人気質屋ブログ~誕生石ってどうやって決まったの？誕生石の起源と歴史について~【愛知・岐阜の質屋かんてい局】【小牧】

誕生石の起源と歴史
誕生石の始まり
月と宝石の関係
誕生石の普及と統一

誕生石の起源と歴史

こんにちは！かんてい局小牧店です(^^)/

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さて本日お話しするのは「誕生石の起源と歴史」についてです。

ジュエリーを購入する時には誕生石を選ぶという方、多いですよね。

プレゼントの時にどの石を選ぶかの基準にもなる誕生石ですが、いったいいつから4月はダイヤモンド、6月はパール…と決まったのかご存知でしょうか？

誕生石の始まり

誕生石の起源はなんと聖書の時代にまで遡ります。

聖書には古来から神秘の力を宿すとされている、宝石についての記述が度々見受けられます。

一般的に誕生石の起源とされている記述は聖書に二つあり、一つは旧約聖書の「出エジプト記」に記されている大祭司アロンが身に着ける胸当てに飾られていた12個の宝石の話です。

大祭司の胸当てに付けられた十二個の宝石はそれぞれイスラエルの子（神の民)12部族を表しています。

神様と人の間に立つ大祭司は、神様の前に出る時にこの胸当てをつけることで各部族の事を神様の目に留めさせたのです。

その胸当てには下図のように宝石が付けられていたとされています。（宝石の色には諸説あり）

第1列には

ルビー　トパーズ　エメラルド

第2列には

ザクロ石　サファイア　ジャスパー

第3列には

オパール　めのう　紫水晶

第4列には

藍玉　ラピス・ラズリ　碧玉

そしてもう一つの記述が新約聖書（ヨハネの黙示録)にあります。

–最後の審判の後に現れる新しい世界の都、エルサレムの城壁の土台石は12種の宝石で飾られていた–とされています。

こちらでも第1から第12まで石があてはめられています。

これら二つの記述に出てきた12種類の宝石が誕生石の基盤となったとされています。

月と宝石の関係

それでは月と宝石の組み合わせはどのように決められたのでしょうか。

紀元前6世紀ごろ数学や天文学に長けたバビロニア人が12星座を選定し、占星術の基礎を築きました。

そして宝石と12星座を関連付けたとされています。

星座の期間は占星術の方式で決められており、この期間を基準にして誕生石が決められたと言われています。

誕生石の普及と統一

誕生石を身に着ける習慣が広まったのは18世紀のポーランドです。もともとは月ごとの石を身に着けることで宝石の力の恩恵を受けられるとされていましたが、12種類の宝石を用意するのは金銭的にも厳しい…ということで自分の誕生月の石を身に付ければ同等の効果が得られるという【誕生石】をユダヤ人の宝石商が、宝石をより多く売るために考えたとされています。

更に1912年には、アメリカの宝石業者が宝石の普及を目的とした誕生石の統一を行いました。

今ではすっかり4月の誕生石として定着したダイヤモンドですが、実はこの時までは誕生石には入っていませんでした。

一説では当時ダイヤモンドの大鉱脈が発見され、より多くのダイヤモンドを販売する為にダイヤモンドが誕生石に加えられた…とされています。

また、アメリカが定めた誕生石を基準に、国ごとに誕生石を選定しています。日本では1958年に東洋七宝のサンゴとヒスイを加えて日本の誕生石としています。