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宝石と言えばコレ!ダイヤモンドの買取価格を特徴と一緒にご紹介します!【春日井】

店舗名 春日井店
ブランド名 Pt900【プラチナ900】
商品名 ダイヤモンド0.294ctリング
製造年
付属品
買取価格 30,000円

1.ダイヤモンドについて

本日はPt900 0.294ctのダイヤがついたリングを買取させて頂きました。

ありがとうございます。

①ダイヤモンドは炭素の仲間!

ダイヤは「カーボン」などと同じく、炭素を元素のする宝石です。

炭素が使われている身近なものでは鉛筆やシャーペンの芯などがありますね。

少し懐かしい話になりますが、炭素(元素記号C)は様々な「同素体」と呼ばれるものを持っています。

同素体とは同じ元素でありながら異なる結晶構造や結合様式を取るもののことです。

酸素(O2)とオゾン(O3)のようなものです。

身近な物の例で挙げた芯はグラファイト(和名:黒鉛)と呼ばれ、縦方向の圧力には強いですが、横方向に加わる力には弱い性質があります。

書くときに下に向けて力を込めても芯はおれませんが、下に向けて軽く固定して横に力を入れると折れてしまう事もありますよね。

あれは六方晶という六角形に原子配列した炭素原子が層のように積み重なりファンデルワールス力によって層同士がくっついています。

このファンデルワールス力はとても弱い力ですので、簡単に結合が離れて(折れて)しまうわけです。

本題のダイヤモンドは「正四面体構造」という均等かつ規則的な結晶構造で出来ています。

←こんな感じのやつです。

こんなものが前後左右にくっついています。1個の丸につき4本まで線がくっつきますので、互いに共有する形を取ります。これを共有結合と言ってもっとも安定度が高い結合方法で縦横両方からの衝撃だけでなく、熱などにも強い性質があります。

ちょっとやそっとのことでは壊れない固い様から、仏教用語で「もっとも硬い金属」を意味する「金剛」からダイヤモンドを和名では「金剛石」という呼び方もあるほどです。

地中奥深く出高温・高圧な環境で八面体の結晶となります。


色や内包物の有無等に関してはこの時にほぼ決まります。地中で結晶化する為、同じく地中にある物(鉱物、土、空気など)を巻き込んで結晶化する事も多く、それらがインクルージョン(内包物)と呼ばれるものになります。

ダイヤモンドをカットする時は出来る限り内包物を避けてカットを行うそうですが、基本的に1つの原石からカットできる主石となりうるダイヤは2個しか取れません。八面体の上の三角から1つ、下の三角から1つです。なのでこの原石が形成されるときに内包物が多い程綺麗で大きなダイヤは作れない、という事になります。

②ダイヤモンドは自然の産物

先ほども記述した通り、ダイヤモンドは長い時間をかけて地中で生成される大自然の産物です。加工されたダイヤモンドを探せば同じカラット数、同じランクのダイヤモンドはいくつも見つかることでしょう。

ダイヤのランクとしてはインクルージョンが無い方が綺麗な宝石ですので高評価になりますが、これは自然の産物で同じ位置、大きさのインクルージョンのダイヤが見つかるかと言われると、まずありえません。

同じ大きさのダイヤモンドであっても、インクルージョンである鉱物や気泡などの大きさ、種類は異なるためです。

天然ダイヤ独特の楽しみでもあります。

2.高額査定のポイント

ダイヤの評価はポイントは5つあります。

①カット

カットはラウンドブリリアンカット(58面体カット)が最も美しいとされています。

皆さんもご存知のようにダイヤモンドは透明結晶です。そのため非常に光を透過させやすい宝石のでダイヤモンドの中に入り込んだ光が反射と屈折を繰り返し、光を外に拡散させます。

