皆さんこんにちは!
かんてい局春日井店です(*’▽’)
皆さんは、腕時計を扱う上でどんなことに注意しますか?
腕時計は精密機器です。例えば、ぶつけたりするなど衝撃を与えてしまうと時間が狂ってしまったり、破損の原因になりますよね。
そんな時に「何をしたらダメなのか?」を気付かずに寿命を早める事をしてしまったり、最悪の場合使い方によって故障してしまう事もあります。
そこで、「こんな使い方をすると危ない」時計の扱い方についてご紹介いたします!
こちらの記事では、
・腕時計の特性について
・腕時計のやめた方が良い使い方
・価格帯で壊れやすい・壊れにくいは決まるのか?
この構成に沿ってお話させて頂きます。
既に知っている情報もあると思いますが、これから初めて腕時計を購入しようと考えている方は是非参考にしてみて下さい!
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腕時計の特性について
皆さんは普段、腕時計を使用されていますか?
近年では携帯電話の進化やスマートウォッチ等、機能が発達しており腕時計の需要自体が昔に比べ減少してきております。
ただ、腕時計の機能も確実に進化しています。
衛星の電波を受信して時間を自動修正する「ソーラー電波時計」やストップウォッチ機能が付いた「クロノグラフ」、月の満ち欠けを表す「ムーンフェイズ」等、多くの機能を備えたモデルあり、また時計の弱点である「磁気」に強いモデルが開発されたり、高い防水性を持った海に潜っても故障しない「ダイバーズウォッチ」など、ここでは紹介しきれないほど様々な用途で使える腕時計が存在しています。
進化を続けている腕時計の歴史ですが、弱点はどうしても避けられません。
次の項目ではそんなほとんどの時計に共通して当てはまる「弱点」をいくつか紹介していきます。
腕時計のやめた方が良い使い方
では、腕時計の使い方でこれはやめた方が良い、という事例をいくつか紹介したいと思います。
非防水の時計が水没してしまったり、高い所から落としてしまうなど一般的に故障の原因になるものは省きます。
既に知っている事もあるかもしれませんが、もしかしたら「こんな事も故障の原因になるの?」と意外な内容もあるかもしれません。
是非、参考にしてみて下さい。
温度の急激な変化
例え300m以上の高い防水性を持ったダイバーズウォッチであっても、お湯に浸ける事は厳禁。
実際にお客様から聞いた話ですが、時計を着けて温泉に入ったところ、ガラスが曇ってしまい結果メーカー修理になって多額の費用がかかったとの事です。
これは急激な温度の変化によって起こる現象のようで、逆に急に冷たい所に置いても不具合を起こす原因となります。
普通に生活している分にはほとんど当てはまらないですが、仕事などでそのような環境が当てはまる可能性がある方は、注意しましょう。
ゴルフなどのスポーツで使う
基本的には腕時計を装着したまま、スポーツを行なう事は厳禁です。
特にゴルフはインパクト(ボールに当たる時)の際に衝撃を与えてしまうため、破損や不具合を起こす原因となります。
ただ、近年ではGPSを受信してゴルフ場の距離や高低差を計測するゴルフ専用の時計が開発されています。
時計を装着してスポーツを行う際はそういった専用の機器を揃えましょう。
スポーツに対応した時計でなければ、破損や寿命を縮める要因に繋がります。
パソコンなどの電子機器の近くに置く
パソコンやケータイ等の電子機器は「磁気」を持っています。
時計の中に入っている機械の部品が磁気によって、精度に影響が生じます。
磁気に耐える時計も開発されていますが、精度に悪影響を及ぼす要因となるため長時間そういったパソコンやケータイの近くに置く事は推奨されません。
出来る限り磁気を持つ機械に接触させないように管理していく事が大事ですね。
リューズを開放したまま水に浸ける
どんな防水時計でも、「リューズ」を開放状態にしたまま水に浸けてしまうと、浸水の原因となります。
浸水してしまうと中の機械が錆びてしまったり、大きな故障の原因になってしまうため十分に注意しましょう!
