【2020年8月9日追記】
本日はロレックスの時計の中でも日本人好みのサイズとシンプルさで「デイトナ」に引けを取らない人気を誇る「エクスプローラー1」のご紹介です。
この記事はエクスプローラー1の
「レアロレックス」について知りたい方
エクスプローラー1のブラックアウトについて知りたい方
ブラックアウトとノーマルの違いについて知りたい方
文字盤の相違点などが知りたい方等向けに書いています。
これを読んで頂ければエクスプローラー1にもっと詳しくなれるのでぜひご一読下さい。
世界中で最も人気を集めているロレックスは、同じ型番の物でも細目にマイナーチェンジが行われており、発売されて短期間でマイナーチェンジが行われた為、極端に製造本数が少ない個体があります。
エクスプローラー1にも製造本数が少ない個体が存在し「ブラックアウト」という名称で有名になっている個体があります。
「ブラックアウト」にはどのような特徴があるのでしょうか?またその価値とはどのように変わってくるのか?解説していきます。
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探検家が愛用した実績
スポーツウォッチと呼ばれる腕時計には、ダイバーズウォッチやクロノグラフのように何かしらの「付加価値(付加機能)」が付いているのが一般的ですが、このエクスプローラー1には何もありません。
それでも冒険者あるいは探検者を指す「エクスプローラー」というネーミングを持っているのはエクスプローラーが発売された当時の多くの腕時計がどんなものだったのかを知る事によって理解が出来ます。
エクスプローラーが発売されたのは1953年頃とされていますが、それはサブマリーナーと同じ時期に当たります。
当時のロレックスは成長期と言ってもいい頃で防水性の高い「オイスター」「自動巻き機能」優れた精度のクロノメータ―規格ムーブメントなどロレックスの腕時計がすごく優れていても「一流」の仲間入りするのにはネームバリューが不足をしていました。
そこでロレックスの優秀性をアピールするための戦略として「海」と「山」で活躍するタフで優秀な腕時計を「サブマリーナー」と「エクスプローラー」として発売をしました。
その戦略が大成功を収めた事は今も続く人気が証明をしています。
質実剛健を売りに地位を固めた
1930年代よりロレックスのオイスターウォッチは、数々の遠征において装備されるようになり、人類の最も偉大な冒険のいくつかに携わっています。
その1つに「エベレスト遠征」がありますが、当時イギリスのエベレスト登山隊のスポンサーをしていたロレックスは1953年に世界初のエベレスト登頂用の装備品として時計を提供していました。
ジョン・ハント卿を隊長とするイギリスの登山隊に同行したニュージーランドの探検家エドムンド・ヒラリー卿とチベット人テンジン・ノルゲイ氏が世界最高峰のエベレスト(標高8848m)の初登頂に成功します。
同年、その歴史的な偉業をたたえてロレックスが公式に発表したのが、探検家用プロフェッショナル・ウォッチである「エクスプローラー」です。
エベレスト登頂から得られた情報と他の登山家からのフィードバックを元に、ロレックスはエクスプローラーを発表しました。
エベレスト初登頂という当時の大ニュースと共にエクスプローラーの名前が世界を駆け巡ったことは間違いありません。
発売以来、エクスプローラーは外観をほとんど変えることなく現在に至っていますがRef.14270のエクスプローラー1は現行モデルの2世代前に該当し1990年代に発売されたモデルです。
外観は現行モデルであるRef.214270のエクスプローラー1と大差ありませんが、ケース径がやや小ぶりな36mmとなっている事と文字盤の夜光塗料にトリチウムが使われているといった特徴があります。
希少性バツグンのレアモデル【ブラックアウト】はあまりにも有名ですが、現行モデルにはない魅力を秘めた人気モデルですので特徴とその魅力をご紹介致します。
Ref.14270「エクスプローラー1 ブラックアウト」はどの部分がレア仕様なのでしょうか?
Ref.14270「エクスプローラー1 ブラックアウト」の製造年数
Ref.14270エクスプローラー1は1990年頃から2001年頃まで製造されていました。
その中でもブラックアウト呼ばれる個体が発売されていたのは僅か2年間となります。
ロレックスはシリアルナンバーの先頭のアルファベットまたは数字で年式を把握することができます。
ブラックアウトと呼ばれた個体が見受けられるのは「E番1990年~1991年」「X番1991年」のみとなりその後マイナーチェンジが起こりました。
相違点
①インデックス
「ノーマル」
3・6・9の数字に白いラインが入るのが「ノーマルタイプ」です。
因みにですが、この白いラインは「夜光塗料」ではありませんので暗闇で光るのはその他の「バーインデックス」と12時位置の逆三角形だけです。
「ブラックアウト」
アラビア数字に白いラインがないのが「ブラックアウト」です。
メタル数字には白いラインが入っていません。
代わりに黒ラインが入っているタイプと入っていないタイプの2種類存在しますが、レアモデルは「黒いライン」が入っている初期モデルです。
ブラックアウトは1991~1993年頃に製造されたモデルですがすぐに視野性のアップのためにノーマル使用に変更をされました。
②ロゴ
「ノーマル」
ノーマルモデルはすべてのロゴ表記が「ホワイト」で統一をされています。
「ブラックアウト」
Ref.14270の中でもブラックアウトだけに見られるのが王冠マークとロゴが「シルバーカラー」の通称:シルバーレターモデルです。
この「ブラックアウト」モデルの中でも「シルバーレター」と「ホワイトレター」が存在しますが、希少性は圧倒的に「シルバーレター」モデルです。
Ref.14270「エクスプローラー1 ブラックアウト」販売相場(2020年8月現在)
販売期間や違いを説明しましたが実際はどのような価格で販売されているのか調べてみました。
14270ブラックアウトの現在取引されている価格は「200万」を越える価格で販売されています。
1発売されていた当時の定価は30万円台なので定価の約6倍の販売金額です。驚きです!!
ホワイトレターよりもシルバーレターの方が希少価値が高く注目度が高いので「シルバーレター」の場合は数十万円高くなる傾向にあります。
その他のブラックアウト
エクスプローラー1は各世代ごとにもブラックアウトが展開されています。
14270の後継機である、114270、214270にも同様にブラックアウトが展開されています。
①114270 エクスプローラーⅠ
114270はV番(2009年頃製造)にブラックアウトが確認されています。
この型番のブラックアウトは14270の時よりも発売期間が短く、これもレアなロレックスとして認定されています。
現在は中古市場を探しても114270のブラックアウトは売り切れてしまっていました。
②214270 エクスプローラーⅠ
214270にもブラックアウトがありますがこれはレアな個体ではありません。
214270は前期型と後期型に分かれます。
2010年から2016年頃までの214270は前期型でブラックアウトと呼ばれる文字盤で販売されていました。
2016年以降の後期型は「3・6・9」に夜光塗料が塗られる仕様に変更されました。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
今回はかなり珍しいロレックスのレアモデルをご紹介しました。
私もこの業界は長い方ですが、ここの7~8年近くは全く見なかったモデルです。
レアモデルのため探されているロレックスファンのお客さまも多い時計ですので今後も更にプレミア化する事が予想されます。
お探しの方は是非、お早めにご検討を頂ければと思います。
もちろん今回ご紹介させて頂いたブラックアウトは、かんてい局オンラインショップで販売中です!
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かんてい局茜部店にテレビ局(メーテレさま)が取材に来られておりました!
【本日の取材風景】
また今回のブラックアウトモデルの解説はもっと分かりやすく、そして詳しくYouTubeにて解説しておりますので是非一度ご覧頂けると幸いです。
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