かんてい局茜部店の山内です!
本日は「ロレックス」のクラシックモデル(ドレスウォッチ)でも定番のメンズ時計「Ref.16233G/デイトジャスト(ブルーグラデーション)」の買取りをさせて頂きました。
この記事は実際に私たちが買取させて頂いた商品がどうしてその価格になったのか?をお伝えする記事です。
同じお品の売却をお考えの方はもちろん、違うお品であっても査定のポイントなどを鑑定士が解説していますので
・ロレックスの売却を考えているんだけど・・・
・ネット上に情報が多すぎてどこの店舗に依頼したらいいのか分からない
・とにかく高く買取りしてもらうためにはどうしたらいいの?
などのお悩みを抱える方はこの記事を読めば「ロレックス」の売却を依頼される店舗さまとの交渉が出来るポイントとなります。
是非、こちらの記事を参考にして頂けると幸いです。
Ref.16233G/デイトジャストとは
製造年数:1988年~2004年
ケース径:36.0㎜
防水:100m
キャリバー:Cal.3135/自動巻き
パワーリザーブ:48時間
昔から長く愛されれているデイトジャストです。
今回ご紹介するのは1988年から2004年まで実に16年も定番として発表されていた「16233」モデルですが、そのフォルムは前型の「16013」、現行の「126233」「126333」とともに大きな変更もないのが長く愛され続ける秘訣かもしれません。
ロレックスと言えば、このデイトジャストを思い浮かべる方が多いのもうなずけます。
また、10Pダイヤ仕様のダイヤルのみ1995年頃を境にダイヤの留め金部分が、正方形の形状からよりダイヤモンドの存在感が強く感じられる八角形へと変貌をとげ、高級感が一段と向上しました。
カレンダー機能を搭載した実用性の高さと、イエローゴールドの輝き、ダイヤル、インデックスの豊富なバリエーションで腕元に個性とゴージャス感をアピールできるモデルとして人気を博しています。
ちなみにこちらですが、かんてい局公式「YouTube」にて実機を交えた解説をしておりますので是非ご覧になってみてください。
ムーブメント
Cal.3035に大きく改良が加えられ誕生したムーブメントです。
シングルブリッジだったテンプ受けがツインブリッジへと改良された事により、テンプのアガキ調整が0.01ミリ単位の調整が可能になりました。
このことにより定期的なメンテナンスを行えば、精度や機能を永続的に保てると言う事に加えメンテナンス性も向上し、より完成度の高いムーブメントに仕上がっています。
また、ロレックスのデイト付のムーブメントとして、Cal.3136やCal.3186のベースになっており
発表後30年以上経った現在でも時計業界における最高のムーブメントとして評価され続けています。
☟お電話での問い合わせはこちら☟
デイトジャストの査定が高い理由
最近では2020年の5月以降ではロレックスの中でも「爆騰」しているモデルでもあるため買取価格も上がっております。
ロレックスの価格上昇にはさまざまな要因がありますが、今まではどちらかと言うと「プロフェッショナルモデル(スポーツモデル)」のデイトナやサブマリーナー・GMTマスターが注目され価格上昇を引っ張っていました。
しかし価格が比較的「安定」していたデイトジャストが急騰しています。
私もこのリユース業界で20年ほど経験をしてきましたが、過去に類を見ない急騰で、要因の一つには新型コロナウイルスの影響でメーカー(ロレックス)が一時期工場を休止し供給量が減少したためだと考えております。
依然として高い需要に生産が追い付かないことから新品の購入ができない方や並行品の価格も国内定価を超える状況が続き、価格的に高騰しすぎたため、中古品に人気が流れ込んだ事などから結果として相場が上昇していると考えられます。
☟ロレックスの買取り実績はコチラ☟
デイトジャストの査定ポイント
①外部状態
まず見るポイントとしてはケースやブレスレット部分などの外装全体の状態チェックになります。
ブレスレットなどは使用に伴うキズがありますが、小さい擦りキズや小キズであれば、外装仕上げにてある程度はキレイになりますのであまり気にして頂く必要はありません!!