人間の目は恐らく皆さんが想像している以上に適当な物ですので、外に光が拡散している物は実際の大きさ以上のものに認識してしまうのです。

そのうえでカットの角度が変わればもちろん光の進路も変わり、光の拡散が弱くなってしまいます。その為本物のダイヤモンドでもあまり光っていないような印象を受ける仕上がりになってしまいます。

輝きの強い光を放つ理想とされている角度があり、上から順に

3EX>EX>VERRY GOOD>GOOD>POOR>FAIRとなっており、左に行く程高い評価となっております。

②カラー

色は無色透明に近い程評価は高いです。

え?ダイヤモンドって無色透明じゃないの?と疑問に思われるかもしれません。

はっきり言ってしまうと、違います。

高評価のダイヤモンドは確かに無色透明ですが、評価が下がるにつれて黄色味を帯びてくるようになります。

それ以外にもブラウンダイヤや、イエローダイヤ、ブルーダイヤ、ピンクダイヤなどのカラーダイヤも存在しますが、それらは処理石であることが多く、もしも天然で色がついている宝石であったなら、別格の金額がつきます。

しかし市場に出回っているカラーダイヤの大半は処理石と言って何らかの加工処理が施されているものがほとんどです。

最たるものでいえばブラックダイヤがいい例で、これはインクルージョンが多く、そのままでは売り物にできないものを加熱して黒くしているものです。ダイヤモンドは炭素ですから加熱すれば燃えますからね。

このように何らかの処理をされているものは残念ですが、ほとんど付加価値がつきません。

カラーもカットと同じくランクがあります。

Dランクを最上級にD>E>F>G>H>I>J>K>L>M>・・・>Zと下がっていき、カラーダイヤの評価としてVery Light YellowからLight Yellow、Faint BrownからBrown、PinkからVery Light Pinkという評価で行っています。

DからFにかけてはカラーレス、つまり無色透明として扱われております。この差はもうほとんど誤差のレベルで正直Dカラーなどは鑑定書がなければ私たちでもつけられません。

GからJにかけてはニアカラーレス、ほとんど無色透明で、若干黄色いかな?という感じです。査定にお持ちいただけるダイヤモンドのほとんどがおおよそこの間に収まっているイメージがあります。カラーレスのダイヤは大体がティファニーやカルティエなどの大手ジュエリーブランドがセリに出されたときに買っていくようです。

③カラット

宝石関係ではよく耳にすると思います。これは「重さ」の単位です。

1ct=0.2gで実はけっこう宝石って軽いんです。

1粒で0.2ct以上あると固まった金額が付きやすくなります。

キャラット数ごとに金額のステージが上がり、1.0ct、2.0ct、3.0ct….と1キャラットごとに金額の上りかたが変わります。

例えばGカラー、VS1、GOODのランクの0.90ctと1.00ctのダイヤモンドを比べてみると0.90ctのほうは約12万、たいして1.00ctのほうは約20万とわずか0.1ctの差で8万円もの差が出ます。

ちなみに同条件で2.0ctであれば90~100万、3.0ctであれば200万以上の金額がつきそうです。

④クラリティ

ダイヤモンドの綺麗さの指標になります。先述したインクルージョンがどれだけ少ないかが評価されます。

ダイヤモンドは光を吸収し、それをどれだけ外に拡散させるかによって輝きが変わってきます。より強い輝きを発するには理想的な光路でなければなりません。そのために重要なものがカットとこのインクルージョンの有無になるのです。

インクルージョンが多いと光路がそれてしまったり、反射・屈折の角度にずれが出たり、はたまたインクルージョンに光が吸収されてしまったりして、立派なダイヤモンドでもあまり光っているように感じられなくなってしまうことが往々にしてよくあります。ああああああああああああ

またインクルージョン以外にもこの項目に含まれるものがあり、それが外部欠点の有無です。これは何ぞやというと研磨加工された後のダイヤモンドに残る、原石部分であったり、本来はないはずの59個目以降の研磨面があるものを指します。

