こちらの記事ではエルメスの保護フェルトについてお話していきます。
・保護フェルトについて知りたい方
・バーキンなどの保護フェルトの使い方
・エルメスのバッグや財布の保管方法
以上について知りたい方向けの記事となっております。
保護フェルトとは
エルメスの「保護フェルト」という単語を聞いてもパッと出てこない方がほとんどかと思います。
エルメスの製品を購入した際にベージュの布またはオレンジの布が付属していることがあります。
この布を保護フェルトと呼びます。
用途
なぜ保護フェルトが付属しているかというと、
・ベルトと金具のスレ防止
・フラップとハンドルのスレ防止
・押し跡が付かないようにするため
・革同士がくっついたり劣化することを防ぐ
など、使用しないときや保管に役立つものです。
金具に保護テープが貼られている事はよくありますが、布での保護は個人的なイメージですと他ブランドではあまり見かけません。
個人的にイメージとして保護フェルトがあるブランドはシャネルとエルメスの印象です。
保護フェルトは製品を長く、大切に使うためのアイテムの一つということが分かりますね!
中古市場における保護フェルト
ブティックで購入した場合は基本的に金具やベルトがあるバッグや財布付属していますが、中古では売却された際に前のオーナー様がお付けしていなければ無いことが多いです。
保管のために保護フェルトを残す方も多いので、付いていればまた使うことが出来ますね。
かんてい局では保護フェルト単体での販売・買取はしておりません。
しかし、ネットなどでの中古市場では取引があり、需要があることが分かります。
引用元:メルカリ
引用元:ヤフオク!
メルカリでは2000~3000円、ヤフオクでは直近で5000円~9000円ほどで取引されています。
また、画像から見てもバーキンとケリーの保護フェルトに需要があります。
そのためお財布などの小物系に付属している保護フェルトよりもバーキン・ケリーなどのバッグ類の保護フェルトは特に残しておいた方が良いです。
もし、保護フェルトを捨ててしまった!という方はネットで探してみるとサイズに合うものが見つかるかもしれませんね。
保護フェルトが付属している場合の買取について
保護フェルトが無いことによって査定金額の減点にはなりません。
しかし付属していることでマニアの方などが購入しやすくなり、査定時に多少加点となるかもしれませんので、箱などの付属品と一緒に残しておくのが良いでしょう。
中古で購入した際でも付属していた場合は保管しておくと良いです。
保護フェルトの着け方・使い方
基本は形に合わせて重ねるだけなのですが、バーキンの保護フェルトは初見ですと付けることが難しいです。
実際にバーキンを店頭に出す際に、私自身がどのようにつければよいか分からなくなったことがありました。
ネットでもバーキンのフェルトの付け方を忘れてしまった!という声がありました。
紹介している方も少ないため、今回はバーキンの保護フェルトの付け方を紹介します。
今回はこちらのバーキン25にて紹介します。
かんてい局のケリーやバーキンの在庫を見たいという方はこちらをタップでご確認できます。
バーキンの保護フェルトの付け方
まずフェルトを用意します。
広げるとこんな感じですが、穴が多くて初見だとどこに通せば全く分かりません…。
ウサギの耳のように二本飛び出ている側を上として見てください。
ハンドルにフェルトを通す
ウサギの耳のような穴のすぐ下の横長の穴にハンドルを通します。
この時金具も小さい穴に差し込みます。
外側の穴にベルトを通す
外側の穴にベルトを通して出します。
内側の穴はベルトを通す金具にすぽっとはめておきます。
フラップをかぶせる
フラップをかぶせる際に上部のフェルトは内側に折りこみます。
この時ウサギの耳のようなところは外に出してからフラップをかぶせてください。
フラップとハンドルの付け根部分のスレが守られます。
フェルトの下部を上に折り曲げる
上に折り曲げてターンロックの金具を小さな穴に通します。
この状態になったらフェルトの上からベルトを締めて完成です!
ベルトやハンドルの付け根がフラップと擦れないような形になりました!
最後に
今回エルメスの保護フェルトについて紹介しました。
購入した際に何気なく付属しているフェルトですが、保管時の保護に役立つものとなっております。
また、バーキンやケリーのフェルトは中古市場でも需要のあるものとなっておりますので、お手持ちの方は是非保管をオススメします。
私自身がフェルトの着け方がわからなかったことがきっかけで今回の記事を起こさせて頂きましたが、調べてみると同じように困っている方が多いと感じました。
もしその他にも不明点がありましたらお気軽にかんてい局へお問い合わせください。
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