「ランゲ&ゾーネ」を知っていますか?
「ランゲ&ゾーネ」実際に手に取ったことはありますか?
手に取ると細部にまで手が込んでいて大きな感動を覚えます。
「高級時計と呼ばれるにふさわしいブランド」だと。
ランゲ&ゾーネはドイツ高級時計産業の元祖とも言える高い技術力と情熱を持ち日々前進しています。
私は調べているうちにランゲ&ゾーネの魅力にドップリ浸かってしまいました!!
お金に余裕があるのであればきっと購入していたのではないかと思います。
このようなことになった原因は、ランゲ&ゾーネの作品が2本入荷したからです。
商品名は「1815アップダウン」「サクソニアアウトサイズデイト」の2本です。
今回は少しでもランゲ&ゾーネについて知ってもらいたい、実際に足を運んで見てもらいたいという気持ちからこの記事を書きました。
この記事の内容は
どのようなブランドなのか?どのような代表的な機能があるかのかを説明した後、サクソニアと1815の情報を細かく記載しています。
ランゲ&ゾーネについて知りたい方、
ランゲ&ゾーネのこだわりの機能について知りたい方、
サクソニア、1815について知りたい方、
入荷商品の詳細や購入を検討されている方
この2本にはどのような種類があるのか知りたい方、どのような価格帯の時計なのか
について知りたい方に特にお勧めの記事です。
高級時計の購入を検討している方には是非ご覧になって下さい。
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ランゲ&ゾーネとは
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/stories/rebirth-a-lange-soehne
フェルディナント・アドルフ・ランゲは1845年にドイツのザクセン地方に懐中時計工房を設立しました。
科学的な知識と、工芸美術を組み合わせ、「世界最高の時計」を作るという目標を掲げザクセン高級時計産業の礎を築きました。
第二次世界大戦後、ランゲ&ゾーネの名前は会社を国有化されたことによって一旦消滅してしまいます。
その後1990年にフェルディナント・アドルフ・ランゲの曾孫の「ウォルター・ランゲ」によって新たに会社が設立されランゲ&ゾーネの歴史は新たに動き出します。
ウォルター・ランゲは世界最高の時計作りをするにあたって、「時計だけではなく、何よりも自分自身にも要求しなければならないことがある!それは決して立ち止まってはいけないということだ」と語りランゲ&ゾーネはこの心構えを念頭に置き優れた技術力と、高い美術性を兼ね揃えた時計を世に送り出しています。
1994年には復興コレクション第一弾として、ランゲ1、サクソニア、アーケード、トゥールビヨン “プール・ル・メリットを発表しました
ランゲ独自の機能をいくつかご紹介します。
①アウトサイズデイト
1992年に特許を出願している機能であり、ドレスデンのゼンパー歌劇場にある5分時計から発想が得られており、この時計は最後列でもよく見えるように作られています。
出典:https://www.webchronos.net/blog/20651/
アウトサイズデイトは同じサイズの時計と比べて約3倍の大きさとなっているそうです。
1994年に発表された復興コレクションのうち3モデルに搭載されるほど、ブランドを象徴する存在になっている機能です。
カレンダーを囲う素材は貴金属を使用しており、大きい数字の書体がとても印象的です。
この機能は私が最も一押しなカレンダー表示です。
②ゼロリセット機能
こちらも特許取得の機能です。
簡単に時刻合わせができるよう、リューズを引くとテンプが停止して秒針がゼロに戻る機構です。
時間をセットしたときには秒針はゼロから動きますので、正確な時刻合わせが可能となります。
ゼロリセット機能はランゲの中でも一部のモデルにのみ搭載されています。
このゼロリセット機能はまだ手に取って操作したことがありませんが、実際に操作をすると感動してしまうことが予想されます。
③パワーリザーブ表示
ランゲ&ゾーネのパワーリザーブ表示には特徴があります。
