皆様こんにちは。
かんてい局細畑店です。
クォーツ時計をお持ちの方の中には、いつのまにか止まっていた、秒針の動きが普段と違った、時間のズレが出てしまったなどの症状になったことがあるという経験をされた方もみえるかもしれません。
その場合は基本的に電池が寿命、電池が無くなりかけていることが多く、交換が必要であると考えられます。
この記事は、
・電池の寿命や電池が止まる理由について知りたい
・電池交換に掛かる費用を知りたい
・電池交換をする際に注意する点を知りたい
などといった電池交換に関する内容についてまとめさせていただきました。
電池交換をしようか考えている、今後電池交換をしなければいけない方は、是非参考にしてみてください。
気になることがございましたらお電話でも受け付けていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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クォーツ時計の寿命について
クォーツ時計には、電池交換が必要なタイプと半永久的に使えるソーラー発電タイプに分けられます。
電池の寿命は、電池交換が必要なタイプの腕時計は2年~3年、ソーラー発電タイプで10年前後と大きく異なりますが、どちらのタイプの場合でも電池の寿命の場合は交換を行わなければいけません。
また、電池交換だけで直らない場合も考えられます。その場合、クォーツ時計に組み込まれている電子回路を交換しれければいけません。この電子回路の関しては、ほとんどのメーカーの保管期間が7年~10年程度となっていますので、交換するための部品が無く修理が出来ない場合もあります。
電池が止まる理由は?
電池が止まるのは様々考えられますが、主に以下の内容が原因になります。
・電池の寿命(2年~3年がだいたい寿命といわれています)
・液漏れ(電池から液が漏れてしまい、時計内部の部品を壊してしまうことも考えられます)
・磁気帯び(磁気を放つものの近くに置いていた)
・油切れ(歯車がかみ合い細かい金属粉が出てしまい、それが油と混ざり放置すると固まってしまいます)
電池交換の費用について
電池交換を行うにも費用が発生します。時計修理業者や時計専門店、メーカーなど依頼する所により料金にも差が出てきます。
時計修理業者や時計専門店であれば、1,000円~2,000円程度、メーカーであれば、7000円~10,000円程度となります。
ただし特殊な機能や特殊な機構が付いているモデルであればそれ以上の費用が発生することもあります。
費用が異なりますのでどこに依頼するのかはご自身でお選びいただければと思います。
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電池交換をする際に注意するポイント
①保証期間内であるか
腕時計を購入する多くの場合、基本的に保証が付きます。電池交換が必要になったタイミングで保証期間内であれば、電池交換の費用を掛けずに済んだり、電池交換後に不具合が発生した場合に対応をしてもらえることもあります。また、時計の種類や修理の状況によりメーカーでしか修理が出来ない場合も考えられますので必ず保証書は保管しておくことをおすすめします。
②電池交換の知識や工具について
電池交換を行うには、特徴を知っている事や専用工具が必要になります。電池を交換するには、最初に裏蓋を開ける必要があります。裏蓋の種類は、スクリュー式、こじ開け式、ネジ式の3種類あります。
「スクリュー式」
スクリューバックとも呼ばれ、オープナーと呼ばれる専用工具、時計を固定するための保持器が必要になります。保持器の時計を固定し、裏蓋に複数の溝をオープナーに合わせて、引っ掛けて回すと開けることができます。
保持器をしっかりと固定する事、裏蓋も開けるのも閉めるのも慎重に行わなければいけません。
<オープナー>
<保持器>
下記裏蓋の赤丸の溝にオープナーを合わせて開けます。
「こじ開け式」
スナッチバックとも呼ばれています。へらの様な形をしたこじ開け器が必要で、時計の本体と裏蓋の隙間にこじ開け器を引っ掛けて裏蓋を浮かせて開きます。
