皆さんこんにちは!!
かんてい局春日井店です(*’▽’)
今回は世界5大時計ブランドの「BREGUET(ブレゲ)」のモデルについてお話していきます。
ブレゲとは1775年に創業した、現在の腕時計界の歴史を200年早めたと言われる天才時計技師「アブラアム=ルイ・ブレゲ」によって誕生した老舗の時計メーカーです。
ブレゲはその他に類を見ない洗練されたデザインから、数々の複雑機構を開発してきた「圧倒的な技術力」を持っています。
今回はそんなブレゲの傑作である、「マリーン」という定番モデルについてお話させて頂きます。
この記事では下記の内容に沿って解説いたします。
・ブレゲ「マリーン」の魅力について
・マリーンの新旧
・どのモデルが一番良いか?
・まとめ
このような構成になっております。
ブレゲのマリーンを既に所有している方、またこれから検討している方は、是非この記事を参考にしてみて下さい。
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ブレゲ「マリーン」の魅力について
出典:https://www.breguet.com/jp
マリーンとは、1990年に誕生した、ブレゲの中でも代表的な時計です。
創業が1775年なので、そこから200年以上経ったという事を考えると、「意外と新しいモデル」という印象を持つかもしれません。
しかし、この由来名である「マリーン」は1700年代後半から登場した「マリン・クロノメーター」から取られており、これは海上での使用を目的とした「波の大きな揺れでも正確な刻む高精度の時計」という意味があります。
既に高い技術力を持っていたブレゲは更なる長年の開発を続け、若いユーザーにも親しまれやすい「ラグジュアリースポーツウォッチ」の「マリーン」を作り上げました。
今では「ラグジュアリースポーツ(ラグスポ)」という言葉は聞きなれていますが、当時はその様な位置付けのモデルは他には無く、マリーンはラグジュアリースポーツの先駆けとも言える、多くの時計ファンから高く評価されている存在です。
そんなマリーンの魅力を挙げていきましょう。
唯一無二のデザイン
マリーンにはブレゲの一切妥協しない、こだわりの技術が見て感じられます。
それぞれ紹介していきます。
①ブレゲ針
長針、短針の形状が特徴的で、針の先端付近に穴が開いた、月をイメージさせるような曲線が描かれたデザインです。
時間の視認性も良く、ブレゲのほとんどのモデルに採用されています。
この長針・短針がブレゲのブランドマークになっており、個性を感じます。
②コインエッジ
ケースサイド(横)の部分ですがギザギザのコインの横側のような形状をしています。
これを「コインエッジ」と呼び、ケースがより立体的に見えるような斬新なデザインが施されています。
マリーンが発表された当時はこの「コインエッジ」が採用されているメーカーはほとんどございませんでしたが、現在では様々なブランドに使われるようになりました。
③ギョーシェ文字盤
ギョーシェとは職人による文字盤に規則的に彫り込まれた、立体的で芸術的に見せる高度な技法の事です。
ブレゲのモデル以外にも、代表的なものは「オーデマピゲのロイヤルオーク」、「パテックフィリップのノーチラス」にも使われています。
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買いやすい価格帯
ブレゲは世界5大ブランドの一角でありながら、実は主力モデルの「マリーン」が比較的リーズナブルに購入する事ができます。
同じ5大ブランドの「オーデマピゲ」や「パテックフィリップ」の人気のスポーツモデルを中古で購入しようと思うと、最低でも300~400万円以上は必要になる傾向があります(年式、モデルによりけり)。
ところが、マリーンは現行モデルでも中古であれば100万円台で購入が可能です。
金無垢やクロノグラフ等の複雑機構が付いたモデルは中々100万円台の購入は難しいですが、3針モデルであれば他のブランドに比べてかなりお値打ちに購入できます。
ただ、現在のこういった「雲上ブランド」の相場の上がり方を見ると、もしかしたらこれからもっと高くなっていくかもしれません。
マリーンの新旧
続いて、マリーンが今までどのようにマイナーチェンジして行ったのか?を解説します。
初期モデルから現行モデルまで、マリーンは「3世代」の進化をしています。
それぞれに魅力がありますので、是非ご覧ください。
クロノグラフやレディースモデル等も展開されていますので、「全て3針のメンズモデル」の新旧で比較していきたいと思います!
