今回はルイ・ヴィトンのハンドバッグ(トートバッグ)を購入するときに注意して頂きたいポイントについてご紹介させて頂きます!
いつもは「買取り」をさせて頂いている鑑定士がご説明しておりますが、実は買取りのチェックポイントとなっていますので「ルイ・ヴィトン」の中古品の購入を考えておられる方は、是非この記事を参考にして下さい!
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購入時にチェックするポイントについて
①ハンドルの状態について
ハンドバッグで一番気になる部分はハンドルではないでしょうか?
ヴィトンの「ヌメ革」は茶色のレザー素材です。
そもそもヌメ革とは「牛皮をタンニンで柔らかくした素材」であり、素材そのもののレザーであると言えます。
特殊なコーティングなどはされないものですので紫外線や水分に弱い非常にデリケートな性質ですので必ず確認をしましょう。
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レザー本来のハリやツヤなどは若干感じますが、それなりに使われた形跡が残っており持ち手が黒く変色をしています。
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まだまだレザー本来のツヤとハリを感じる状態で持ち手の変色もありません。
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②外装の状態について
形がしっかりしているタイプのトートバッグは特に角スレが起こりやすいためバッグの外装も大切な評価の基準となります。
もともとヴィトンのモノグラムバッグは素材がキャンバス素材を特殊加工した「トアル地」と呼ばれる高級素材を使用しています。
ビニールなので弾力があり、少しの水であれば濡れても問題がありませんしで 薬品にも強いので、状態を確認する際はやはりレザー部分を確認しましょう。
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レザー本来のハリやツヤが感じられない様態になっています。
四隅の角はどはご使用された形跡が残っておりヌメ革が破れて中の「ワイヤー」が見えてしまってます。
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レザー本来のツヤとハリを感じる状態で色も変色していません。
また四隅には若干の使用された形跡の擦りキズはありますが、まだまだキレイな状態です。
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③内部について
内部の気になるところです。
女性用のバッグですのでお財布や化粧品やスマートフォンなども入れると思いますが、化粧品やペンなどの場合をバッグに入れる際には注意をされることをおススメ致します。
理由は簡単で汚れてしまうからですが、特にペンなどの後は取り除く事ができないためペン後・化粧品跡はそのまま残ってしまいますので購入前には必ず内部の確認しましょう。
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内部に一部ペン後が確認できます。
その他の汚れなどは店舗でキレイに清掃しているためバッグ内部に擦れは感じますが、その他はキレイになっています。
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化粧品跡がありますが、擦れなどもなくまだまだキレイな状態です。
④ハンドルの付け根について
意外と見落される方が多いのですが、実は一番重要なポイントはハンドルの付け根の状態です。
特にハンドバッグなどの場合は経年劣化に伴いバッグの重さに耐えきれず劣化して亀裂が入っているケースもあるため購入前には必ず内部の確認しましょう。
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ハンドルの付け根が金具とレザーとなっているためやはりレザーに亀裂が入っています。
このままお使いいただくこともできますが、切れてしまう事も考えられるため販売価格はその分安くなっています。
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経年劣化による亀裂やひび割れなども確認できない状態で、擦れなどもなくまだまだキレイな状態です。
今回ご紹介しているバッグについて
バティニョールとは
バティニョールは現在は廃盤品となっておりますが、使い勝手の良さから中古市場では安定て人気があります。
「バティニョール」という名前はフランス、パリの17区にある地名から付けられています。
少し小さめのバッグとなりますが、使い勝手の良さから学生からOLの方まで幅広い層から支持を得ています。
開閉口には金具が付いており、側面には3段階の調節可能なベルトがついているデザインでマチも広めなので荷物が多い方でも安心です。
バティニョールの発売されていた15年程前はトートバッグの人気が高い始めた時期で、ルイ・ヴィトンの商品も現在と比べると定価の設定が安かったことから、当時からかなり売れていたバッグでした。
サイズ展開について
バテイニョール
型番|M51156
サイズ|W:26.0×H:23.0×D:14.0cm
3種類の中で一番小さいサイズで、正方形に近い形をしています。
財布やスマホなどの最低限の荷物が入り、お買い物などのちょっとしたお出かけにぴったりのサイズです。
バティニョール・ヴェルティカル
型番|M51153
サイズ|W:34.0×H:30.0×D:14.0cm
3つのサイズの中で唯一縦長のデザインとなっています。
「ヴェルティカル」はフランス語で縦や垂直を意味します。
A4サイズが入るので、書類かばんとしても使えます。
バティニョール・オリゾンタル
型番|M51154
サイズ|W:39.0×H:23.0×D*14.0cm
オリソンタルはヴェルティカルとは違い横長のデザインです。
見た目の通り「オリゾンタル」は横を意味します。
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相場について
ルイ・ヴィトンのバティニョールは2000年代を代表するアイコンバックとして活躍していましたが、2010年ごろに残念ながら廃盤品となってしまいました。
廃盤となった理由は「ネヴァーフル」の存在が大きく、ネヴァーフルは発売当時からかなりの人気を博しており、ヴィトンとしてもネヴァーフルを「押し」ていたため、同じようなトートバッグだったバティニョールが廃盤となったのを覚えています。
最近ではヴィトンの1990年代~2000年代のヴィンテージ人気もあり価格が高騰しているバッグとなっています。
廃盤品となった当時の定価は約86,000円で中古の価格はUSED-Aの状態で50,000円~60,000円ほどの相場でしたが、2021年(現在)はUSED-Aの状態で80,000円~100,000円となっており新品に近い状態のアイテムですと当時の定価を越えている状態です。
そのため中古品で購入を考えると販売価格の違いである程度の状態を把握することもできますが、現在はインターネットのショッピングモールなどで簡単に比較検討ができるため状態を価格で判断するのも難しくなっています。
迷われているお品の状態が気になるようでしたら、今回の状態評価が分かるポイントを参考にして頂き、直接店舗にお電話されたり、メールなどでお問合せをされる事をおススメ致します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日はルイ・ヴィトンのバティニョールで状態の違い確認してみましたが、モノグラムのバッグで私が一番確認して頂きたいポイントはレザーの状態です。
レザーの状態で実は買取価格がかなり変わります。
特に劣化が進んでひび割れなどしている状態と劣化していない状態では買取価格に大きな差が開きます。
もちろん劣化や亀裂などが見受けられるお品でもしっかりと評価して買取りしておりますのでご安心頂ければと思いますが、現在ヴィンテージの人気が上がっており、買取価格も去年と比べると格段に上がっておりますので、もし使われていないルイ・ヴィトンのバッグがご自宅にある?という方は是非、一度かんてい局茜部店までご相談ください。
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