ではクラリティのランクをご紹介します。

  • Flawless(FL):インクルージョンや外部欠点は皆無
  • Internally Flawless(IFL) :インクルージョンはないがわずかな外部欠点がある
  • Very Very Slightly Included(VVS1~2):発見が「非常に難しい(VVS1)」もしくは「とても難しい(VVS2)」インクルージョンもしくは外部欠点がある
  • Very Slightly Included(VS1~2):発見が「難しい(VS1)」もしくは「やや難しい(VS2)」インクルージョンもしくは外部欠点がある。
  • Slightly Included(SI1~2):発見が「やや容易(SI1)」もしくは「とても容易(VS2)」なインクルージョンもしくは外部欠点がある。
  • Included(I1+~2):「場合により肉眼でも認識可能(I1)」「肉眼で認識可能(I2)」「肉眼で容易に発見可能であり、輝きに影響を及ぼすもの」

私はかれこれ鑑定士として働き始めて6年になろうとしていますが、IFLランク以上のダイヤモンドを見たことは1度しかありません。出勤すれば1日1回は少なくともダイヤモンドの査定をしますが、それくらい頻度は少なく、流通も少ないものなのです。

※レーザードリル加工について

ダイヤモンドをきれいに見せるための処理としてレーザードリル加工(レーザードリリング)と言われる処理があります。

これはダイヤモンドに直接レーザーで穴をあけ、インクルージョンを取り除く処理です。この処理をされているダイヤモンドはパッと見ると確かにきれいではありますが、ダイヤモンドそのものに修復不可能な穴があけられてしまっているため評価は著しく下がってしまいます。

⑤鑑定書の有無

上記4つのポイントを記した書類を「鑑定書」といいます。

専門の鑑別機関が発行する書類ですが、その機関は数多くありますが、私たちが一番安心して査定が出来るのが「中央宝石研究所」さん発行の鑑定書です。

鑑定書があれば私たちもその評価に則って査定を行うことができるので、最も正確にそのダイヤモンドの価値をお調べする事が可能です。

しかし鑑定書の発行年によっては今の評価基準と異なっているものがありますので、古い鑑定書をお持ちになられた場合はそれを参考にはさせていただきますが、実際の評価はそれの内容よりも1ランクほど低いもので査定をさせていただくこともありますのでご了承ください。

 

今回はその書類が有りませんでしたが、我々かんてい局の鑑定士が常日頃からダイヤの査定を行っており、鑑定書がなくともそれに近い評価をすることができ、金額を算出する事が可能です。

最後に

今回は珍しく、化学的知見からダイヤモンドと親戚のグラファイトの説明をしてみました。いつもと同じ紹介だと少しつまらなかったので、ダイヤモンドのこと徹底的に復習しようとした結果がこれです(笑)……………………………………………………………………………………………

ちなみに参考書は高校の教科書です。高校生とか10年前の話ですが、まだ教科書実家に残ってました。……..

現在若干ではありますが、ダイヤの相場が下がり気味になっていますので、使う予定にないダイヤをお持ちの方は出来る限り早めに手放されることをオススメ致します。

これは言っていいことなのかはわかりませんが、現在はダイヤモンド自体の採掘量が少なくなり、ダイヤモンド自体の希少性が上がっています。本来であれば希少性が上がれば相場は上がるものですが、ダイヤモンドの元締めともいえるデビアス社がジュエリーでも使えるレベルの合成ダイヤモンドの製造に成功してしまったため、それが出回って相対的な市場価値が下がってし待っています。これまでにも合成ダイヤ自体は存在していましたが、製造中の圧力が足りず強い黄色みが出てしまい、ジュエリー用ではなく工業用のダイヤモンドとして使われることがほとんどでしたが…

ご使用されなくなったダイヤモンド、できる限り高く手放したいですよね?かんてい局には熟練の鑑定士が在中しております。鑑定書がなくとも評価・査定は可能ですので、安心してお持ちください。皆様のご来店心よりお待ちしております。

 

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