皆さんこんにちは。
かんてい局北名古屋店です。
ロレックスを買いたいけど、買った後の修理代(メンテナンス費用)がいくらぐらいかかるのか、気になる方・知りたい方も多いのではないでしょうか。
今回は私が実際にネットで購入した、ロレックスの腕時計をご紹介したいと思います。
購入した物をただご紹介しても、腕時計1本紹介するだけになってしまうのですが、
購入した時計をメーカー修理(日本ロレックス)に出しましたので、メーカー修理でどの様に変わるのかという点と合わせてお伝えしたいと思います。
この記事は、
・ロレックスのヴィンテージの購入を考えている方
・ヴィンテージの修理代について知りたい方
・実際に購入した人の意見を聞きたい方
に是非参考にして頂きたい記事になります。
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実際に購入した時計
今回購入した腕時計はロレックスの、
型番1603「デイトジャスト36mm」。
旧型のモデルです。
ネットでの購入は実物を手に取って確認できるわけではなく、数枚の写真から判断しなければいけないので、正直怖かったのが本音です。
更に、メンテナンスをいつかけた物なのかも不明で、箱や保証書などの付属品も無い「時計本体のみ」での販売だった為、より心配だったのが正直なところです。
ただ、到着した時計は精度が多少気になるものの、動作もしっかりしていましたし、むしろ写真よりキレイな状態でひとまず安心したのを覚えています。
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購入した理由
今回、購入した理由は非常に単純で、
私はデイトジャストの「Ref:1603が好き」という点です。
たまたま見つけたこの個体は、中古市場での販売相場の中では比較的安価だったという点も、購入に踏み切った理由になります。
このデイトジャストは1972年頃に製造された個体で、
この時代のデイトジャストは文字盤の縁が一段下がったような『段落ち文字盤』となっています。
今のデイトジャストには無い形状が良いんですよね。
文字盤のカラーはシルバーです。
本音を言えば「黒文字盤」が欲しかったのですが、黒文字盤の相場はシルバー文字盤と比べると少し高かったので、今回はシルバー文字盤で妥協しました。
また、この1603のベゼルはステンレス製の「エングレーブドベゼル」となっています。
「デイトジャスト」と聞くと、ベゼルが金材質のフルーテッドベゼルを思い浮かべる人が多いのではないかと思います。
しかし、この「1603」はステンレス製のベゼルなので、高級感を抑えた無骨な雰囲気で、個人的に凄く好きなモデルなんです。
この時計の「雰囲気の良さ」は写真だと少し伝わり辛いのが悲しいですが、この魅力を少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
他にも、
夜光塗料が「トリチウム」であること、
6時位置に「シグママーク」がある点も魅力の一つです。
そしてこの頃のムーブメントは、
「キャリバー1570」です。
古いモデルなので、日付の早送り機能はついておらず、日付を合わせるのは少し大変ですが、私としてはこの『手間がかかる』というのも年代ならではの楽しみだと思っています。
時計と触れ合っている時間が長くなり、それだけ時計に対する愛着も湧きますからね。
ロレックスのムーブメントはこの頃から耐久性にも優れていますので、古いモデルでも全く問題なく、まだまだ現役で使えるところも魅力の1つです。
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改めて今回購入したデイトジャストの状態をご紹介。
購入金額は約38万円でノーメンテナンスの個体です。
時計本体のみでの相場が大体40万円台~60万円台となっていますので、30万円台の個体は、ジャンク品かそれに近い個体である可能性もありました。
ですが、先程述べた通り、写真や予想よりも良い状態の物でとても安心しました。
日差はマイナス15秒からマイナス11秒と遅れが生じていますが、しっかり動作はしています。
ベルトは結構伸びて垂れている状態でした。
文字盤はかなり綺麗で、針は当時のオリジナルで錆びてもいませんでした。
ラグ部分もしっかり確認しました。
ラグやケースが曲がっていたり、歪んでいるとケース交換となり修理費用もかなり掛かりますが、この個体はラグやケースも多少の傷はあっても変形していなかったのでこの価格にしては良個体だと思います。
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実際に装着してみた
実際に装着して見え方を確認してみます。
バックルは、昔ながらの「シングルタイプ」のバックルで、巻き込みブレスなので今のブレスレットと比べると厚みが無いです。
ベルトが垂れている分、少しダルダルではありますが、これはこれでヴィンテージ感があって良いですね。
文字盤も綺麗なので、まだまだ活躍してくれそうです。
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メーカー修理に出した結果
修理に出したデイトジャストが返ってきました!
