時計業界で圧倒的な知名度を誇るロレックス。
その中でも「キングオブロレックス」と称されるのが今回紹介する「デイトナ」になります。とはいえ、この「デイトナ」はどんな時計なのでしょうか?
この記事ではロレックスデイトナ初心者の方でも分かる魅力と人気の理由、素材や文字盤の種類についてお伝えしていきます。
デイトナとは
写真左(ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116520 旧式)
写真右(ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116500LN 現行)
ロレックスのデイトナは元々プロのカーレーサーのニーズに応えるように設計され、1960年代に誕生、そして60年以上たった今でも圧倒的な人気を誇る、ロレックス唯一のクロノグラフ(ストップウォッチ機能が付いた時計)になります。
ちなみにこの「デイトナ」という名前の由来は、アメリカで有名なサーキット「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」から名付けられています。
それでは、下記にてロレックス デイトナについて詳しくみていきましょう。
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デイトナの基本スペック
写真(ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116500LN 現行)
タイプ:プロフェッショナルモデル(スポーツモデル)
ムーブメント:Cal.4130
防水:100m
ケース経:40mm
パワーリザーブ:70時間
定価 :1,387,100円
中古価格:黒文字盤 2,800,000円~3,000,000円
中古価格:白文字盤 3,500,000円~
※2021年2月11日楽天価格から参照
こちらは2016年に登場した現行デイトナになります。
2016年に発表されて以来、現行品のプレ値としては異例の高値を維持してます。
ちなみに旧型のRef.116520と同じ、自社製ムーブメント「Cal.4130」を搭載しています。
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デイトナの魅力、人気の理由
生産数の少なさ・入手が困難
デイトナは国内正規代理店に足を運んでも在庫が無い状態が続いており、中々実物を見ることはできません。
正規ルート以外に、並行輸入されたものを入手するという方法もありますが、こちらでも入手する事が難しく、その仕入れの難しさから価格が高騰しています。
簡単に手に入らないからこそ、欲しくなってしまいますよね…
この需要と供給のバランスの悪さが、デイトナの魅力とも言えます。
また、入手が困難という点は、デイトナ以外のスポーツモデル(サブマリーナ、エクスプローラー、GMTマスターなど)も同様です。
これはプロフェッショナルモデル(スポーツモデル)全般が定価より高く売れる為、転売目的で購入する方が増えた事もあり、入手が困難になっています。
ですが、群を抜いて手に入らない「入手困難度MAX」のデイトナはやはり魅力的ですね。
今では、デイトナを探し回って店舗を巡る「デイトナマラソン」なんて言葉が流行っているくらいですから…。
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デザイン性とスペックの高さ
デイトナは長い歴史の中で、改良に改良を重ね、新しいモデルが出るごとにその時代におけるハイテク機能が施されてきました。
・防水機能に優れた「オイスターケース」
・身に着けていれば永遠に時を刻み続ける「パーペチュアル機構」
の他、高精度の時計にのみ与えられるクロノメーター認定を受けた自社製ムーブメントCal.4130を搭載し、平均日差-2~+2秒以内という高精度プラス、耐久性、耐磁性のグレードアップ、そしてパワーリザーブは72時間(約3日)延長と、洗練されたデザインだけでなく、日常的にさらに使いやすくなった、まさに「キングオブロレックス」の名に相応しい時計です。
デザイン面では、ベゼルに刻まれたタキメーターと3つのインダイヤルが男心をくすぐるメカメカしいデザインになっています。
また、後に記載しますが、デイトナの旧型(旧式モデル)新型(現行モデル)との違いについても少し説明していきたいと思います。
投資としての価値の高さ
入手が困難といった部分から、デイトナはロレックスの中でも、特に投資としての価値が高い時計になります。
実際、デイトナの新型(Ref.116500LN)価格は上がり続けており、現在では定価の約2倍以上の金額で取引されています。(2021年2月11日 楽天価格を参照)
また、生産終了モデルは現行モデルとは異なり市場に出回る本数も限られますので、旧型も同様に相場が上がり続けています。
まさに持っているだけで価値が高騰する投資価値の高い時計です。
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デイトナの新型と旧型の違いとは?
