があり、高級時計ほど意外と「繊細」だったりします。
一般的に言われる『時計の寿命』は、
・機械式時計(自動巻・手巻)で40~50年
・クォーツ式(電池式)で10年
・ソーラー式(電波ソーラー含む)で10年
と言われています。
個体差はありますが、腕時計の寿命は「購入してから一度もメンテナンス(手入れ)をしない」わけではなく、最低限「電池交換やオーバーホール」などの定期的なメンテナンスが必要になってくるのです。
モデルによっては個体差もありますが、電池式(クォーツ)やソーラー式のモデルは電池もしくは蓄電池のパワーを動力として動かしています。
心臓部である電子回路が経年劣化などにより壊れてしまった場合、ムーブメントを丸ごと載せ替えしなければならず、修理することが出来ず、寿命が機械式時計よりは短い傾向にあります。
それに比べ、ロレックスのほとんどのモデルで採用されている「機械式」の時計はゼンマイで巻き上げられた力を動力とする仕組みとなっていて、
「定期的なメンテナンス」を行うことが出来る為、クォーツ時計やソーラー時計よりは「寿命が長い」傾向にあります。
しかし、10年・20年・30年と年数が経てば経年劣化が発生します。
経年劣化が進むとメンテナンスの際に交換が必要なパーツが増え、やがて基幹となるパーツの摩耗が大きくなり、寿命を迎えることとなります。
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ロレックスの寿命について
ロレックスは機械式のモデルが多いので、機械式のロレックスを前提にお話をさせて頂きますが、
ロレックスの寿命は「使い方次第」で大きく変わります。
使い方次第では10年未満で寿命を迎えてしまう場合もあるのです。
高いお金を出して買ったロレックスが10年で寿命を迎えてしまったら、ショックですよね。
しかし、ロレックスのような機械式時計は「メンテナンス」をすることで10年・20年・30年、扱い方によっては50年以上寿命を延ばすことも可能なのです。
現在も中古市場では1960年代のヴィンテージロレックスと呼ばれるモデルも、状態の良し悪しはありますが、メンテナンスを施すことで、まだまだ現役で販売されています。
年々、腕時計に使われる素材やムーブメントの種類も進化しており、ロレックスの寿命はまだまだ延びる可能性を秘めているのです。
一生モノとして長く使いたい人は「使い方」「扱い方」を意識してみるだけで、寿命が大きく変わるはずです。
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ロレックスの寿命を延ばす方法
ロレックスの寿命を延ばす為には「使い方」「扱い方」のポイントを押さえておくと良いです。
そのポイントを時計修理業者の意見も交えて、3つご紹介したいと思います。
①定期的なメンテナンス
ロレックスの寿命を延ばす為には定期的なメンテナンスが必要です。
この「メンテナンス」とは定期的なオーバーホールがメインであることを意味します。
使用する状況によっても多少異なりますが、メーカーであるロレックスは3年~4年に1回オーバーホールすることを推奨しています。
定期的にオーバーホールをしなければならない事を分かっている人は多いですが、実際にきちんとオーバーホールを行っている人は意外と少ないものです。
定期的なオーバーホールをする事で確実に寿命は延びるのです。
その理由は、定期的なオーバーホールによって時計のムーブメント内部の油切れや内部の部品の擦れ(摩耗)を防ぐことが出来、パーツの傷みを軽減させるのです。
たまに、「購入してから1度も使っていないから問題ないよ!」
と言う方もいらっしゃいますが、使っていない状態でも、機械の内部は油の乾きや劣化が発生していくので、定期的なオーバーホールは必ず必要になるのです。
特に劣化してしまうポイントとしては防水性能を上げるために使われているパッキンになります。
パッキンは水漏れや、侵入を防ぐためのラバーリングです。
水道管にも使われているパッキンは経年変化で硬く割れやすくなってしまうので、決められた年数での交換はおすすめです!
【2024年3月13日追記】
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②水分の除去
時計にとって大敵なのは「水分」「湿気」です。
ロレックスも日々進化し、劣化しにくいステンレススチールなどを積極的に採用していますが、時計が濡れたままでは「サビ」の原因になります。
時計着用後は必ず水分をふき取るように心がけましょう。
また、水分だけの問題ではなく、皮脂汚れが付着したまま自然乾燥するのもNGです。
皮脂汚れがついたままだと乾燥するスピードが遅くなり、サビや腐食の原因となります。
サビや腐食によって時計の外側にダメージを受けると隙間が発生し、最悪の場合、内部の機械に致命的なダメージを与えてしまう可能性が出てくるのです。
雨の日に時計を着用して濡れた、汗をかいて時計が濡れた、リューズに水がかかったなど、時計に水分が付着した場合は、使用後にファイバークロスやセーム革で必ずふき取ることが寿命を長くするポイントの1つです。
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③信頼できる修理業者を探しておく
定期的なメンテンスを行う上で重要なポイントがあります。
それは信頼できる時計修理業者を見つけておくことです。
「メーカー(ロレックス)に修理依頼すれば良いんじゃないの?」
そう思われる方もいらっしゃると思うかもしれません。
メーカーでのオーバーホールを行えば、安心したメンテナンスをしてもらえますが、メーカーでのオーバーホールは「高いコスト」と「部品供給終了」のリスクがあります。
基本的には「非メーカー(民間)の時計専門修理業者」でも、「ロレックスでのオーバーホール」でも作業内容は一緒ですが、修理金額が高く、「コスト」がかかるのはメーカーです。
メーカーで行う「安心感」「信頼性」「メーカー保証」を優先するならメーカーがおすすめで、
少しでもコスパよくメンテンスしたい方には非メーカーの時計修理業者がおすすめです。
そして、「部品供給終了」のリスクについてです。
一般的に時計メーカーは10年ぐらいはパーツを保有していると言われています。