メーカー修理は2~3カ月かかる事もあると聞いていましたが、45日で戻ってきました。
あれ?と思った方いらっしゃると思います。
メーカー修理の見積りを見ていて、ついつい文字盤も交換してしまいました。
『本当は黒文字盤が欲しかったけど妥協した』とお話したのですが、せっかくメーカーメンテナンスにかけたのであれば、と思い切って黒文字盤に交換してみました。
文字盤返却も行っている為、元々付いていた文字盤もしっかり返ってきています。
元々のシルバー文字盤を返却してもらえば、費用は掛かりますが、将来元の文字盤に戻すことも可能ですね。
後ほど詳細をお伝えいたしますが、この文字盤返却はオプションなので少し費用も掛かります。
文字盤変更してもしっかり段落ち文字盤ですし、この黒はマットな黒なので艶の無いシットリとした雰囲気が堪らないです。
急遽『自分の好きな姿に変える』というテーマに変更したのですが、
今回は純正品の『革ベルト』と『尾錠』も合わせて購入いたしました。
4桁リファレンスのデイトジャストは、ラインナップに革ベルト仕様の物がありますので、メーカーメンテナンスに出すと購入することが出来ます。
5桁リファレンスや現行モデルなど、新しいモデルの場合はメタルブレスが多く、革ベルトに交換出来ない物が多いのですが、この古いデイトジャストは交換可能なので、これも特権みたいな感じで嬉しいポイントです。
やっぱり革ベルトも似合いますね。
裏側にもしっかり『ROLEX』そして『王冠マーク』が刻印されています。
ステンレス製の尾錠先端にも王冠マークがあります。
今回購入したベルトは『カーフのブラック』ですが、他には『ブラウン』カラーや『クロコ』等もあります。
クロコは高級感もありカッコイイですが、ちょっと価格が高いという事もあって今回はカーフを選びました。
(クロコの場合42,000円に尾錠が6,600円合わせて48,600円となっています)
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実際にかかった費用
実際にかかった費用についてご紹介します。
まずはオーバーホールですがこちらは『85,000円(税抜)』でした。
そしてリューズ交換が
『5,000円(税抜)』
文字盤と針交換が
『58,600円(税抜)』です。
今回は、文字盤と針は返却してもらっていますので文字盤と針交換の価格の40%が必要な返却費用となり、
『23,440円(税抜)』プラスになります。
追加購入したカーフの革ベルトは
『13,000円(税抜)』
尾錠が『6,600円(税抜)』
最後に送付手数料が『1,000円(税抜)』と消費税(10%)がありますので
合計金額は211,904円(10%税込)となりました。
オーバーホールのみであれば10万円以下なので、ヴィンテージモデルをメーカー修理に出す費用としては比較的安価に出来るとは思いますが、今回はめちゃくちゃ気に入ったモデルなので、色々奮発して修理をしました。
デイトジャストの購入が約38万円なので、修理費用と合わせると
合計「591,904円」となりました。
思いのほか、修理代がかかってしまいましたが、自分の好きな時計が好きな姿になって帰ってきたので私は大満足しています。
ただ今回は私が購入したデイトジャストの結果になりますので、年代、状態、モデルなどで金額は変わります。
あくまで参考程度にしていただけたら幸いです。
また、メーカーではない、外部の時計修理業者に依頼することでオーバーホール費用を多少抑えることも可能ですが、文字盤交換や、純正ベルト・尾錠の購入はメーカー以外では難しいのでこれらをお考えの方はメーカーでの修理をオススメ致します。
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最後に
今回は私の購入したロレックスの「デイトジャスト」がメーカー修理に出したら、いくらぐらいの修理代がかかって、どの様に修理されて戻ってきたのかをご紹介させて頂きました。
腕時計は年代、状態、モデルによって修理内容も大きく変わるので、全く同じ結果になるとは限りませんが、ぜひ参考にして下さると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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