懐中時計のゼンマイが巻き上げられているか、ほどけているか、ゼンマイが残りどれくらいで完全にほどけるのかをAUF/ABで表示します。
完全に巻き上げられたときにはAUF、完全にほどけたときにはABに指すようになっています。
因みにAUF=アップ AB=ダウンという意味です。
この表示もランゲ&ゾーネが特許を取得しているそうです。
ランゲ&ゾーネ特有の機能を紹介しましたが、それ以外にもトゥールビヨンやハンマー打ち機構、パーペチュアルカレンダーなど名の知れた機構もランゲ&ゾーネは独自の技術で作り出しています。
実際にランゲ&ゾーネの時計はどのような価格で販売されているのかを調べました。
ランゲ&ゾーネの価格帯とは
ランゲ&ゾーネは高級時計ブランドなので、定価は高めの設定となっております。
時計のケース素材は2019年までは貴金属を使用したモデルのみの展開となっていました。
2019年からはステンレスケースのオデュッセウスが追加されました。
価格に関しては現行品は最低でも17,000€(日本円で約220万)が最安の時計です。モデルはサクソニアです。
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/821
また最も高いものは、500,000€(日本円で約6460万)の時計も存在します。
因みにそのモデルは「トゥールボグラフ・パーペチュアル“プール・ル・メリット」となります。
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/timepieces/tourbograph-perpetual-honeygold-homage-to-fa-lange-706050
一度はお目にかかりたいモデルです。
最も多い価格帯は30000€(日本円で約380万)前後が多いように感じられました。
ランゲオーナーになるのであれば、この金額は覚悟した方がよさそうです・・・
次はサクソニアアウトサイズデイトのご紹介です。
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サクソニア・アウトサイズデイト
ザクセン州をラテン語にすると「サクソニア」となります。ザクセン州は創業者であるがドイツ高級時計産業を興した場所がモデル名となっています。
このモデルは「世界最高の時計を作る」という目標と「立ち止まらない」という時計作りに対する姿勢が反映されたモデルです。
サクソニア・アウトサイズデイトの詳細
このモデルは2018年に発表されたモデルです。
型番・・・・・・381.031
文字盤色・・・・ブラック
キャリバー・・・L086.8(自動巻き)
ケース素材・・・ピンクゴールド製
ケースサイズ・・38.5mm
厚み・・・・・・9.6mm
ダイヤル素材はシルバー無垢を使用しており、アプライドインデックスはゴールドを、針はピンクゴールド製となっており素材や見え方までこだわっています。
サクソニア・アウトサイズデイトのキャリバーはサクソニアオートマチックに搭載されている
L086.1をベースに開発されています。プラチナ製分銅をつけたセンターローターが効率的にゼンマイを巻き上げます。
キャリバーのL086.8は完全巻き上げ時のパワーリザーブは72時間となりキャリバーの大きさは直径30.4mm高さが5.2mmとなっています。
最も特徴のある部分としては、ランゲ&ゾーネの代名詞とも言える「アウトサイズデイト」です。
アウトサイズデイトは視認性にも優れていますが、ゴールドを使用した特徴的な数字が高級感がありとてもかっこいいです。
個人的にランゲ&ゾーネを選ぶときはアウトサイズデイトが搭載したモデルを選びたいですね。
裏側もチェックしていきましょう!
自動巻きの時計なのでローターが付いていますが、これもゴールドを使用しています。
とても美しいです。ローターが動くたびに「ギーッ」とゼンマイを巻き上げる音が僅かに聞こえます。とても深みのある良い音です。
装着画像も参考にしてみてください
腕が細い私にもちょうど良い大きさの38.5mmです。
存在感がありますね!
