みなさんこんにちは!かんてい局小牧店です。
つい最近、かんてい局小牧店に入荷した商品で、まだ中古があまり出回っていない商品がございますので、特徴などをご紹介したいと思います!
もしかして皆さんの中にももう見かけた方がいらっしゃるでしょうか?
本日ご紹介するのは2021年のコレクション「ウォーターカラー・モノグラムキャンバス」についてです。
この記事では…
・水彩画のようなモノグラムを見たが、ラインが分からない方
・ウォーターカラー・モノグラムキャンバスがどんなものか知りたい方
・ルイ・ヴィトンが目指すサスティナビリティについて知りたい方
に読んでいただきたいまとめの記事となっております。
入荷した商品 M80499 ジッピーウォレット・ヴェルティカル
こちらが入荷したばかりのお品物です。ホワイトの生地に、うっすらグレーのモノグラム柄がベースとなっていて、そこにブルーを基調としたにじんだ水彩のモノグラムが描かれています。
写真に撮ってみても、とても綺麗です。
↓中は綺麗なブルーになっております。
2021年メンズサマー・カプセルコレクションの特徴
2021年メンズサマーコレクションのですが、2021年の3月19日から販売されています。
舞台はカリフォルニアのヴェニスビーチの界隈で、夏の夜明け、日中、夕暮れの3つのシーンに夏の彩りを感じさせる鮮やかな商品ばかりです。
西海岸のスケートボーダーやクリエイティブなアーティストの持つ感覚をデザインへと集約させています。
引用© Louis Vuitton Malletier
カラフルなマルチカラーのグラフィックと水彩画から着想を得たモノグラム・モチーフ──太陽のように鮮やかなムードと海の活気に満ちた動きに駆り立てられ、躍動感溢れる季節のはじまりを体現。本コレクションでは新作に加え、メゾンを象徴するアイコニックなアイテムにもウォーターカラーのモノグラム・モチーフが施されています。
ルイヴィトン公式オンラインサイトより引用
ウォーターカラーとは?
水彩絵の具や水彩画、それらの淡い色調のことです。
⇩こちらはイメージ画像ですが、水をたっぷり含んで広がるような、濃淡のある色彩が水彩絵の具の特徴です。
水分を多く使うので、透明感があります。
ウォーターカラー・モノグラムの商品の特徴
1.デザイナーはだれ?
デザイナーは鬼才ヴァージルアブローです。
ヴァージルアブローはオフホワイトのデザイナーで2019年にはルイ・ヴィトンのメンズアーティスティックディレクターに任命されています。
ヴァージルアブロー以降のルイヴィトンは、伝統的なモノグラムにストリートの解釈をMIXした斬新で新しいイメージに変わっていきましたね。
↓こちらもアブロー以降の商品です。モノグラム、ダミエがMIXされてつつはちみつを表現しているデザインで、POPさが強く出ています。
N40381 ソフトトランク ショルダーバッグ モノグラム NIGOとのコラボ商品
2.イメージキャラクターはだれ?
今回のコレクションの一部では、モデルとしてラッパーの21サヴェージ(トゥエニーワン・サヴェージ)を起用しています。
21サヴェージはロンドン生まれ、アメリカ合衆国のアトランタ出身のラッパーで、2017年にエピックレコードと契約し、これまでにグラミー賞を一回受賞しています。
額に剣のタトゥーを入れているのが21サヴェージ氏のチャームポイントです。
引用© Louis Vuitton Malletier
3.何を表現したかったの?