時計により隙間の位置が異なったり、隙間が分かりにくいこともあります。また、力加減も難しく、内部の細かい機械に傷を付けてしまう、内部の機械が浮いてしまうなど修理代がより掛かってしまう事もあります。
<こじ開け器>
下記裏蓋の赤丸の箇所に少し出っ張りがあり、その部分にこじ開け器を引っ掛けて開けます。
「ネジ式」
その名の通り裏蓋がネジで固定されています。精密ドライバーを使用し複数のネジを取り外して裏蓋を開けます。特にネジは小さいため、無理に回したり、サイズの違うドライバーを使用するとネジの溝が変形したり、無くなってしまう事もあります。
<精密ドライバー>
下記裏蓋のネジにサイズの合うドライバーを使用して開けます。
以上のように電池交換を行うには、専用工具や知識や経験が必要となってきます。また、時計は精密機械ですので、小さなゴミやホコリばどが入ったり、機械に傷を付けてしまったり、電池交換をしても動かない、正確な動きをしない事もあります。その場合、部品の交換が必要になってきます。
中には自分で電池交換を行うと考えている方もみえると思います。電池交換の費用だけで済めば1,000円~2,000円程ですが、専用工具代や知識が無くそれ以上に費用が掛かる可能性も高いです。
③電池交換するタイミングについて
電池交換を行うタイミングですが、針が動いているアナログ式の場合は針が止まった時、液晶画面に表示で表されるデジタル式の場合は液晶が消えた時が一般的です。
またアナログ式の場合、急に針が止まることはありません。遅れ始めたり、秒針の動きが2秒に1回しか動かないなどの症状が現れたりした場合は電池切れが近づいていると考えられます。デジタル式の場合も同様に画面が急に消えるのではなく、画面がはっきり見えず薄くなり始めると電池切れが近いと考えられます。この様な症状が現れたタイミングで電池交換をすることもおすすめできます。
ではなぜこのタイミングで電池交換をおすすめするのかと言いますと、故障で無い場合、定期的に修理や交換をすれば、時計の寿命を長くできる可能性も上がります。
もし電池が切れてしまいそのまま放置してしまうと時計内部で液漏れを起こしてしまい、時計自体を壊してしまうことも考えられます。
電池交換だけですと先程記載しました数千円程度の費用で抑えることができますが、機械の交換(ムーブメントの交換)が必要となってしまいます。その場合、低価格で購入した時計であれば、新品に買い替えを行った方が安く済む事もあります。
この液漏れを起こした場合ですが、機械の交換を伴ってしまい、比較的低単価のモデルの場合でも7~8,000円程度、少し高額なモデルの場合で20,000円程度掛かってしまいます。特殊な機能が付いたモデルが付いた場合は更なる金額が掛かります。
ただし、通常液漏れになってしまうと機械の交換だけで済む事は少なく、文字盤や針の交換、オーバーホール(分解掃除)が必要になってくると考えられます。すると更に数万円のメンテナンス費用が掛かってしまいます。
私が思うに、電池交換をする際に一番重要になってくるのがこの電池交換のタイミングであると強く思います。
また液漏れを防ぐために、電池交換を早めに行う、もし時計をあまり使う機会が無い場合は、電池だけを抜いた状態で保管する事も液漏れを防ぐ方法と言えます。
④防水性能について
一般的な時計には水圧がかかった場合、時計内に水の浸入を防ぐ防水性能が付いています。
水の浸入により止まってしまったのを電池切れの為と勘違いしてしまうと折角の防水性能が付いた時計だとしても意味がありません。
持っている時計の防水性能を知らなかったり、防水性があるからといって注意せずに使用されてしまいますと故障の原因や他のダメージを与えてしまい、電池交換だけでなく、細かい部品の交換などが発生してしまい修理費用も大幅に掛かってしまうなんてこともあります。
電池交換をされる場合には、防水チェックを行える修理業者や時計専門店、メーカーに依頼することをおすすめします。
私はこの防水に関しても、時計内部に水の浸入を許してしまうと液漏れ同様に機械の故障による修理・交換、文字盤や針にも影響を及ぼし修理・交換となってしまいますのでこちらも重要なポイントであると言えます。
ここで少し時計の防水機能についてご説明します。
飽和潜水時計(200~1000m)表示例:「HE-GAS DIVER’S●●m」
