【2021.3.20|追記】
本日は30代・40代の男性に本気でおススメしたい「ネクストヴィンテージ」の時計について記事を書いています。
「ヴィンテージ・ウォッチ」に興味はあっても「ロレックス」などの注目モデルが軒並み高騰し、分からないことが多くて購入には一歩踏み出せない・・・と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は価格面でも少し頑張れば手が届き、機能・性能面も現在の時計と同水準でありながら、十分にヴィンテージ感を楽しめ、使っていく中で将来的に値上がりも期待できるかも・・・と、そんな夢もリアルになりつつある「ネクストヴィンテージ・ウォッチ」についてご紹介します。
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ネクストヴィンテージとは
特に詳しい定義はまだされていませんが、1980年後半から2000年代の初頭まで製造され、現在は「生産終了」となっているモデルを「ネクストヴィンテージ」や「セミヴィンテージ」と呼ばれています。
雑誌などでは1980年代から2000年代を含めるところもありますが、私は1980年後半から2000年代の初頭まで製造された「トリチウム」夜光が使われる時計を「ネクストヴィンテージ」としています。
トリチウム夜光は発がん性の物質を使用していることから、ダイヤルに「SWISS-T<25」の記載で、注意喚起していましたが、1990年代後半には使用を全面的に禁止され、ロレックスも1998年にルミノバ夜光に変更しました。
トリチウム夜光の特徴として「変色」することが挙げられ、キレイにクリーム色になったものは評価も高くなっています。
またこの時代の時計には大変「魅力的」な時計が多く、歴史を振り返ると「クオーツショック」と呼ばれる機械式時計の衰退がこの時代に終わります。
理由は各メーカーが現在につながる「名作・名機」と呼べるモデルを発表・発売した事で1980年代後半から徐々に人気を盛り返して、新し時代が始まっているからです。
そのため人気を盛り返す「キッカケ」となった1980年代後期から1990年代の時計が「面白い!」「一番熱い!」と時計愛好家からは言われています。
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ネクストヴィンテージが人気の理由
では、どうして「今」1990年代(ネクストヴィンテージ)の時計の評価が見直されているのか?
それは「ネクストヴィンテージ」の時計は、一見しただけでは目立たないポイントに魅力があるため、ヴィンテージの時計よりもある意味で時計愛好家(玄人)好みの「時計」として評価されているからです。
またロレックスを始めとする現在の高級時計の価格はかなり高騰しているため、当時とそれほど価格が変わっていないモデルの時計が多くあるため現在、徐々に人気になりつつあります。
いち早く注目しておけば、もしかしたら数年後に「激レア」ヴィンテージに!?
なんてこともあるかも知れません。
でも私としてはやはり純粋に時計を楽しんで頂きたいと思っていますので、あまりレアな個体にこだわらず、気になる年代の時計を探していただければと思っています。
①修理・メンテナンスができる
高級時計であっても「生産終了」されたモデルは何年も経つと「パーツ」の予備がなくなり、修理を受け付けてもらえなくなります。
部品はもちろん製造についての「ノウハウ」が残ってない可能性があるからですが、まだこの世代の時計は各メーカーともパーツなどが残っているため、しっかりと修理・メンテナンスができるのです。
とは言え、文字盤や針などは当時(オリジナル)のままが良いとされていますので、メーカー修理であっても交換されない事をおススメします。
②お手頃価格のモデルが多い
比較的手に入れやすい価格帯の商品が多いのも人気の一つです。
価格は数年前に比べると少し高くなっているモデルもありますが、まだロレックスなどの人気モデルであったもヴィンテージウォッチほどの価格高騰をしていないモデルが多々あります。
そしてこの時代の高級時計は現在とは違いもともと、ファースト時計として購入される方が少なく「時計が本当に好き」と言う一部の方(時計愛好家・玄人)が購入されていたため「中古品」でも状態が良いモデルが多くあるのが特徴です。
③男性らしいモデルが多い
この時代の時計はシンプルで「実用的」な時計といった印象の腕時計が多く「大人の男性」によく似合う、華美すぎないデザインも特徴です。
現在の時計のように「デカ厚ケース」ではなく、ケース径も36~40mmとなっている時計が多いため、使いやすく年齢を重ねるごとに似合っていく、飽きのこないサイズ感だったりします。
④人と被らない
ロレックスなどの人気モデルであってもマイナーチェンジなどもあるため、せっかく買った時計が他人と同じだったと言う「ガッカリ」な事はまず避けられます。
そして何より個体によって変わる「変色」や「エイジング」が魅力の一つとなっているため、キズや変色を楽しみながらヴィンテージ感を楽しめます。
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どうしてススメるの?