次に、デイトナの旧型・新型の違いについて説明していきます。
写真上が旧型(Ref.116520)
製造期間:2000年~2016年まで
ムーブメント:cal.4130
写真下が新型(Ref.116500LN)
製造期間:2016年~現在
ムーブメント:cal.4130
ちなみに新型の型番の末尾の「LN」はフランス語で「黒」を意味します。
見ての通り、「黒ベゼル」を意味しています。
それではデイトナの旧型、新型の違いを大きく3つのポイントに分けて解説していきます。
ベゼルの変化
まず、第一印象での一番の変化は、ベゼルです。
旧型はステンレス製のベゼルでしたが、新型はセラミック製のブラックベゼルに変化しました。
ちなみにこのベゼルは特許を取得したロレックス独自のブラックセラミック製のベゼルなります。
旧型のステンレスベゼルはキズがつきやすいため、新型のセラミックベゼルに変化した事で、キズが付きにくく、プロフェッショナルモデルとしてより安心して着用できる仕様へと進化しました。
インダイヤルの変化
写真上:旧型(ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116520)
写真下:新型(ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116500LN)
インダイヤルの縁取りがシルバーからブラックに変わり、フェイスの表情が引き締まった印象になりました。(黒文字盤のインダイヤルはシルバー)
ちなみに、過去のモデルまでは黒文字盤が人気でしたが、現行のデイトナからブラックベゼル、ブラックインダイヤルに変わった事で、カラーリングのトータルバランスが良い白文字盤のほうが人気が高いです。
バックルの変化
バックルの作りは、新旧ともにオイスタークラスプが採用されていますが、若干バックルの大きさは旧型より新型の方が大きいです。
バックルが大きくなった事で、装着時のホールド感がより高くなったりました。
また、バックルの仕上げ方にも変化があります。
旧型は表面がザラザラした質感(梨地仕上げ)になっていますが、新型は光沢のある鏡面仕上げ(ポリッシュ仕上げ)になっています。
※旧型Ref.116520にも年式が新しいものは、ポリッシュ仕上げが施されています。
デイトナの選び方(バリエーションについて)
一口に「デイトナ」と言っても様々な種類が存在します。
「デイトナの購入を検討しているけど、どんなモデルがあるんだろうか?」という方に向けて、デイトナの素材・文字盤カラー・ブレスの種類など複数の観点から種類をまとめてみましたので、ご検討中の方は参考にしてみて下さい。
※こちらは現行モデルのデイトナの種類の中から一部抜粋した形での紹介になります。
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デイトナの素材の種類
ロレックス デイトナの素材の種類は、定番のステンレススチール、コンビ(ロレゾール)、各種ゴールド素材、プラチナ素材とデイトジャスト並みに豊富なラインナップになっています。
定価価格でいえば最も安価な素材がステンレススチールです。
下記では2021年2月11日現在の定価もあわせて、素材別でそれぞれについて解説していきます。
ステンレススチール素材
ロレックス デイトナ 116500LN
一番身近な素材であるステンレススチールを使用したデイトナです。
ちなみにロレックスで使用されているステンレススチールは「オイスタースチール」と呼ばれ、
ステンレススチールの中でも最高級の素材になります。
オイスタースチールは丈夫で堅く、加工が困難な素材と言われてきましたが、ロレックスの技術力により、ケース素材に採用することに成功しました。
ステンレス×イエローゴールド素材
ロレックス デイトナ 116503
ステンレススチールとイエローゴールドが組み合わされた通称コンビモデル。
型番の末尾が「3」になるのがコンビモデルです。
ロレックスではこれをロレゾールと呼びます。
イエローゴールド素材
ロレックス デイトナ 116508
コンビと違いこちらはイエローゴールド無垢モデルになりますので、型番の末尾が「8」となります。