とは言え、今回のようなステンレスモデルでも打ちキズや凹みキズなどは研磨でも落とす事ができませんのでそのような状態になると査定額に影響する事があります。
またブレスレットの経年劣化に伴う「伸び」に関しては修復する事が出来ないため査定ポイントとしては重要なポイントです。
今回のお品は前オーナーさまが購入後すぐにブレスレット(ベルト)の「伸び」がやはり気になったため買い替えをされたお品ですのでケース・ブレスレットなどの外装は大変キレイな状態でしたが、ブレスレットの「伸び」は若干感じるお品でした。
②内部の状態
機械式(自動巻き・手巻き)の時計の場合は必ず時計の精度や内部に異常が無いかをチェック致します。
内部に何か問題があると、時間が進んだり・遅れたりしてしまいます。
時計としてその状態では販売する事が出来ませんので、買取り後はオーバーホール等のメンテナンスを行います。
その時に内部機械に損傷が見られたりすると、パーツの交換等も行わなくてはならなくなりますのでその分費用が掛かってしまいます。
とは言え、私たちの提携修理工房で修理コストは抑えておりますので、メンテナンスが必要な状態でも通常の査定金額より大幅に査定金額を下げる事もないため「使わないかな」と思われたらそのままお持ち頂く事をおススメしております。
今回のお品は購入店舗さまの方でしっかりとメンテナンスをされていたお品でしたので内部状態でのマイナス点はありませんでした。
③文字盤の希少性
時計の顔(フェイス)になるため文字盤のカラーは査定ポイントの中でもかなり重要なポイントとなります。
特に今回の「ブルーグラデーション」は「シャンパン(ゴールド)」「ブラック」などの流通量が多い文字盤と違い希少性が高く「ブルーグラデーション」の文字盤や「コンピューター」文字盤は流通量が少なく買取り価格に期待ができます。
「ブルーグラデーション」の文字盤は一般的な文字盤より50,000円以上の希少価値が付いておりますので売却をお考えの方はしっかりと評価してもらえる店舗さまを選ばれる事をおススメ致します。
④付属品の状態
時計をご購入される場合には専用ケース(箱)やギャランティカードと呼ばれる保証書が一緒に付属してきます。
その付属品の中でも特に大切とされているのが保証書です。
専用のケースやベルトを調整されたときに余った「コマ」は後で入手する事は出来ますが、保証書だけはメーカーに再発行をお願いしても発行してもらう事が出来ないため、二度と同じ保証書が発行される事はありません。
ご紹介しているデイトジャストはこの保証書が「ある」「ない」で買取価格が50,000円以上変わってくる事もありますので査定にお持ち頂く際は出来るだけ買われた当時の付属品を一緒にお持ち下さい!!
今回は購入当時の海外発行(並行品)の保証書(ギャランティ)がしっかりと付属品しておりましたので出来る限りの査定をさせて頂きました。
まとめ
2020年の現在でも後継機種であるRef.126233・126333やRef.116233が発売されていますが、Ref.16233の人気が衰えるどころか価格も高騰しております。
ロレックスは資産価値も高いため、ご購入頂くのもお勧めできるモデルの1つです!!
現在の「コロナ渦」の影響で、ロレックスの中古相場は2020年の4月と5月に大きく相場が下落しまいましたが、現在は落ち着きを取り戻して相場もコロナ以前の買取り相場となっています!!
そのためご紹介したデイトジャスト以外にも「かんてい局」ではロレックス全モデルを積極的に買取りさせていただいております。
私たち「かんてい局」では国内外の企業とのつながりにより自社の小売業や、香港をはじめとする海外への販路開拓など幅広い様々な販売チャネルを持っています。
お客さまのご希望を伺いながら丁寧に査定し、満足いただける査定金額をご提示しますので、是非「かんてい局茜部店」までお問い合わせください!!
ロレックスの買取価格大公開!気になる中古相場事情と高騰の理由を教えます。かんてい局の鑑定士がまるっと売却指導させて頂きます!【茜部】
☟時計の詳しい解説はかんてい局公式YouTubeチャンネルで動画でご説明しております!☟