【2023.3.12追記】
皆様こんにちは。
かんてい局茜部店のブログをご覧頂きありがとうございます(^^)/
エルメス【HERMES】のスカーフ、『カレ』には1枚ごとにテーマがあります!
スカーフは首元に巻いて使われる他にもいろいろな巻き方や使い方もありますのでいくつかご紹介したいと思います。
また、タグを見るとおおよその年代も分かるので見方をご紹介していきます(/・ω・)/
この記事は
・エルメスのスカーフ(カレ)が好きな方
・年代やテーマの見方を知りたい方
・巻き方や使い方を知りたい方
にぜひ読んでいただきたいです。
最後までお付き合いください!
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スカーフ(カレ)とは
『カレ』はフランス語で正方形を意味し、エルメスのカレは縦横が同じ長さの正方形になっています。
その歴史は1937年に誕生したといわれており、半世紀以上経った現在においても年間で異なるテーマごとに発売され続けています。
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エルメスのスカーフをバックにできちゃう!?カレのアレンジご紹介します♪【茜部】
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スカーフ(カレ)のサイズと高い理由
カレはサイズにもよりますが、1枚35,200円~158,400円程します。(2023年3月現在)
スカーフ(カレ)のサイズ
45×45cm/35,200円
ガヴロッシュと呼ばれています。小さめのカレで、首元や手首、バッグ、髪をまとめるなどいろいろな場面でお使いいただけるサイズです。
70×70cm/50,600円
カレ70。大きくもなく小さくもない絶妙なサイズです。
90×90cm/68,200円
カレ90。こちらが定番として人気の高いサイズとなります。首元、バッグ、ヘアアクセサリーなど幅広く扱えるサイズです。
140×140cm/158,400円
カレジェアンと呼ばれています。スカーフの中で一番大きなサイズです。
スカーフというよりもショールに近いですね。
※エルメスのスカーフはデザインが非常にアートっぽいものも多いですので中には額に入れて飾られる方もみえます。
スカーフ(カレ)の高い理由
エルメスのカレは、デザイン企画から販売までおよそ2年も要すると言われています。
高い理由の一つとして、手作業による染色作業が挙げられます。
出典:http://www.kyo-singu.com/e-nemunoki/mawata.html
シルク製品の特徴として、真珠のような光沢感があります。
シルクの断面は三角形となっていて、それがプリズム効果とよばれ上品で自然な光沢感を生み出しています。
その特徴を最大限に活かすため、エルメスの染色作業は手間をかけて行われていると言われています。
スカーフの染色方法は、シルクスクリーンと呼ばれる染色方法を用い、色を重ねていきます。
シルクスクリーンとは、版画のように1色ごとにデザインと色を重ねていく方法です。
また、エルメスのスカーフは、デザインによっては30色以上の多彩な色を用いる為、染色作業だけでも、長い時間を要すると言われています。
芸術品を思わせるような高いデザイン性、素材の特徴を活かした製造方法、それに職人による確かな技術力が合わさることで、高額商品となっているのではないでしょうか。
1枚ごとに込められたテーマ
テーマはデザインの中に落とし込まれています。
↑この写真の『カレ』は、よく見ると中央付近に「BRIDES de GALA」と描かれています。
1957年に発売されて以来、世界一売れたスカーフとして、ギネスブッグにも載っています。
ガラと呼ばれている、エルメスのスカーフの中でも定番のデザインです。
この「BRIDES de GALA」は式典用の馬勒という意味で、馬勒はバロクと読み、馬が装着するくつわや手綱などの総称です。
このように、デザイン1枚ごとにテーマが描かれています。
カレをお持ちの方は是非確認してみてください♪
巻き方や使い方
首回りに
定番でありシンプルな巻き方ですが、折りたたんで両端を首元に巻きつけます。
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
また、あえて結ばずに両端を垂らすだけにすることで印象も変わってきますね。
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
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バッグの一部として
バッグのハンドル(持ち手)部分やショルダーストラップ部分に巻き付ける。
こちらはバッグの印象を大きく変えることができます。また汚れを防ぐこともできますね。
バーキンやケリーでなくてももちろんお使いいただけます。
中でも、夏のシーズンでよく見かけるカゴバッグのハンドルに使うと可愛さが増しますね!