防水としての役割を果たすために時間を調節した後はしっかり最後までリューズをねじ込みましょう。
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これはセーフ?それともアウト?
次に、すぐには影響が出ないけど、あまりオススメはできない時計の扱い方を紹介いたします。
私は最初、何故これらが駄目なのかが分からなかったのですが、時計の知識を付けるにつれ、意味を理解するようになりました。
時計を少しでも長く愛用するために、取り扱いには常に細心の注意を払っていきましょう。
リューズを下にして置く
絶対にNGという程では無いですが、あまり推奨できない扱い方で多いのが「リューズを下にして置く」事です。
リューズとは時計の時間を調節するツマミの事ですね!
時計を横向きに置く時に、このリューズを下側に置くと何らかの負荷がかかります。
特に時計本体の重量が重いモデルであるほど、より負荷が大きくなると考えましょう。
リューズは時刻やカレンダーを調整する為の重要なパーツですので、長持ちさせる為には少しでも負荷を掛ける事は避けましょう!
※但し、一つだけ例外があり時計ブランドの頂点である「パテック・フィリップ」の時計のみリューズを下に向けて置いても良いと言われています。
これは、リューズよりもケース本体を守るためとして、「リューズは定期的に交換していくものだけどケースは痩せてしまうから」という意味合いだそうです。
ちょっと脱線しましたが、パテックフィリップ以外のメーカーは、基本的にはリューズを下に向けて置くのは避けるのが賢明です。
リューズを上に向けて置くか、また箱等があれば平置きで保管するのが一番良いですね。
長期間ワインディングマシーンに入れておく
ワインディングマシーンと言うのは、自動巻きの時計で、機械で規則的に時計を回転させる事でゼンマイを巻い上げる、という仕組みになっています。
既に時計を何本も持っている方は、このワインディングマシーンを知っている、もしくは使っていらっしゃるんじゃないでしょうか。
この機械を長期間使用すると、連続の回転運動により部品の摩耗を早めたり、油切れ等、オーバーホールの周期を早めてしまう原因になると言われています。
また、微量ながら機械ですので「磁気」を持っています。
ワインディングマシーンに入れていた事が原因で磁気帯びをしてしまった、という話は少ないですが、可能性は少なからずあります。
一番良いのは通常使用し、休日明けで使用するときはリューズでゼンマイを巻き上げる等のひと手間かけながら付き合っていく事が長持ちさせる秘訣でしょう。
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高額な時計は壊れにくいのか?
続いて、気になる疑問点として「高級な時計ほど壊れにくいのか?」という質問をよく耳にします。
どんなに高い時計でも、その時計が持つ特性を理解しなければ、扱い方を間違えて寿命を早めてしまう、もしくは故障してしまう事も少なくありません。
ただ、基本安い腕時計はそれだけ安価な素材を使っていたり、中の機械も簡素な構造になっており、時計の弱点である「防水性」や「耐磁性」に欠けているものが多いです。
高級時計は外装から中の機械まで、複雑な構造かつ頑丈な作りをしているものが多く、弱点で挙げた「防水性」や「耐磁性」を持ったモデルも多く展開しています。
※但し、全ての高級時計で当てはまらない事があるため、対象モデルの特性をしっかり確認しましょう!
一般的には高い時計の方が頑丈に作られていて、機能性も高い傾向があるため、長く使うという目的であればロレックスやオメガのような高級時計はとても好まれやすいです。
最後に
さて、今回は「腕時計のやめた方が良い使い方」についてまとめさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
私も、この業界に入る前は時計に全く詳しくなかったので、水没がNGという事くらいしか知りませんでした。
時計はモノによって一生使えるという事もありますので、長く付き合うためにどういう使い方が駄目なのか、または良いのかという特性を理解し、また定期的なメンテナンスも考えていきましょう。