ロレックスの場合、生産終了後およそ25年がひとつの目安となります。
※モデルによって前後します。
メーカーであるロレックスが廃番品の部品供給を終了した場合、日本ロレックスでの修理が不可能になる(拒否される)ケースが出てくるのです。
しかし、非メーカーの時計修理業者であれば純正パーツが残っていれば修理対応が出来ますし、最悪の場合、本来の部品に合わせて内部のパーツを製作し「社外部品」になってしまいますが、修理対応してくれる会社もあるようです。
直せば使える一生モノである「ロレックス」。
1日でも長く使いたい場合は、いざという時に頼りになり、臨機応変に対応できるロレックス以外の時計修理業者を見つけておくと良いでしょう。
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ロレックスの保証期間
ロレックスには、ロレックスの時計を安心して使用出来る期間があります。
それはロレックスが提供している「5年間」のメーカー保証です。
2015年6月以前までは「2年間」でしたが、2015年7月1日より「5年間」に変更されています。
それだけ各パーツの性能も上がっているという証拠かもしれませんね。
2021年8月現在の保証期間は「5年間」なので、この保証期間内は安心して使用出来ることをロレックスが保証してくれています。
保証内容についてはロレックスが下記のように説明しています。
【ロレックスの保証には何が含まれていますか?】
ロレックスは購入日から5年間、正常な機能について保証します。
但し、通常の使用による消耗、紛失・盗難、あるいは誤った使用による故障は含まれません。
また、ロレックスの純正部品・付属品以外を使用した変造や改造が原因となる故障も保証の対象外です。
保証は以下の場合のみ有効です。
(1)時計がロレックス正規品販売店で販売されたものであること。
(2)購入時に発行される保証カードに必要事項が適切にすべて記入されていること。
(3)保証カードが時計とともにロレックス正規品販売店、またはロレックスサービスセンターに提示されること。
第三者により保証カードに手が加えられている場合は、保証が無効となります。
引用:https://www.rolex.com/ja/watch-care-and-service/faq.html
簡単にまとめると、ロレックスの正規販売店で販売されたロレックスで、改造や誤った使用をしていなければ、正常な機能は保証する。
ということになります。
私たちも年間に数多くロレックスを取り扱っていますが、ごくまれに保証期間内に異常を発見する場合があります。
そういった際も保証期間内であれば日本ロレックスが親切丁寧に対応してくれるのです。
「5年間」保証が受けられれば安心ですし、最低限5年以上は寿命はがあるということになります。
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日本ロレックスのオーバーホール料金(見積もり)
日本ロレックスのオーバーホール料金はモデルや材質によっても異なりますが、おおよそ45,000円~100,000円ほどです。
これはオーバーホール(分解洗浄)のみの概算料金になります。
修理する個体の状態によっても変わるのであくまでも目安になるようです。
また、年式が古いヴィンテージものであればあるほど、交換が必要なパーツが増える為、修理金額は高くなっていきます。
修理を依頼する為にはロレックス販売店で受付してもらうか、郵送での修理になります。
郵送の場合は日本ロレックスに電話で依頼する必要があります。
修理見積りが出るまでは早くても1週間程、ヴィンテージ品など、モデルによっては見積もり発行に1ヶ月以上かかる場合もあるようです。
また、寿命を延ばす方法③でも少しお話させて頂きましたが、ロレックスではない非メーカーの修理業者の方が修理料金は安くなる傾向にあります。
メーカー修理にこだわらない方はロレックス以外の民間時計修理業者に依頼してみても良いかもしれませんね。
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オーバーホールに掛かる期間
オーバーホールに掛かる期間は、日本ロレックスでもロレックスではない民間の時計修理業者でもほとんど変わらないイメージです。
修理に掛かる目安の期間は、見積もりを承認して修理進行後、おおよそ4週間がひとつの目安になります。
パーツ入手に時間がかかったり、特殊なモデルでスイス本国での対応になる場合はさらに時間がかかる場合もあります。
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オーバーホールしないとどうなる?
オーバーホールしてなくても、日常でほとんど使っていないし、違和感も無いから問題無いでしょ?って考えている方も結構いらっしゃいます。
しかし、長期間オーバーホールなどのメンテナンスをしないと機械内部の油は間違いなく劣化・乾きが発生します。
定期的なオーバーホール・メンテナンスを行わないと、パーツへの大きなダメージに繋がったり、予期しないタイミングで高額な修理が必要になり、寿命を縮めてしまう可能性があります。
長く使うことを前提としてロレックスを購入しているなら、寿命を延ばす為にも定期的にオーバーホールを行う事をオススメ致します。
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まとめ
今回はロレックスの寿命について、お話をさせて頂きました。
ロレックスの寿命を延ばす為には「使い方次第」であり、手入れ・オーバーホール(メンテナンス)が重要です。
ロレックスの保証期間内やロレックスが部品供給をしている間は、壊れても修理して寿命を延ばすことが出来ますが、よりロレックスの寿命を延ばしたい方はオーバーホールなどの「メンテンス」に気を配ることをオススメ致します。
かんてい局北名古屋店ではロレックスの売却・購入に関するご相談であれば分かる範囲でお答えさせて頂きます。
お近くの方はお気軽にご来店してもらえると嬉しいです。
みなさまのご利用・ご相談お待ちしております。
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