ハンドルやストラップに巻き付ける以外にもバッグにリボンのように結ぶことで可愛らしいイメージに変わります。
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
ショルダーバッグの場合にも、付け根部分に結び付けることで明るく、華やかな印象に変わります。
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
ヘアバンドや帽子のリボンとして
ターバンのように織り込んで巻いたり、細目に折り込んでカチューシャのようにすることもできます。
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
暑い季節は、髪型をアップにされる方も多くみえると思います。そんな時にぜひヘアバンドのアクセントとして使われることも良いのではないでしょうか。
髪にボリューム持たせたい場合にも実はオススメなんです!
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
また帽子のリボンとして巻き付けることもできますので、一気に雰囲気ががらりと変わります。
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
その他の使い方
今までは見かけることもある使い方でしたが、更にオシャレ度が増すスカーフのアレンジ方法についてご紹介します。
始めはズボンやワンピースなどのベルト代わりとして使うとオシャレ度が上がります!
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
次はオシャレ上級者のようなスカーフをバッグの代わりとして使われる方法です。
こちらは普段見かけることは無いですので、見かけたら良い事が起こりそうですね。
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
引用 https://www.hermes.com/jp/ja/
スカーフは持っているだけでいろいろな使い方ができます。シーズン問わず使えるところも魅力的ですね。
大きさや柄も本当に色々ありますので、バッグの大きさや使い方によって使い分けて自分なりのアレンジをしてみると良いと思います。
タグに違いで年代が分かる
シーズン毎に様々なデザインが発売されるエルメスのスカーフ。
新品で購入すればもちろんいつ発売の物かますが、頂きものや中古品では年代までは分かりませんよね。
毎シーズンの柄を記憶することも一つの手段ですが、種類がたくさんありすぎて、残念ながらほぼ不可能といえます。
そこで、例外もありますが、年代を判断できると言われているポイントは『タグ』です。
①白く長いタグ
横幅5㎝程度の長さがあります。
20年程度前(2000年頃)までのデザインには、このタグが使用されていました。
②白くて短いタグ
横幅2.5㎝程度の短いタグです。
10年程度前(2010年頃)から使用されており、比較的最近まで使用されていました。
③茶色と黒色の短いタグ
2016年以降のデザインに使われているタグです。
少し薄めの茶色のタイプと黒色タイプがあります。
黒タグは現行でも使用されている為、黒タグの方が新しいデザインに多い傾向があります。
(↓写真は黒いタグ)
④白く縦幅があるタグ
白く縦幅が2cmほどあり「タンブル乾燥不可」のJIS洗濯表記が追加されているものが最新のタグです。
↓タンブル乾燥不可の選択絵表示
出典https://www.wardrobe-sangetsu.jp/blog/detail/b28/
2017年以降のデザインに使われ始めています。
従来のタグと違い、「シルク」の表記が英語からフランス語に変更されています。
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最後に
いかがでしたでしょうか。
私は、カレについて勉強するまではエルメスだから(ネームバリューで)こんなに高いのかなぁと思っていましたが、企画から開発まで長い年月をかけ、職人による高度な染の技術から生まれていることを知り高い謎が解けました!
また、アパレル業界で、一つの作品が世に出るまで、よくあるケースが企画~販売までおよそ半年です。
その業界で、カレ1枚作り上げるのに(同時進行している作品もあると思いますが)2年ほど時間をかけて作れる環境があるのは、私も元々服を作っていたのでよく分かるのですが、とても働きやすく作り手の気持ちも考えられた環境が整っているんだなと感じました。
企画チームや職人さん達の気持ちのこもったカレを是非一度間近でご覧ください(^^♪
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