キーワードとなるのは「無限」。
徐々に変化する夏空の色を鮮やかに表現しています。カリフォルニアのゆったりとしたエネルギーの中で、無限の感覚を表しています。
ルイ・ヴィトン公式サイトでは、プロモーションのイメージ映像が見られますが、水辺でダンスしたり、ブランコに乗ったりゆったりとした時間感覚の中で遊んだり泳いだり、自転車に乗って走ったりと、まるでずっと続いてほしい夏休みのようなインスピレーションを受ける映像でした。
水彩絵の具というのは水をたくさん含ませる性質上、水辺や空のじんわりしたぼんやりしたにじんだ世界を表現するのにも適しているのですが、今回のコレクションの水辺のイメージにぴったり合っていたのかもしれませんね!また、時間帯ごとにカラーのコンセプトが分かれているようで、下記にてご紹介しています。
デイタイムに「ウォーターカラー」のカラフルなアイテム
太陽の光や夕日の下で映えるのがこちらのウォーターカラーの商品です。
ナイトタイムに「インク・ウォーターカラー」のパジャマシャツ
インクウォーターカラーの特徴は、白地にインディゴカラーで着色の商品と、インディゴに白いカラーでプリントされた商品がございます。ナイトタイムにぴったりなパジャマも発売されています。
引用© Louis Vuitton Malletier
ルイ・ヴィトンのサスティナビリティへの取り組み
皆さんは現在、世界的にSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略」というムーブメントが起きているのをご存知でしょうか?これは地球上の有限な資源を無駄なく使用し、今後にわたり持続的に存続するためのスローガンです。
ルイ・ヴィトンも例外ではなく、サスティナビリティへの取り組みを行っており、
こちらのコレクションではウィンドブレーカーなども出ていますが、使用しているナイロンはリサイクルの生地を使用しています。Tシャツにはサステナブル・コットンを使っています。
また、塩素や金属を使用しないで製造された染料を使用して水質汚染を防いだり、使用する繊維製品についてもオーガニックの世界基準である「GOTS(グローバルオーガニック・テキスタイル世界基準)」の認証またはBCI(ベターコットンイニシアティブ)認証を受けたもののみ使用するなど原材料が全て再生可能ではないことから調達において透明性や説明責任を果たすことに努めているようです。
持続可能性や、終わらぬ旅と言う言葉は、今回のテーマの「無限」に通じていますよね。
こちらについては、「ルイ・ヴィトンの終わらぬ旅」として公式サイトに詳しい内容がございますので、詳しく知りたい方はリンクからどうぞ!
そこで、発表されているスローガンが下記となります。
2025年までに100%責任を持った原材料の調達、
そして2030年までに使い捨てプラスチックの使用率0%にすること。
ルイヴィトン公式サイトより
また、こちらのスローガンに対する達成率パーセンテージも円グラフで見ることが出来ます。
ルイ・ヴィトンがサプライチェーンを通して環境に配慮した取り組みをしていることを可視化している点が個人的に凄いと感じました。
これはすごい!ルイ・ヴィトンのサスティナブルな取り組み3選
こちらでは、筆者が個人的にすごいと感じた具体的な施策についてご紹介します!
①フレグランスボトルの詰め替え
詰め替え可能なフレグランスボトルの採用を行っています。
刻印を施してパーソナライズした全フレグランスは一部店舗にて詰め替えが可能!
これは画期的とおもいきやこちら、まだ日本では実施されていないサービスでした。
なんと独自に生み出した機械によってからのボトルの口を開ける事無く、フレグランスを詰めることが可能になるようです。ボトルが再利用できたり何度でも使えたら思い入れを持って長く使いたくなりますよね!!
②リペアを考えたデザイン
ルイ・ヴィトンでは一度購入された製品が世代から世代に受け継がれていくためにアフターサービスを充実させていますが、将来的にリペアが必要とされる可能性のある個所についてはデザインの段階で考慮しているそうです。
初期のデザインの段階で今後リペアで必要になる素材について予測を立てているので、新たな原材料ではなく余剰の素材で修理する事が出来ます。必要な素材を必要な分だけ確保するような、原材料の最適化を目指しているんです。
③余った素材の再利用
ルイ・ヴィトンでは皮革の使用原材料の最適化を目指していますが、特に2018年からは余った皮革素材に対して「Cuirs Patrimoine」のプロジェクトが始まりました。
【具体的な取り組み】
・使われなくなった皮革のストックを次のコレクションで使用することを奨励
・2020年廃棄レザーのショールームを設置。
・未使用の廃棄レザーを店舗のディスプレイの材料として使用
・レザーの端切れはバッグの補強材に使用する
最後に
いかがでしたでしょうか?【2021年メンズサマー】は淡い色合いが特徴の「ウォーターカラー」がメインとなっていましたが、2021AWのメンズコレクションはガラッと印象が変わり、「白黒」を基調としたデザインやメタリックな素材、ビビットな色のTシャツのようなデザインになっています!ルイ・ヴィトンの今後の展開にも目が離せませんね。