防水機能のついたモデルの中でも非常に高い防水性能を持つため、深海へのダイビングにも耐えることができます。
空気潜水時計(100~200m)表示例:「AIR DIVER’S●●m」
ボンベを使用するスキューバダイビングなどの潜水で使用することができます。
日常生活用強化防水(10気圧)表示例:「WATER RESIST 10BAR」「WATER 10BAR RESIST」「W.R.10BAR」
水上スポーツで使うことができます。ただ、水泳などの使用により壊れてしまう恐れがありますので外されるほうが良いです。
日常生活用強化防水(5気圧)表示例:「WATER RESIST 5BAR」「WATER 5BAR RESISTANT」「W.R.5BAR」
水仕事で使うことができます。ただし、水に漬けることや蛇口やシャワーの水圧には耐えることができませんので注意が必要です。
日常生活用防水(3気圧)表示例:「WATER RESIST」「W.R.」
水滴がかかる程度であれば耐えることができます。水仕事などの使用はできません。
非防水
防水性能が無いものです。雨や汗などによる湿気にも注意が必要です。アンティーク時計に多くみられます。
⑤高額時計の場合は?
クォーツ時計の電池交換が必要なタイプの中には、非常に高額なモデルも存在します。多くの方が少しでも安い費用で済ませたいと思うはずです。しかし高額なモデルを敬遠され電池交換を受け付けてもらいえないなんて事もあります。またメーカーの中には外部で手を加えたという事でメーカーでの依頼ができなくなってしまうこともあったりします。
電池交換を依頼する前に、取扱いがあるのか、専門の知識や技術があるのかも確認することが大切な時計を長く愛用するポイントです。
防水性能別のおすすめモデル
①SEIKO【セイコー】 プロスペック マリンマスター
型番:SBBN027
モデル名:プロスペック マリンマスター
防水性:1000m防水
セイコーのダイバーズモデルのマリンマスターです。
ブラックをベースにイエローが鮮やかに存在感を表している防水性が1000mあるモデルです。
ケースにチタンとセラミックを使用し、ベルトはラバーですのでそこまで重量感は感じません。
②CASIO【カシオ】G-SHOCK
型番:DW-6900K-8BJF
モデル名:G-SHOCK
防水性:200m防水
カシオの大人気G-SHOCKです。
25周年記念モデルとして発売されたモデルです。ホワイトスケルトンで爽やかさもあり、重いイメージもなく、夏だけでなくオールシーズンお使いいただけます。
③OMEGA【オメガ】 シーマスターアクアテラ
型番:231.10.39.60.06.001
モデル名:シーマスターアクアテラ
防水性:150m防水
オメガの人気のシーマスターです。
グレーの文字盤に縦模様は印象的なダイアルです。滑らかなケースとブレスレットはさすが高級時計のオメガです。
④BURBERRY【バーバリー】 クオーツ時計
型番:BU9208
モデル名:クオーツ腕時計
防水性:50m防水
バーバリーのクオーツ時計です。
バーバリーらしさのチェック文字盤は定番です。高級時計でなくてもオシャレな時計として1本持っていても良いのでは。
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最後に
いかがでしたか。
今回は電池交換をするときに注意したい5つのポイントについてお伝えさせていただきました。
クォーツ時計をお持ちの方で電池交換が必要になった際の参考にさればと思います。
かんてい局では、電池交換の受け付けもさせていただいています。当店で出来るモデル以外にも弊社は複数の委託業者と取引きがございますので、ご希望の際はお気軽にご相談ください。
細畑店からのお知らせ
かんてい局では、
・警備員によるアルコール消毒、検温実施。
・ご来店の際はマスク着用が
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着用していないお客様の入店は
お断りさせて頂きます。
大変恐縮ではございますが、
お客様ご自身の為、
従業員の為にもご協力を
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