【2020年12月19日追記】
こんにちは!
かんてい局大垣店です!
本日はROLEX【ロレックス】定番モデル「エクスプローラー1」についてご紹介していきます。
エクスプローラーとは?
①エクスプローラーは2種類ある
ロレックスのエクスプローラーは1と2がありますが、今回ご紹介させて頂くエクスプローラー1は主に山の冒険家、登山家にフォーカスしたモデルとなっております。
あまり知られていない事ですが、エクスプローラー1はロレックスの中で1番最初のスポーツモデルです。
第二次世界大戦終戦後、エベレストや南極などの未開の地への探検ブームが到来。ロレックスはそれに目を付け開発したのがこのエクスプローラー1です。
高耐久、視認性の良さはピカイチで、本物の探検家たちの間でも愛用者が続出しました。
はっきり言うとこのモデルには特別な物はほぼ付いていません。
日付表示も無ければタキメーターも付いていません。
秒針と100mの防水機能が付いているのみです。
言ってしまえば外見上の仕様はオイスターパーペチュアルと同じです。
しかしここで止まってしまえばこのモデルはここまでです。
エクスプローラー1が開発された1953年から現在まで販売が続けられるには、一般人受けする必要があり、探検家向けに作られたこのモデルはそれを成し遂げたという事です。
では次になぜエクスプローラー1が一般人にも受け入れられたかご紹介致します。
②エクスプローラー1は何故一般人にも受け入れられたのか
基本的に専門性が高い時計というのは一般人には受け入れがたい物がほとんどです。
しかしエクスプローラー1はそれをはねのけ一般人に受け入れられ、定番モデルとなりました。
その理由は以下の通りです。
①徹底されたシンプルなデザイン
突然ですが、皆さん。
普通の生活を送っているときに突然、「あ、探検家向けの時計が欲しいな」と思った事はありますか?
私はありません。
もちろん耐久性が高い時計があるに越した事はありませんが、別に探検家向けの時計である必要性はどこにもありません。というか「これはすごい耐久性だ、買おう」となることがありません。
ではどこで購買意欲を刺激するか。
「見た目」ですよね。
トップ画を見ての通り、エクスプローラー1はオイスターパーペチュアルのようにシンプルなデザインです。
そのシンプルさが一般人受けし、人気を博したと言えます。
②使うシーンを選ばない
エクスプローラー1は何度も言う様にとにかくシンプルです。
シンプルなデザインの最大の利点は「使うタイミングを選ばない」ことです。
ビジネスシーンでもプライベートでも問わずステータス性をアピールでき、ファッション性も高い事から男性に人気も高く、メディアでは木村拓哉さんがドラマで使用した所から一気に人気が爆発しました。
一見すると同じ時計?激似モデル「オイスターパーペチュアル」と比較してみた!
コチラが今回比較していく2つのモデルです。
左が先程まで紹介していた「114270 エクスプローラー1」で、右が「77080 オイスターパーペチュアル(ボーイズ)」です!
あえてエクスプローラーに似たモデルを選んだのでボーイズサイズの物になってしまいましたが、やっぱりとてもデザインがそっくりですね。
ただ文字盤にはしっかりとモデル名が記載されていますので、中古販売店で購入されるときは落ち着いて確認してくださいね。
①ケース径
ケースの大きさはエクスプローラー1が36mmで77080のオイスターパーペチュアルが31mmと5mmの差があるので並べるとケースサイズで簡単にわかってしまいます。
これらは現行のモデルではありませんが、どちらも現行モデルはケースが大型化しており、どちらもケース径は41mmとなっています。
エクスプローラー1は41mmの物しかありませんが、オイスターパーペチュアルは28mm、34mm、36mm、41mmとメンズからレディースサイズまで揃っていますので、腕のサイズに合わせたモデルが選べるのは嬉しいですね。
②中古市場の価格帯
さて、購入するときに最も気になるのはやはり「金額」ですよね。
今回比較している2つのモデルの間には大きな金額差があります。
年式によって差がありますが、114270 エクスプローラー1は70~80万円前後。
オイスターパーペチュアルは30~60万円前後となっています。
価格差はありますが、どちらも素晴らしい時計なので、ご購入をご検討中の方は予算をしっかりと組んでご希望の方をお求めください。
下のバナーからかんてい局で販売中のロレックスが確認→そのまま購入までできるので、是非ご確認ください。
アナログ時計だからこそできるちょっと変わった時計の使い方
デイトジャストよりもシンプルな3針モデルですが、なぜ登山向けのモデルには何も付かなかったのか。
理由は残念ながらどこにも明記されていませんが、私がほぼこじつけで考えたものがあります。
登山するにおいて最も恐れる事態は「遭難」です。
磁場の狂いなどで方位磁石が使えなかったりして方角が分からなくなったりすると陥りやすいと聞きます。
そんな時に時計が役に立つのです。ただある程度太陽の位置が把握できる状況でないと使えない手段ですが・・・
アナログ針を持つ時計であればなんでもいいです。
時計の短針を太陽に向けます。そして短針と文字盤の12時の二等分線の方向が「南」になります。(今あなたがいる場所が南半球であれば「北」です)
自動巻の場合は時間が完全に正確であることが難しいですが、ある程度の指標にはなり、方角が分かれば町や主要道路に向かう事も出来ますよね。
そのために他の機能を無くしたのかな、と思っています。
最後に
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
エクスプローラー1はロレックスの中でも私が一番好きな時計でつい熱弁してしまった所があります。
現在はロレックスの相場が全体的に上昇傾向にあるため、比較的安価であったエクスプローラー1もなかなか手が出しにくい価格になってしまいました。
しかしロレックスは今買っても絶対に損をしない時計だと思います。
一生に一度の高級時計として1本いかがですか?