皆さんこんにちは!!
かんてい局春日井店です(*’▽’)
今回は、スイスの名門ブランドである「パテックフィリップ」のモデルについて紹介させていただきます!!
パテックフィリップは1839年に創業された老舗の腕時計メーカーで、「オーデマピゲ」「ヴァシュロンコンスタンタン」と並ぶ、世界三大時計として高く評価されています。
複雑機構を手掛けるその技術力や、発表当時から大きく変わらない完成されたデザイン性など、時計コレクターなら誰もが認める一流ブランドです!
今回はそんな「パテックフィリップ」から、「カラトラバ」というモデルについて紹介させていただきます!
こちらの記事では下記の構成でお話していきます。
・パテックフィリップの「カラトラバ」とは?
・カラトラバ「5227J」の紹介
・カラトラバの相場について
・最後に
以上について解説していきます!
興味のある方は、是非この記事を参考にしてください。
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パテックフィリップの「カラトラバ」とは
パテックフィリップの「カラトラバ」というモデルについて解説させていただきます。
カラトラバは1932年に登場したパテックフィリップを代表するドレスモデルで、立体的で絶妙な位置に設けられたインデックス、ドフィーヌ型(細長い三角形)の針が採用され、一切の無駄のないデザインが魅力のモデルです。
そんなカラトラバの特徴をまずは挙げてきましょう。
①デザイン性の高さ
現存する、多くのドレスウォッチのほとんどは、このカラトラバをベースにして作られているものと言われています。
驚くべきは発表当時から現在までそのデザインはずっと受け継がれており、「ドレスモデルの原点」とも言える存在です。
下記の画像は1980年代(左側)のカラトラバと、2013年(右側)に発表されたカラトラバの比較です。
数十年経ってもいかに不変的で、完成されているというのが分かりますね。
②買いやすい価格帯
カラトラバは元々「金無垢モデル」のみが展開されており、当時は「高級なドレスウォッチ」として位置づけられていました。
また、当時は機械式のモデルしか存在しておりませんでしたが、近年では「クォーツ(電池式)」、「ステンレススチール」素材などのモデルも展開されており、条件を絞れば安く購入することも可能です。
中古の型落ちだと100万円以内で買えるモデルもありますので、パテックの定番シリーズとしてはかなりリーズナブルだと思います。
他の人気モデルで「ノーチラス」や「アクアノート」などは、機械式だと400~500万円以上するものがほとんどです。
そのためパテックフィリップの入門モデルとして挙げられるものも少なくありません。
③豊富なバリエーション
統一されたデザインでありながら、ケースサイズ(メンズ、レディース、ボーイズ)や機構(自動巻き、手巻き、クォーツ)、インデックスも定番のバーインデックスからローマ、アラビアなど、多くのバリエーションが存在します。
初期モデルは「バーインデックス×手巻き」で、筆者の私自身はこの組み合わせが一番好きです。
一番カラトラバらしさを感じて、愛着が湧きやすいです。
ご自身の好きな組み合わせで選択していきましょう。
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カラトラバ「5227J」の紹介
今回入荷したモデルは、「5227J」という品番のカラトラバです。
こちらのモデルは2013年に発表された、カラトラバの新作モデルです。
3時位置にはカレンダーが配置され、立体的なバーインデックスとアイボリー文字盤は当時の初代カラトラバをイメージさせますね。
そしてなんとこちらは、ティファニーとのWネームモデルです。
非常に希少性が高く、私たちのような鑑定士でも中々見る事ができない個体です。
Wネームとはどういう意味か?また、このモデルが持つスペックやデザインについて、詳しく解説していきます。
ティファニーとのWネームとは?
