人気質屋ブログ～鑑定士で知らない人はいない？宝石研究機関 GIAと中央宝石研究所とは～【愛知・岐阜の質屋かんてい局】【細畑】

皆様こんにちは。かんてい局細畑店で御座います。

鑑定士としてお仕事をさせて頂く中、お持ち込み頂く割合が高い御品物にダイヤモンドが御座います。ダイヤモンドは長い時間をかけて地球の奥深い場所で生み出された奇跡の様なお品物で、自然のものですので同じに見えても一つ一つ違う表情をもっている事から毎回楽しく査定させて頂いております。

またダイヤモンドお持ち込み頂くお客様の中には、下記の様なダイヤモンドの特徴であるグレードが記された鑑定書をお持ち頂く事も御座います。

日本のリユース業界においては、2つの鑑定機関が有名でありかつ絶大な信頼をおかれております。今回はそちらをご紹介致します。

日本が誇る鑑定機関：中央宝石研究所(CGL)

始めにご紹介するのは、中央宝石研究所(英語名：CENTRAL GEM LABORATORY)です。

中央宝石研究所は、昭和45年に設立され日本の宝石業界に黎明期より貢献してきました。

中央宝石研究所の最大の特徴は世界７大宝石ラボラトリーで構成される権威あるLMHC（ラボ・マニュアル調整委員会）に日本で唯一参加している機関であるという事です。

ＬＭＨＣには、現代の4Ｃのグレーディングを考案したＧＩＡも参加しています。もちろんＬＭＨＣに加わる事は厳しい審査もありそういった機関と肩を並べる存在という事は検査機関としての信頼性を揺るがないものとしています。

またハートアンドキューピッドをはじめて鑑定書にレポートとして記載した機関でもあります。

上記は中央宝石研究所のダイヤソーティング(業者間で扱われる簡易的な鑑定書)です。

世界で最も権威のある研究機関：GIA

GIAは、GEMOLOGICAL INSTITUTE OF AMERICA の略であり直訳すると「アメリカの宝石学機関」となりますＧＩＡは中央宝石研究所よりも39年早い、1931年に設立されました。

GIAは最も権威ある宝石機関として有名なのかは前述した4Ｃを生み出した点にあります。

現代では4Ｃという項目を用いて当たり前のようにダイヤを評価していますが、それは4Ｃという基準があるから行える事になります。ＧＩＡの創業者であるRobert M. Shipley が4Ｃを発案しましたが、抽象的なダイヤの美しさの基準を作るという事は想像以上に困難であった事が容易に分かります。

この4Ｃを生み出した功績が大きく宝石機関として現在の地位を築き上げています。

海外ブランドのダイヤ付きの指輪を購入した際に鑑定書が付属する場合がありますが、このような鑑定書にも用いられており有名なブランドではあのハリー・ウィンストンの鑑定書もＧＩＡが使用されています。

また、GIA-GGという資格がありますがＧＩＡで専門的に学び一定の試験をクリアしたものはこの資格を得る事ができ世界の宝飾業界で通用する資格となります。

上記はGIA発行のダイヤモンドの鑑定書となります。

おわりに

宝石の機関はこれ以外にも規模が小さいものから大きなものまで多く存在しておりますが、日本で信頼されているものは上記の２つの鑑定機関となります。信頼がおけるという意味は、鑑定結果にブレがなく正確であるという意味となります。ダイヤのグレードは1ランク違うだけでも大きく金額が異なる事もあり正確である事は最も重要である事は言うまでもありません。

鑑定書の有無が査定金額に影響する場合もありますが、鑑定書がなくてもご査定は可能ですのでダイヤモンドをお持ちの方はかんてい局をご利用下さいませ。

皆様のご利用を心よりおまちしております。