ちなみに写真のブライトグリーン文字盤は、イエローゴールド無垢モデルのみに用意されたカラーで、ロレックスのコーポレートカラーという事もあり、人気かつレアなカラーリングです。
ホワイトゴールド素材
ロレックス デイトナ 116509
一見するとステンレススチールとの違いが分かりづらいですが、型番の末尾が「9」となるのがホワイトゴールドです。
また、ステンレススチールとの違いを付ける為に、グレー×ブラック、ブルー等のホワイトゴールド専用の文字盤がラインナップされています。
プラチナ素材
ロレックス デイトナ 116506
デイトナ誕生50周年を記念して誕生した特別仕様モデルがこちらのプラチナモデルになります。
ステンレス、ホワイトゴールドとの違いが分かりづらいですが、プラチナモデルは型番の末尾が「6」になっています。
ちなみにプラチナ素材専用の文字盤となるのがアイスブルー文字盤になります。
また、上記写真のセラミックベゼル、インダイヤルのフチのカラーリングもプラチナ専用のブラウンカラーになります。
エバーローズゴールド
ロレックス デイトナ 116515
一般的にピンクゴールドは変色等の劣化がしやすい素材になりますが、ロレックスはピンクゴールドにプラチナを少量混ぜることで、この弱点が克服された「エバーローズゴールド」を自社開発し、特許を取得しました。
デイトナの文字盤の種類(カラーバリエーション)
デイトナ 黒文字盤
定番かつの人気があるブラックは引き締まった印象を与えるカラーリングです。
2021年2月11日現在においてはプラチナ素材以外のデイトナで用意されたカラーになります。
デイトナ 白文字盤
過去のモデルまでは黒文字盤が人気でしたが、現行のデイトナから白文字盤の人気が一気に上昇しました。同じモデルでも白と黒では中古相場が数十万円変わってきます…。
現行モデルではステンレス素材、イエローゴールド素材、コンビ(ロレゾール)にラインナップされています。
デイトナ ブルー(ブライトブルー)文字盤
高級時計の文字盤カラーの中でも人気のブルー文字盤は手元に爽やかな印象をプラスします。
現行モデルではホワイトゴールドモデルのみのランナップになります。
デイトナ グリーン(ブライトグリーン)文字盤
ロレックスのコーポレートカラーとなるグリーン文字盤ですが、デイトナ初のグリーンカラーになります。
こちらはイエローゴールドモデルにのみ用意されたカラーです。
デイトナ グレー(スチール&ブラック)文字盤
手元にシックな印象を与えるグレー文字盤は現在、ホワイトゴールドモデルにのみ採用されています。
オイスターフレックスベルトのカラーと相性が抜群です!
デイトナ ブラウン(チョコレート)文字盤
こちらはエバーローズゴールド専用の文字盤カラーになります。
ブラウン文字盤はエバーローズゴールドとの相性が良く、手元をお洒落に演出します。
デイトナ アイスブルー文字盤
プラチナモデルにのみ用意されたカラーがアイスブルーになります。
現行のラインアップではデイトジャスト、デイデイト、そしてデイトナのみに採用されている文字盤です。
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デイトナのブレスの種類について
オイスターブレスレット
オイスターブレスレットは、平たい3連リンクで構成された、ロレックスのオイスターコレクションの中で最も代表的なブレスレットになります。
ステンレスモデル、コンビ(ロレゾール)モデル、無垢モデル(ゴールド、プラチナ等)と幅広く採用されています。
オイスターフレックス ブレスレット
一見ラバーベルトにしかみえませんが、オイスターフレックスブレスレットになります。
ゴム状の弾性素材を使用する事で、メタルブレスレット並みの堅牢性と防水性を実現しました。
また、内側にはクッションがあり、高い装着感も兼ね備えたブレスレットになります。
無垢モデル(各種ゴールド素材)にのみ用意されたベルトになります。
最後に
今回は、デイトナ初心者でも分かる!魅力と人気の理由、新旧の違い、素材と文字盤の種類についてお伝えさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
ロレックス=デイトナというイメージが強いと思いますが、意外とその魅力や人気の理由を知らない方もみえると思いますので、参考にしていただければと思います。