SALEはまだまだ続いておりますが・・・今日はイラストレーター鈴木英人のご紹介です★【愛知・岐阜の質屋かんてい局】【細畑】
今日は前回お伝えした版画についてまた話していきたいと思います!!
版画の種類
版画は一点ものの油彩などと異なり、一作品を複数枚制作できるおかげで人気作家の作品でも手の届きやすい価格になります!!
原画と比べ格段にやすくなるので「ニセモノ」的なイメージで版画をとらえる方もいますが、
それは間違いです!!!
版画の技法といってもいくつかの種類があります。
★オリジナル版画
➡作家直筆サイン・印あり
★エスタンプ
➡リクリエーション版や新復刻画
★エステート
➡惜しくも未完成に終わった作品
★リプロダクション
➡その他、名画の複製品等
-
技法の種類
版画と言っても実はいろいろな技法があります!!
有名なのは、小学生の頃工作で彫刻刀を片手に制作した木版画ではないですか?
技法には、どのようにしてインクを紙に移すかという原理の違いによって大きく4つに分かれますが、近年ではコンピューター技術を生かした技法や紙ではないものに刷る新たな技法が生まれています。
♥凸版画♥
木版画等
☞おなじみの技法です!!
版画としてはもっとも古い歴史を持ちます。
通常版木に浮き彫りを施して(凸版)、その浮き彫りの図柄を紙の上に刷り出しますが、
図柄の空白部分はすべてのみや刀で削りとっておく必要があります。
墨・インク・絵具を塗った版木の上に紙を置き、ばれんやへらなどで紙の裏側を擦って印刷するので、出来上がりは版上の図柄と左右対称になります。
また木版画は木肌の風合いが残る為、独特の暖かみのある作品になります。
使用する木材の切り出し方によって、2つの呼び方があり異なった特徴があります。
●板目木版
日本で伝統的な木版画技法で、浮世絵版画の例に見られます。
木材を立ち木の状態で、縦挽きした版木で製作した木版を使用します。
最近は伝統的な板目木版技法に加え、版材を焔で焼き彫りするなど彫版用具を工夫したり、
凹版技法を大幅にとりいれたりして、板目木版の表現の可能性も大きく広がっています。
インキは水性・油性ともに適性を示します。
●木口木版
西洋目半ともいわれ、19世紀ヨーロッパで新聞や書類の押し絵に広く利用されました。
年輪のしまった均質な密度の材質の堅い木を、横に輪切りにし、
その木口を銅コ彫版と同じビュランという彫刻刀で彫り込んでいくもので、
細緻な表現を可能にしました。
木口木版は版木の材質が堅いので、
板目木版より部数の多いエディションにも利用されます。
♥凹版画♥
銅版画等
☞銅板を版材とする技法で、15世紀前半に木版画に少し遅れて始まりましたが、
木版画よりも繊細な効果であったため急速に広まりました。
19世紀に写真製版ができるまで、銅版画は最も有力な印刷手段でした。
銅版画の特徴は線は肥痩、強弱、変化に富み、インクが紙面し盛り上がり独特の質感を持つことです。
銅版画はさらに、銅板に直接彫る彫刻法(エングレーヴィングとドライポイント)と、
腐蝕法(エッチング、アクワティントなど)に分けることができます。
●エングレーヴィング
ビュランと呼ばれる先の鋭い彫刻刀で銅版に線を刻み込み、
刻んだ線がそのまま刷り上がりの線になるいわゆる陰刻式。
そのため曲線のニュアンスを生かした力強い線が可能です。
彫りが終わると、刻線の両側に付着した金属片を取り除き、
インクを版面全体に置き版面の平らな部分のインクは拭き取ります。
次に、湿りを与えた紙をその版に伏せて円圧プレスを通して印刷します。
ただし、プレスの圧力が大きいために版に刻んだ線が崩れやすく、
ごく限られた枚数した刷ることができません。
●ドライポイント
ドライポイントの工程はエングレーヴィングと同様ですが、
ドライポイントの場合先の鋭い針を使います。
また、インクが濃く柔らかなにじみを生じさせ、
明暗表現などに独特の効果を生み出すことができます。
●エッチング
版面に耐酸性のニスを被せ、版の上に針で図柄を描いて版面の金属を露出させ、
それに腐蝕液を作用させて蝕刻するものです。
針で引っ掻いてニスの取れてしまった部分だけが、酸による腐食を受けることになり、
ここにインクが乗ります。
腐蝕液の濃度や腐蝕時間によって、線の肥痩や強弱を変化させることができ、
またペン描きに近い自由な表現が可能であることから、
16世紀にはエングレーヴィングに代わって広く製作されました。
●アクアティント
エッチングは線の表現ですが、アクアティントは面の表現です。