ではどうして私が30代・40代の方に「ネクストヴィンテージ」をおススメしているのか?
それはこの年代(30代・40代)にともなると、社会的に信用もあるため、少し背伸びした時計を選ばれる方が多くいます。
企業で働く人の方だと若手の「お手本」として見られますので、男としての品格を見せつけたいところですし、営業などの外回りをされるお仕事の場合は鉄板話題と言えるのは「時計」だったりします。
特にネクストヴィンテージなどの「玄人」が好きそうなモデルであれば、40代後半から60代の方の世代の時計となるため、自分がしゃべるより相手(お客さま)が時計の話題を振ってくれたりするのでそんなに詳しくなくても知識と品格が手に入ります。
そのため私は「人とは違う時計で個性を出したい!」と考えている方には現行モデルよりもこの時代(ネクストヴィンテージ)の時計をおススメしています。
その「ネクストヴィンテージ」の時計の中で私が特におススメしたい時計は「IWC」の時計です。
IWCの時計は質実剛健な気質が特徴で「見やすい」「正しい」「末永く愛用できる」といった、時計本来の価値を一貫して守り抜いていることもIWCを語るうえで欠かせない特徴です。
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IWCとは
IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)は、1868年に時計製造の中心地であるスイスのシャフハウゼンで創業しました。
スイス企業ですが、本社がドイツ語圏のシャフハウゼンにあるため、製品もスイス時計らしい華やかなデザインのものは少なく「シンプル」な時計を多く製造しています。
耐久性に優れた大型なムーブメントを好む傾向があり、これはアルバート・ペラトン、クルト・クラウスの設計思想が反映されていると言われています。
創業者がアメリカ人の時計技師であるフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズであるため、スイスの時計ブランドではめずらしい英語名となっており、略称の「IWC」が正式名称として通っているという、あまりみられない時計ブランドです。
①メカニカルフリーガークロノグラフ
品番:IW370603
ムーブメント:自動巻き|Cal.7922(ETA7750ベース)
防水:60m防水
サイズ:39mm
仕様:クロノグラフ デイデイト表示 耐磁
生産終了後も人気の高い「メカニカルフリーガークロノグラフ」
”フリーガー”とはドイツ語で「パイロット」を意味します航空機のコックピット内でも磁力の影響を受けないようにインナーケースに特殊金属を使用した、高機能なスペックを誇る名機です。
IWC伝統のパイロットモデルがメカニカル フリーガーになりますがマットブラックの文字盤に、ホワイトのアラビアインデックスはミリタリーな雰囲気と確かな視認性を誇ります。
※残念ながら現在は売り切れ中となります。
②マーク12
IW324101
ムーブメント:自動巻き|Cal.884/2
防水:60m防水
サイズ:36mm
仕様:デイト表示 耐磁
マーク12は、IWC創立125周年を記念して1993年に製造を開始し、1999年まで販売されました。
この時計の最大の魅力は「ムーブメント」です。
このマーク12は「ジャガー・ルクルト」の「Cal.889」をベースにした「Cal.884/2」がIWCで唯一搭載されたモデルなのです!!
ジャガー・ルクルトは、1833年の創業以来、卓越した技術で350種類以上ものムーブメントを作り上げてきたジャガー・ルクルトは「機械屋」と称され、優れた技術から生み出されたクォリティーの高いムーブメントが有名です。
またこの「Cal.889」をベースにしたムーブメントはオーデマ・ピゲやヴァシュロン・コンスタンタンなども利用をしております。
※残念ながら現在は売り切れ中となります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
正直なところ、ネクストヴィンテージと呼ばれる時計の良さの全てを言葉だけで伝える事が出来ていないかもしれません!
それはネクストヴィンテージの時計には「独特なオーラ」がありこれは実際に手に取って頂かないと伝わらないからです。
もし今回の記事を読んで少しでも興味を持たれたら是非、腕につけてみて下さい。
きっと私の言っている「オーラ」を感じていただく事が出来ると思います!
「中古だから」と敬遠される方もいらっしゃると思いますが、中古品でしか買う事の出来ないこの時代の魅力を感じて頂けると思います。
またかんてい局ではしっかりとメンテナンスをさせて頂いており、状態の良い商品をたくさんご用意しておりますので、皆様のご来店を心よりお待ちしております!!
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