オメガの時計には、モデルごとのリファレンスナンバー(型番)があります。
旧モデルは6桁か8桁のリファレンスナンバーを使用していました。
リファレンスナンバーからはコレクションや文字盤色などが確認できます。

現在は14桁のリファレンスナンバーとなりより細かく振り分けられておりオメガのモデルの型番は「.(ドット)」で「3桁.2桁.2桁.2桁.2桁3桁」と6つの数列に区切られています。
6つの数列一つ一つに意味があるのでそれを説明していきます。
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今回はこの「123.10.35.20.01.002」コンステレーション コーアクシャル クロノメーターで解説していきたいと思います。
最初の3桁は「型番」
型番:123.10.35.20.01.002
【コンステレーションシリーズ】
123:グローブマスター
130:コンステレーション
【シーマスター シリーズ】
212:シーマスター ダイバー300M
225:シーマスター ブルヘッド
227:シーマスター プロプロフ
231:シーマスター アクアテラ
232:シーマスター プラネットオーシャン
233:シーマスター シーマスター300
【スピードマスターシリーズ】
311:スピードマスター プロフェッショナルムーンウォッチ
318:スピードマスター スカイウォーカーX-33
324:スピードマスター レディース
325:スピードマスター スペースマスターZ-33
326:スピードマスター レーシング
327:スピードマスター マークⅡ
331:スピードマスター ’57
【デ・ヴィル シリーズ】
424:デ・ヴィル プレステージ
425:デ・ヴィル レディマティック
431:デ・ヴィル
432:デ・ヴィル トレゾア
433:デ・ヴィル アワービジョン
2番目の数字は「素材」
素材:123.10.35.20.01.002
2桁で構成されており左の数字は「ケース」と「ベゼル」の素材を表し、右の数字は「ブレスレット」の素材を表します。
左の番号【ケース/ベゼル】素材
1 : ベゼル、ケース共にステンレス
2:コンビ
3:ベゼルがステンレス以外で、ケースがステンレス
5:ゴールド素材
6:ベゼルがゴールド素材以外でゴールドケース
9:チタン or プラチナ(950) or セラミックケース
右の番号【ブレス】素材
0:左の番号と同じブレスタイプ
2:カーフ、ラバー、NATOベルト等のベルトタイプ
3:クロコ革ベルト
5:ベゼルダイヤで左の番号と同じブレスタイプ
7:ベゼルダイヤでクロコ革ベルト以外のベルト素材
8:ベゼルダイヤでクロコ革ベルト
3番目の数字は「サイズ」
サイズ:123.10.35.20.01.002
この数列は単純に「35」だとしたら「35mm」ということになります。
「40」だったら「40mm」ただ小数点以下が切り捨てされるので例えば40.25だとしても同じ「40mm」になります。
ぱっと見ただけでサイズが分かるので大変便利ですね。
4番目の数字は「搭載ムーブメント」
搭載ムーブメント:123.10.35.20.01.002
20:ケースサイズ40mm以下の「自動巻ムーブ」
21:ケースサイズ40mm以上の 「自動巻ムーブ」
22:GMT付きムーブメント
30:スピードマスタープロフェッショナル「手巻き」「クロノグラフ」
40:スピードマスターレディースタイプ
50:クロノグラフ(インダイヤルが3つ)
51:クロノグラフ(インダイヤルが2つ)
52:GMT付 クロノグラフ(インダイヤルが3つ)
60:クォーツムーブメント
どのようなケースサイズに使われているムーブメントなのか、もしくはどのようなタイプの機械式ムーブメントが使われているかを示している項目であり、Cal.〇〇といった具体的なムーブメントナンバーを示すモノではありません。
恐らくこの数字を完璧に覚えている人なんて殆どいないと思いますので、参考程度にご覧ください。
5番目の数字は「文字盤の色と素材」
搭載ムーブメント:123.10.35.20.01.002
01:ブラック
02:シルバー
03:ブルー
04:ホワイト
05:ホワイトシェル
06:グレー
07:シェル (ホワイトシェル以外)
08:シャンパンゴールド
10:パープル
13:ブラウン
51:ブラック(ダイヤインデックス)
53:ブルー(ダイヤインデックス)
55:ホワイトシェル (ダイヤインデックス)
57:ホワイトシェル以外のシェル (ダイヤインデックス )
60:パープル (ダイヤインデックス)
63:ブラウン (ダイヤインデックス)
6番目の数字は「進化」
進化:123.10.35.20.01.002
この数列はベースからどれだけ変わったかというのを指しており、例えば「001」だと初期化で「003」だと2回マイナーチェンジされていることになります。
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まとめ
オメガの腕時計は型番等がケースそのものに書いてあることはありませんが、購入時にもらう事の出来る保証書やギャランティカードと呼ばれるプラカードには記載されている事が多いです。
もしオメガのお時計をお持ちの方は実際に確かめてみても面白いかもしれません。
とは言え、これらの数列は一定の法則がありながらも”絶対的”ではないため「例外」も多いのは事実です。
厳密なモノとして判断するのではなく、高級腕時計のちょっとした豆知識としてみて頂けると幸いです。
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高級時計ブランド オメガの看板的存在「スピードマスター」の歴史と当店にある商品についてご紹介します!【愛知・岐阜の質屋かんてい局】【茜部】
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