入荷商品の販売価格
今回かんてい局にあるサクソニア・アウトサイズデイトは全く使用されていない状態で入荷しました、もちろん付属品は完備しており、購入日当日に持ち込まれています。
参考定価は27,800€(国内の定価は3,465,000円)です。
それに対してかんてい局の販売価格は¥2,528,000です。
かなり割安感があり大変お値打ち価格となっています。入荷して時間が経過していないのに問い合わせも何件か頂いています。
同モデルを楽天で調べたところ、サクソニア・アウトサイズデイトは2021年3月末時点で、この商品を含めて2本しか販売されていません。
中古の販売金額では220万円台から230万円台になるのではと思います。
購入を真剣にご検討されている方は、早め決めて頂いた方が良いと思います。
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次はサクソニア・アウトサイズデイトの素材、色違いのモデルをご紹介します。
サクソニア・アウトサイズデイトの種類
サクソニア・アウトサイズデイトは合計で4種類あります。
ケースがピンクゴールドのモデルは、今回の黒文字盤とシルバー文字盤があります。黒文字盤は2018年発表ですが、シルバー文字盤は2020年発表となります。
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/timepieces/saxonia-outsize-date/saxonia-outsize-date-381032
またホワイトゴールドを使用したモデルも2種類展開されています。ピンクゴールドと同じく黒文字盤は2018年に発表されており、シルバー文字盤は2020年に発売されています。
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/timepieces/saxonia-outsize-date/saxonia-outsize-date-381026
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/1003
サクソニア・アウトサイズデイトに限ってはシルバー文字盤のほうが最新モデルとなるようです。
次はサクソニア・アウトサイズデイト以外のサクソニアを一部ご紹介します。
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その他のサクソニアと定価について
サクソニアにはアウトサイズデイト以外にも様々な機能を搭載したモデルがあります。
サクソニア
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/821
オーソドックスなサクソニアです、ランゲ&ゾーネの時計の中でも低価格な時計です。
定価17,000€(約219万円)
サクソニア・フラッハ
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/937
一切の無駄を省くとホームページでも書かれているように、時と分の表示のみでシンプルな仕上がりになっています。
一部にゴールドストーンを採用されたモデルもあります。
定価23,000€(約297万円)
サクソニア・ムーンフェイズ
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/1013
ゴールド無垢製のムーンディスクにブルーの配色が優雅な印象を与えます。
このコーティング方法も特許を取得しています。
定価31,600€(約408万円)
サクソニア・アニュアルカレンダー
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/985
見た目が整っていて、表示が見やすい仕様になっています。
ダイヤルには時刻、日付、曜日、ムーンフェイズが配置。アニュアルカレンダーなので、1年に一度、2月から3月になるときのみ調整が必要なモデルです。
定価51600€(約667万円)
続いて1815アップ/ダウンのご紹介です。
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1815 アップ/ダウン
1815の名称はランゲ&ゾーネの創業者であるフェルディナント・アドルフ・ランゲの誕生日に因んでいます。
フェルディナント・アドルフ・ランゲが考案した技術が多数使用されており、ドイツ高級時計産業の創始者への敬意が表れるモデルです。
特徴としては、文字盤を1周しているレイルウェイ風のメモリが特徴です。
1815のレトロ感は鉄道の開通によって懐中時計が求められるようになった時代を彷彿とさせます。
アップ/ダウンはランゲ&ゾーネの伝統的な要素となっているパワーリザーブ表示を指します。AUFがアップ/ABがダウンです。この表示は1879年に特許を取っています。
ランゲ&ゾーネのパワーリザーブ搭載機種にはアップ/ダウンと付けられています。
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1815アップ/ダウンの詳細
このモデルは2013年に発表されたモデルです。
型番・・・・・・234.032
文字盤色・・・・シルバー
キャリバー・・・L051.2(手巻き)
ケース素材・・・ピンクゴールド製
ケースサイズ・・39mm
厚み・・・・・・8.7mm
ダイヤル素材はシルバー無垢を使用しており、針は青焼きしたスチール製となります。
この青い色味がとても美しく惹きつけられます。
1815アップ/ダウンのキャリバーは小型化を可能とする設計なので、パワーリザーブ表示用の部品が追加されても薄型のキャリバーになっています。
L051.2は完全巻き上げ時のパワーリザーブは72時間となりキャリバーの大きさは直径30.6mm高さが4.6mmとなっています。
1815アップ/ダウンの特徴はやはりレイルウェイ風のメモリとブルーの針にアラビア数字が合わさった文字盤が渋くワンランク上の男性なイメージを与えます
特許を取得したランゲオリジナルのパワーリザーブ表示も特別感があります。
裏側もチェックしていきましょう!
サクソニアと比較をするとゴールドローターが無い分控えめな印象です。
しかしワンポイント!
細かな模様が付けられています。手作業でランゲ特有の花模様がエングレービングされています。時計を外した時にはこの部分を見せるように置いてもいいかもしれません!
