人気質屋ブログ～スイスの名門ブランドULYSSE NARDIN【ユリス・ナルダン】から渋いモデル「サンマルコ」のご紹介編～【愛知・岐阜の質屋かんてい局】【茜部】

 

皆様こんにちは！！

かんてい局茜部店です(*’▽’)

 

6月も中旬に近づいており、すっかり夏の気温になってきていますね^^;

服装も長袖を着る方がだんだんと少なくなり、半袖を着られる方が増えてきているように感じます。

 

夏のアイテムとして欠かせないのは、やはり「腕時計」ですね！

鑑定士の仕事をしていると、仕事柄か、自然に腕時計のほうに目が行ってしまいます(笑)

 

そこで今回は少しマニアックなスイスブランドについて紹介させて頂きたいと思います！

 

 

～ULYSSE NARDIN【ユリスナルダン】について～

ユリス・ナルダンとは1846年にスイスの「ル・ロックル」にて創業された老舗ブランドです。

その後、1876年に創業者である「ユリス・ナルダン」は53歳という若さで亡くなってしまい、息子の「ポール・ダヴィド・ナルダン」という時計技師が引き継ぎました。

当時は腕時計ではなく「マリン・クロノメーター」や「懐中時計」の分野でユリス・ナルダンの右に出るブランドはなく、海軍用として各国に納入されました。

その後自社で製造を続け、世界中の博覧会やウォッチコンテストで多くの受賞をしています。

「トゥールビヨン」などの複雑機構も開発し、10万円台の比較的手ごろな価格帯から、1000万円を越える高級モデルも展開されております。

クォーツショック後に影響を受けたブランドでしたが、1990年代頃に復活を遂げ、近年知名度が上がっており、現代も当時の完成されたデザインを継承し続けています。

ユリス・ナルダンは現在でも数少ないマニュファクチュール(自社一貫製造)ブランドになり、知る人ぞ知るブランドで、多くの時計ファンから愛されています。

 

ユリス・ナルダン　サンマルコについて

 

今回紹介するのはユリス・ナルダンの中でもシンプルかつ、十分なオリジナリティを感じる、美しいデザインの「サンマルコ」になります。

時計本来の美しさを追及しており、無駄のない洗練された3針デザインです。

 

サンマルコで驚くのは何といっても「ケースの薄さ」です。

自動巻きとは思えない程スマートな作りになっており、全体として統一感のあるデザインです。

ケースサイズも37mmとなっており日本人の細腕には絶妙のサイズ感です。

 

 

ユリス・ナルダンのマリーンウォッチとしてのイメージでもある「錨(イカリ)」のマークがバックル、裏蓋、リューズ、ブレスの連結部中央に下記の様に刻印されており、類を見ない特徴的な仕様になっております。

 

＜バックル＞

 

＜ブレス＞

 

 

 

＜裏蓋＞

 

一件普通のシンプルな高級時計に見えますが、細部に職人のこだわりが見受けられますね！

 

 

 

夜光について

こちらのサンマルコの夜光は「トリチウム」となっております。

文字盤6時側の「T」のマークは「Tritium(トリチウム)」の意味を表しており、自らが発光する性質を持った夜光塗料を意味します。

トリチウムは放射性物質を微量に含んでいますが、人体に影響がある量ではないため、長い間製造され続けていました。

トリチウムには寿命がある為、現在では違う性質の発行塗料に変更されている物がほとんどですが、ヴィンテージウォッチの証としてこの時代のモデルをあえて好む方も少なくありません。

 

 

 

付属品について

ユリスナルダン、サンマルコの付属品です。

古い時計で付属品が全て揃っているという個体は中々珍しく、特にギャランティ(保証書)まで揃っている事は中々ありません。

買取となった場合は付属品の有無によって数万円程変動する場合があります。

 

 

さいごに

ユリスナルダンの「サンマルコ」というモデルについてご紹介させて頂きました！

いかがでしたでしょうか？

 

まだまだ、世の中にはあまり知られていない、数多くのスイスの名門ブランドは存在します。

それぞれに歴史、魅力があり、長く愛され続けています。

 

こちらは一度オーバーホールに出させて頂きますので、店頭に並ぶのはまだ先になりますが、もし気になった方は是非一度お問い合わせ頂ければと思います！

 

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