銅版に松ヤニを撒いて、熱で定着させ腐蝕するという大変手間暇Gがかかりますが、
グレーの調子は他の版種では得られないやわらかな美しい調子になるのが特徴です。
これらの技法は、単独にあるいは混合して制作されました。
最初に定めた枚数を刷った後、版にもう1度部分的に手を入れ刷り直すこともあるのですが
その場合はそれぞれの版をステートⅠ、ステートⅡと呼んで区別します。
♥平版画♥
リトルグリフ等
♥孔版画♥
シルクスクリーン等
☞シルクスクリーン・プロセス・プリンティングを略してシルクスクリーンと呼びます。
アメリカではセリグラフと呼ばれることもあります。
1960年代のアメリカで発達した技法で、
原理は年賀状に使われる「プリントごっこ」と同じです。
まず木枠または金属の枠に絹・ナイロン・テトロン・ステンレス・スティールなどの
スクリーンを張りその細かい織り目を通して、スクィージと呼ばれる平らなゴムベラを使って絵具を版の下に置いた紙に刷り込みます。
原版の制作には、
スクリーンに専用の材料を使って直接描く方法
型紙に穴を開けてスクリーンに専用の材料をつかって直接描く方法
型紙に穴を開けてスクリーンにそれをぴったり張るカッティング法
写真製版法などがあります。
一版で一色しか表現できないため、色の階調を表現するためには、多数の版で何回も刷る必要があるので、リトグラフや銅版画より一般的には手間がかかります。
特徴としては、
絵具を重厚な感じに盛り上げることができること。
布の細かい織り目による一種の統一感が出ること
などがあげられます。
また、複雑な色使いや大きいサイズでも製版が可能で、均一に仕上がり、
曲面や立体印刷も可能です。
逆に、リトグラフや銅版画は絵具が紙の中に染み込んで作品になりますが、
シルクスクリーンは絵具が紙の上に乗っている状態で作品になるので、
湿気などにより波打ちすることが多く、
丸めたりすると絵具が剥離する場合もあるので注意が必要です。
♥その他♥
シバクローム
ジークレ
キャンバスエディション
ミックスドメディア
ラッセングラフ
アータグラフ
3Dアート等
♥原画♥
オリジナル/油彩/水彩等(版画ではありません)
☞原画にもいろいろな技法があり、使われている絵具から油彩や水彩、複数の原画技法を使っている場合はオリジナルと呼び表示しています。
原画という呼び名から版画の元の絵というイメージが湧きますが、版画の元の絵となっていない作品でも同じよう原画と呼んでいます。
また、作品の製作過程で生まれた、全く同じではありませんがほぼ同じような絵柄の原画作品が数点存在し、流通している場合もあります。
なお、特殊な原画では、ケリーハーレム作品に見られる実際の地図上に水彩で描かれたマップアートやニッサンインゲルのように作品を切り貼りで表現しているもの等があります。
その他の詳しい説明はまた次回するとしましょう!!
当店ではシルクスクリーンの数が多いです!!
ぜひ、版画・絵画好きのみなさん集まってみてください(´◉◞౪◟◉)
かんてい局細畑店でお待ちしております♥
*************************************************************
質預かりはこちら↓をクリック
~岐阜 岐南 各務原 一宮 関 郡上 大垣 本巣 瑞穂 羽島 美濃加茂~
お近くの方は是非どうぞ♪
【LINE@】はじめました♪
是非こちらもご登録下さい!
お得な情報をお届けします!
======買取実績ぞくぞく追加中======
こちらの商品やその他ブランド品の買取査定金額の
お問い合わせは最寄りの下記店舗へお気軽に
お問い合わせください。
全店国道沿いで駐車場完備しております。
(スマートフォンでは電話番号のクリックでそのままコールできます)
◆細畑店(営業時間 AM10:00~PM19:00)
岐阜市細畑1-5-11 / TEL 058-248-1020
◆茜部店(営業時間 AM10:00~PM19:00)
岐阜市茜部菱野1-15 / TEL 058-273-8002
◆北名古屋店(営業時間 AM10:00~PM19:00)
北名古屋市中之郷北74 / TEL 0568-24-5078
◆小牧店(営業時間 AM10:00~PM19:00)
愛知県小牧市弥生町151 / TEL 0568-68-8998
◆春日井店(営業時間 AM10:00~PM19:00)
春日井市若草通2丁目21番地1 / TEL 0568-33-8555
=======================