手に当てた時のイメージ写真です。
39mmケースなのでサクソニアと比べても大差はないですが、大きく感じられます。また視認性もとても良いです。
入荷商品の販売価格
今回かんてい局にある1815アップ/ダウンは全く使用されていない状態で入荷しました、もちろん付属品は完備しており、購入日当日に持ち込まれています。
参考定価は27,900€(国内の定価は3,454,000円)です。
それに対してかんてい局の販売価格は¥2,728,000です。
購入されてそのままの状態の商品がこの価格なので、お値打ちです。
同モデルを楽天で調べたところ、2021年3月末時点で、この商品しか販売されていませんでした。
一般的な中古品が流通するとしたら、230~250万円程度で販売されるのではないかと思います。
中古でも流通量は少なく、このような状態の商品は他には無いため、これを逃すとベストコンディションの商品はもう出会えないのではないかと思わせるほど希少です。
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次は1815アップ/ダウンの素材、色違いのモデルをご紹介します。
1815アップ/ダウンの種類
1815アップ/ダウンは2種類展開されています。
ピンクゴールドのケース以外にもホワイトゴールドのケースのモデルが存在します。
このモデルも2013年に発表されています。
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/947
次は1815アップ/ダウン以外の1815シリーズを一部ご紹介します。
その他の1815について
1815にも様々な機能を搭載したモデルがあります。一般的な機能から、ランゲの集大成と言えるモデルまで展開されており、高価格帯なモデルです。
1815
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/955
1815のオーソドックスなモデルです。文字盤のレイルウェイ風のメモリとブルーのスチール針が特徴です。
定価24,100€(約311万円)
1815 ラトラパント・パーペチュアルカレンダー
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/node/1049
2大複雑機構を搭載したクロノグラフです。
ラトラパント機能付きクロノグラフとムーンフェイズ付きパーペチュアルカレンダーが搭載されています。部品総数が631個にもなるそうです。
定価240,900€(約3114万円)
トゥールボグラフ・パーペチュアル・ハニーゴールド
出典:https://www.alange-soehne.com/ja/timepieces/tourbograph-perpetual-honeygold-homage-to-fa-lange-706050
フェルディナント・アドルフ・ランゲへのオマージュとして作られたランゲ&ゾーネの最上級モデルです。
チェーンフュジー機構、トゥールビヨン・クロノグラフ・ラトラパント、永久カレンダーがランゲ独自のハニーゴールドケースに収まっています
定価500,000€(約6465万円)
予備知識として正規店の場所もお知らせします。
国内販売店はどこにあるのか
ブティックに関しましては東京の銀座、新宿、日本橋と大阪の梅田で計4店舗になります。
その他の正規販売店は、以下の通りです。
札幌: ISHIDA N43°
東京: アワーグラス銀座店、ISHIDA表参道、西武百貨店渋谷店、タカシマヤ ウォッチメゾン 東京日本橋
横浜: 髙島屋横浜店
名古屋: TANAKA WATCH GALLERY、松坂屋名古屋店
大阪: oomiya 大阪心斎橋店、大丸心斎橋店、タカシマヤ ウォッチメゾン 大阪
神戸: カミネ旧居留地店
高松: アイ アイ イスズ
広島: 下村金座街店
福岡: 福岡三越
15店舗ほどあります。
その他にランゲ&ゾーネについてさらに知りたい場合はこちらから↓↓↓
【ランゲ&ゾーネの入荷情報】ランゲの歴史やコレクション、こだわりの機能についても解説します。【北名古屋】
まとめ
ランゲ&ゾーネは創業者の時計作りの意思を受け継ぎ、時計作りだけでなく、グラスフュッテの高級時計産業の繁栄にも尽力を尽くしています。
自らの活動に誇りを持ち、自分たちが生み出した技術をこよなく愛する姿勢はブランド価値を大きく上げているのだと感じました。
実際に時計を手に取ってみると様々な時計に触れてきた私たちの心を動かす技術力や芸術性が感じられます。
高級時計のご購入を検討されて見える方は、一度ランゲ&ゾーネも一度視野に入れてみては如何でしょうか?