パテックフィリップとティファニーは、1851年にパートナーシップ契約を結んでおり、ティファニーは「パテックが唯一Wネームとして認めているブランド」だそうです。
ティファニーは世界五大ジュエリーブランドの一つと言われる程高い評価を受けており、あまりブランドに詳しくない人でもきっとその名をどこかで耳にした事があるでしょう。
そんなパテックフィリップとティファニーのWネームモデルは極端に生産数が少なく、市場では非常に高額で取引されています。
有名な話で言えば、ティファニーとのパートナーシップ契約170周年を記念して世界170本限定で作られたブルーダイヤル(青文字盤)の「ノーチラス」が、日本円で約7億円で落札されたという事がありました。
下記、パテックフィリップ/ノーチラス ティファニーブルー
引用元:https://www.webchronos.net/news/73594/
それほどまでWネームは価値が高く、評価されているという事です。
スペックについて
※現在出品中※
販売価格:5,328,000円
ケースサイズ:39mm
ケース厚み:9.24mm
防水性:3気圧防水
機構:自動巻き
文字盤:アイボリー文字盤
素材:K18YG(イエローゴールド)
機械式でありながら、ケースの厚みが9.24mmという、驚異的な薄さを持っています。
多機能になればなるほど、薄く作るという事は難しいとされています。
パテックの卓越した技術力がこのスペックだけでも分かるという事ですね。
また、ケースサイズは扱いやすい絶妙な「39mm」で、金無垢ですので職業によってはちょっと付けづらいかもしれませんが、左程シーンを選ばず使えるモデルだと思います。
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デザイン、ディティール
①文字盤
インデックスはゴールドのバーインデックスが採用されており、ダイヤルカラーは高級感のあるアイボリーです。
6時側には小さく「ティファニー」のロゴが入っており、主張しすぎない、さりげないWネームのアピールになっています。
②リューズ
リューズの先端にはパテックのシンボルマークが施されています。
これは300年以上の歴史を持つ「カラトラバ騎士団」の紋章から取り上げられています。
1908年頃にこの「カラトラバ十字」がパテックフィリップのシンボルマークとして表彰登録され、現在でも様々なモデルにこのカラトラバ十字マークが採用されています。
③バックル、尾錠
バックルはDバックルと、替えベルトとして尾錠が付属しております。
ちなみにDバックルは、定価で35万円程するそうです。パーツだけでも非常に高額ですね。
脱着時は圧倒的にこのDバックルタイプの方が楽ですが、この通り高額のため、中古品では尾錠タイプのほうが安く販売されている事があります。
もちろん、素材はケースもバックルもK18YG(イエローゴールド)が使われています。
④裏蓋
続いて裏蓋です。
裏蓋は開く事ができ、中の美しい機械を堪能することができます。
これは昔の「懐中時計」の仕様を継承して作られたという事で、時計としての深みを感じるポイントですね。
また、内部のローターにも「カラトラバ十字」のシンボルマークが刻印されており、パテックらしさを十分に感じられます。
⑤付属品
付属品は箱や冊子、保証書がございます。
箱はWネーム特有の、ティファニーの純正BOXとなります。
付属品だけでもかなり価値が高い事がうかがえます。
カラトラバの相場について
続いてカラトラバの相場についてお話していきます。
カラトラバは1932年頃に初代モデルが登場してから長い年月が経っていますが、いまだに人気は高く、パテックフィリップの「顔」とも言える程の定番モデルとして多くのユーザーから愛されています。
近年、スポーツモデルの先程挙げた「ノーチラス」や「アクアノート」の値上がりは著しく、人気のあまり定価で購入することが極めて困難という事態に陥っています。
カラトラバもその例外ではなく、最近では普通に定価を超えて売られているモデルや、十数年前に廃盤になったヴィンテージモデルの人気に火が付き、カラトラバの相場全体が値上がり傾向にあります。
特にメンズ(ケースサイズ35mm以上)の機械式(手巻き・自動巻き)モデルが上がり傾向にあります。
今後の相場の動きにも注目したいところですよね!
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最後に
今回はパテックフィリップの5227J「カラトラバ」についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
パテックフィリップのモデル自体入荷は少ないですが、その中でもさらに希少性の高いティファニーとのWネームモデルです。
こちらのモデルが気になった方は、是非かんてい局春日井店までお問合せくださいませ。
皆様のご来店を心待ちしております。