かんてい局茜部店の山内です!
本日は「ロレックス」の最高峰ドレスウォッチモデルである「Ref.18238/デイデイト」の気になる買取価格と査定ポイントについて記事を書いていますので是非、参考にして頂けると幸いです。
Ref.18238/デイデイトとは
製造年数:1988~2000年
ケース径:36㎜
防水:100m
キャリバー:Cal.3155/自動巻き
パワーリザーブ:48時間
ロレックスの中で唯一「曜日表示機能」を搭載したモデルです。
12時位置に「曜日」3時位置に「日付」が表示されたデザインは発売当初からの変わらないデザインとなっています。
実はこの曜日表示ですが、スペル全てを表示する機能が世界初といわれています。
ロレックスの3大発明の「オイスターケース」「パーペチュアル機構」「デイトジャスト機構」と並ぶ機能に次ぐ世界初となっています。
更に曜日表示ですが通常は「英語」表記ですが、世界各国のセレブに向けて曜日表記を「フランス語」「スペイン語」など26カ国の言語から選ぶことができます。
他のモデルでは得る事の出来ないオーダー感の高いモデルが特徴です。
素材は「K18」の金(ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールド)とプラチナのみの展開となっており、ロレックスの中でも「最高級」として名高いモデルでロレックスユーザーの憧れのモデルとなっています。
1960年代のデイデイトのキャッチコピーは、「The president’s watch」その名の通り大統領や政界中の最高責任者に愛用されている時計です。
ムーブメント
前モデルであるRef.18038/デイデイトのムーブメントCal.3055からCal.3155へ改良されテンプを片方で支えるシングルブリッジ方式から左右両方で支えるツインブリッジ方式を採用することにより、安定性とメンテナンス性が向上しています。
またRef.18038では日付のみクイックチェンジを行える仕様でしたが、このRef.18238より「日付」と「曜日」がクイックチェンジ可能となり操作性においても進化しています。
バックルとクラスプ
特徴的なのがこのモデル特有のプレジデントブレスです。
デイデイトは大統領が愛した時計としても有名で当初は15万個目のクロノメーター時計を34代のアメリカ大統領「ドワイト・D・アイゼンハワー」大統領へ贈呈されましたが、こちらは1951年に贈呈されておりまだデイデイトが発表される以前になります。
ここで贈呈されたのは金の「デイトジャスト」でした。
ただ一説によるとその後、デイデイトが発表された1956年にアイゼンハワー大統領に贈呈されたともいわれて、その後の歴代大統領もデイデイトを愛用していました。
そのため「大統領に愛された」時計としてデイデイトはステータスの対象として成功者が持つ時計となりました。
また、バックルは、クラウンクラスプが採用されており、外からバックルと分からない程のさりげないクラウンマークが特徴です。
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デイデイトの査定が高い理由
デイデイトが高い理由として固有数が少ないという事がまず挙げられます。
ロレックス最高峰のモデルと言う事で所有されている方が少なく、その中でせっかく所有したデイデイトを売ってしまう方も少ないため中古市場に出回る個体が大変少なく、特にコンディションが良い個体はなかなかありません。
中古市場に出回る数が少なければ価格が上がるのは必然となってきます。
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デイデイトの査定ポイント
①外部状態
まず見るポイントとしてはケースやブレスレット部分などの外装全体の状態チェックになります。
ブレスレットなどは使用に伴うキズがありますが、小さい擦りキズや小キズであれば、外装仕上げにてある程度はキレイになりますのであまり気にして頂く必要はありません!!
とは言え、今回のような金無垢モデルの場合は打ちキズや凹みキズなどは研磨でも落とす事ができませんのでそのような状態になると査定額に影響する事があります。
またブレスレットの経年劣化に伴う「伸び」に関しては修復する事が出来ないため査定ポイントとしては重要なポイントです。
②内部の状態
機械式(自動巻き・手巻き)の時計の場合は必ず時計の精度や内部に異常が無いかをチェック致します。
内部に何か問題があると、時間が進んだり・遅れたりしてしまいます。
時計としてその状態では販売する事が出来ませんので、買取り後はオーバーホール等のメンテナンスを行います。
その時に内部機械に損傷が見られたりすると、パーツの交換等も行わなくてはならなくなりますのでその分費用が掛かってしまいます。
ご紹介のデイデイトは前オーナーさまがメーカー以外で「オーバーホール」をされてお持ちいただきました。
修理明細を拝見すると色々なパーツが交換されておりますので修理金額もやはり高額になります。
よくあるご質問として「メンテナンス」や「オーバーホール」をしてから査定に出した方が査定金額は高くなるの?
とよくお伺いしますが、答えは確かに私たちでメンテナンスする事もないため「査定価格が高くはなります。」
しかし修理代金以上「プラス」になるのか?を考えると修理に出す前の状態でお持ち頂いた方が良いと思われます。
私たちの提携修理工房で修理コストは抑えておりますので、メンテナンスが必要な状態でも通常の査定金額より大幅に査定金額を下げる事もないため「使わないかな」と思われたらそのままお持ち頂く事をおススメしております。
③ガラスの状態
時計の顔(フェイス)になるためキズがあれば交換が必要な箇所のため特に入念にチェックします。
ガラスエッジに欠けがある場合は「肉眼で確認できるようなキズ」の場合はマイナス査定になる事もあります。
④付属品の状態
時計をご購入される場合には専用ケース(箱)やギャランティカードと呼ばれる保証書が一緒に付属してきます。
その付属品の中でも特に大切とされているのが保証書です。
専用のケースやベルトを調整されたときに余った「コマ」は後で入手する事は出来ますが、保証書だけはメーカーに再発行をお願いしても発行してもらう事が出来ないため、二度と同じ保証書が発行される事はありません。
ご紹介しているデイデイトなどの販売価格が高額なモデルになるとこの保証書が「ある」「ない」で買取価格が10万円以上変わってくる事もありますので査定にお持ち頂く際は出来るだけ買われた当時の付属品を一緒にお持ち下さい!!
今回は残念ながら付属品がない状態となりましたが出来る限りの査定をさせて頂きました。
まとめ
2020年の現在でも後継機種であるRef.118238/デイデイトが発売されてからも人気が衰えないRef.18238/デイデイトは資産価値も高いため、ご購入頂くのもお勧めできるモデルの1つです!!
現在の「コロナ渦」の影響で、ロレックスの中古相場は2020年の3月と4月に大きく相場が下落しまいましたが、現在は落ち着きを取り戻して相場もコロナ前以上の価格になっています!!
ご紹介したデイデイト以外にも「かんてい局」ではロレックス全モデルを積極的に買取りさせていただいております。
ご売却をお考えの方は商品の状態など気にされず「壊れていて動かない」「古くてボロボロ」「水没してしまった」「ベルトが破損している」などの壊れたロレックスでもかんてい局であれば買取は可能のでぜひ「かんてい局」茜部店へお持ち込みください。
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