初期モデル(1代目)
スペック
登場年:1990年~
型番:3400
ケースサイズ:35mm
パワーリザーブ:42時間
防水性:50m
素材:K18YG/WG無垢、ステンレス×YGコンビ、プラチナ無垢
文字盤:シルバーのみ
初期モデルにはステンレスはゴールドとのコンビモデルしかなく、オールステンレスモデルは存在しません。
サイズ展開はメンズモデル「35mm」、ボーイズモデル「33mm」と、レディースモデル(26mm)の3展開があります。
現行モデルではレディース、メンズのみになります。
また、ベルトはメタルベルトか革ベルトの2種類となります。
今のスポーティな仕様のマリーンと比べると、初期モデルは少しドレスウォッチ色が強いです。
ケースサイズも控えめなので、腕が細い方にも合わせやすいですね。
セカンドモデル(2代目)
スペック
登場年:2004年~
型番:5817
ケースサイズ:39mm
パワーリザーブ:65時間
防水性:100m
素材:ステンレス、ステンレス×ラバー、WG/PG無垢、YG無垢、PG無垢
文字盤:ブラック、シルバー、ブルー
初期モデルとの違い
・ラグの形状、太さ(初期は細く、セカンドは太く機械的な作り)
・「ラバー」ベルトが追加となった、レザーベルトは金無垢のみに採用
・ケースサイズが35mm→39mmにアップ
・ブレス、ケースが「オールステンレス」のモデルが誕生
・素材、文字盤のバリエーションが増えた
・裏蓋がスケルトン仕様となった
マリーン3世代の中では最も馴染みやすく、中古の在庫数も一番多いシリーズです。
素材や文字盤の種類も増え、大きなポイントとしては初期マリーンはステンレスを使うのはコンビモデルしか無かったのが、オールステンレスのタイプが増えました。
また、今回ラバーベルトタイプの展開が加わり、より「スポーツモデル」という印象が強くなりました。
ラグの形状も変更され、スタイリッシュなデザインながら少し「武骨」な印象も纏ったモデルにブラッシュアップされました。
サードモデル(3代目)
出典:https://www.breguet.com/jp
スペック
登場年:2018年~現在
型番:5517
ケースサイズ:40mm
パワーリザーブ:55時間
防水性:100m
素材:チタン×レザー、チタン×ラバー、オールチタン、PG無垢、WG無垢、
文字盤:ブルー、ホワイト、グレー、ブラック
セカンドモデルとの違い
・ステンレスモデルが無くなり(廃盤)、「チタン」素材ベースとなる
・ケースサイズが39mm→40mmにアップ
・6時側にあったビッグデイトが通常サイズのデイトになり3時側に移動
・インデックスに夜光が塗られるようになった
・文字盤のデザインが変更
セカンドモデルとサードモデルは、かなり見た目が変更されています。
文字盤の種類は通常のマットなカラーダイヤルから、立体的な波模様が描かれたダイヤルがそれぞれあります。
裏蓋はセカンド同様、シースルーバックですが、キャリバーが変更されておりデザインも一新しています。
チタンが使われる事により、スポーティな仕様になったかと思えましたが、デイトの大きさが2つ窓のビッグサイズからノーマルサイズに変更されたり、ケース厚みが約0.3mm程薄くなるなど、デザインは「初期モデル」に少しだけ戻ったような印象を受けます。
まさにラグジュアリースポーツウォッチの名にふさわしいモデルと言えるでしょう。
どのモデルが一番良いか?
では、マリーン3世代の中でどれが一番良いか?という話ですが、
一番、文字盤や素材の種類が多く選べるのは「3代目」、機能性の高さや、ステンレスモデルが欲しいという方は「2代目」、一番安価で控えめなマリーンが良いという方は「1代目」です。
私個人としましては、マリーン1代目の初期モデルが一番好きです。
一番安価という事もありますが、35mmケースサイズで一番完成したデザインに思えるからです。
中古市場での現在の在庫数も初代モデルは圧倒的に少なく、少し特別感を感じます。
もちろん、それぞれの世代に魅力はありますが、この中で1本選ぶのであれば私は間違いなく初期モデルを選択します!
ブレゲは、「世界5大時計ブランドの中では人気が無い」と言われる声もあるようですが、モデルによって価格に大きく差があるため、他のメーカーに比べて少し安価なイメージを持たれるようです。
歴史も深く当時から完成されたデザイン、そして技術力、開発力は他のブランドに全く劣らない、超一流時計メーカーである事は間違いありません。
最後に
今回は、「ブレゲ」から、マリーンというモデルについて詳しく紹介させて頂きました。
近年、このような世界5大時計ブランドのスポーツモデルの相場が高騰し始めています。
ブレゲは定価は非常に高いですが、他の5大ブランドより少しお値打ちに購入できる傾向があります。
ですが、これから風向きが変わってくると今後中古相場が定価を超える日が来るかもしれません・・・
今後の動きに是非注目したい所ですね。
また、もしブレゲの時計をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非一度かんてい局までお持ちいただけましたら嬉しいです!
誠心誠意、熟練のスタッフが対応させて頂きます。