ROLEX【ロレックス】 116710LN GMTマスター2のバックルの違いについて
こんにちは!かんてい局小牧店、鑑定士の森野です。
本日のブログではロレックス 116710LN GMTマスター2の「鏡面仕上げ」についてお話をさせて頂きます。
つい先日入荷したばかりの商品ですが、ちょうどメンテナンスが終わり店頭に戻ってきた商品ですので、実機を交えて鏡面仕上げと梨地仕上げではどう違うのかご説明させて頂きます。
本題に入る前に少しだけ ロレックス 116710LN GMTマスター2についてお話をさせて頂きます。
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ロレックス 116710LN GMTマスター2とは
まず初めに116710LN GMTマスター2について少しだけお話をさせて頂きます。
GMTマスターといえばロレックスの中でもパイロットウォッチという位置づけのモデルになっております。
GMTマスターが登場し、その後GMTマスター2の発表、そして今回ご紹介させて頂くGMTマスター2へ移り変わっているのですが、特徴はなんといっても3か国表示だといえます。
見た目は同ブランドのサブマリーナーのような雰囲気ですが、よく見るとGMT針、24時間表示ベゼルが採用されております。
これらの機能を活用する事でホーム時間含め3か国の時間を表示する事が可能になります。
以前販売されていたGMTマスターでは2か国表示だけでしたが、GMTマスター2からは現在のように3か国表示となっております。
ちなみにこちらのRef.116710LN GMTマスター2でございますが、非常に人気も高いモデルではありますが、2018年頃になんと廃盤になってしまったのです。。
GMTマスター2といえば、同じステンレススチール素材だと今回の黒いベゼルの他にも通称バットマンと呼ばれる
Ref.116710BLNR GMTマスター2
も存在しておりましたが、同様に廃盤になってしまっているのです。
ただ大きな違いとしてはこちらのバットマンと呼ばれる青黒のGMTマスター2に関しては、型番を変え、ブレスレットの仕様変更を伴い
126710BLNR GMTマスター2
として販売されておりますが、黒色のベゼルのGMTマスター2は廃盤のままとなっております。
その為、廃盤が決定したことによりこちらのRef.116710LN GMTマスター2は一気に中古価格が高騰し、一時期は中古市場からも姿を消したことを覚えています。
現在はある程度の価格帯で取引されているものがほとんどですが、ピークな時だと150万円台まで販売価格が高騰しました。
ちなみに過去の価格の推移や業界話はこちらで詳しくお話をしておりますので是非ご覧になってみて下さい。
ロレックス 116710LN GMTマスター2 鏡面バックルと梨地バックルの違い
では今回のブログの本題となります、116710LN GMTマスター2のバックルの違いについてお話をさせて頂きます。
ロレックスの現行タイプのブレスレットは「オイスターロック」と呼ばれるもので、非常に重厚感もあり、以前までのモデルに採用されていた「ダブルロック」よりもしっかりとした作りになっているのが特徴です。
6桁リファレンスぼスポーツモデルにはほとんどこの「オイスターロック」のブレスレットが採用されているのですが、製造年数によってこのブレスレットのバックル部分の仕様が異なっているのです。
ではその違いは何かといわれると「バックルの仕上げ方の違い」です。
2015年ごろから仕様変更が行われているのですが、こちら2015年までのバックルの仕上げ方をご覧いただくと「梨地」になっているのがお分かりいただけると思います。
これに対し2015年以降のバックルは仕上げ方が「鏡面仕上げ」となっております。
主観ではございますが、梨地と比べると高級感があるように思えます。
もちろん好みは分かれるとは思いますが、私はこの「鏡面仕上げ」の方が好きですね。
鏡面仕上げと梨地仕上げの中古相場の違い
ではこちらで最後になりますが、実際にこのバックルの仕上げ方の違いで中古価格はどうなっているのでしょうか?
答えからいうと中古価格は鏡面仕上げの方がモデルや状態にもよりますが大体で5~10万円前後高くなる傾向にございます。
理由は様々だと思いますが、鏡面仕上げの方が2015年以降の製造の為2015年以前のものと比べても高年式のモデルになること、や見た目の違いもあります。
その為、もし同じ条件下(付属品完品、傷なし)で116710LN GMTマスター2を比較した場合鏡面仕上げのバックルのGMTマスター2の方が中古価格は高額になるといえます。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は116710LN GMTマスター2 のバックルの違いについてお話させて頂きました。
鏡面か梨地によって価格が異なってくるのですが、フェイス(文字盤)のように見た目で判断できるものではないため、こだわりの一つになってくるかと思います。
中古での価格帯に関しては、鏡面仕上げの方が高くなってしまうため、費用面を考慮して少しでも安く抑えるのであれば梨地、高くても拘りたいって方には鏡面仕上げがお勧めですね!