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【実機レビュー】ロレックスのエアキング 116900/126900の新型と旧型の違いを解説【小牧】

かんてい局小牧店です。

今回のブログでは2022年に新作発表の発表の際にモデルチェンジが行われたモデル、

エアキング

について新旧の違いを解説していきます。

前型のエアキング(116900)と、新作となるエアキング(126900)では見た目だけでなく、内部の機械なども変更されています。

モデルチェンジによってどのような変更があったのか、実機を用いて説明をしていきます。

デザイン、仕様、価格帯等々迷われている方、購入を検討している方には是非このブログをご覧頂き参考になればと思います。

ブログ内で分かりにくい、ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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ロレックス エアキングとは

エアキングとはロレックスの中でも最古のペットネームを持つモデルで、ロレックスの中でも比較的安価な価格設定という事もあり、ロレックス入門編としても人気が高いモデルです。

※ペットネームとはモデル名とは別に愛称で呼ばれていたもので、ニックネームの様なものです。

現在はこのペットネームがモデル名となり、今でもロレックスの中でも人気の高いモデルの一つだと思います。

ちなみにRef.116900の前型となるRef.114200や、114210には文字盤には「Air-King」の文字がプリントされておりましたが、2014年頃にマイナーチェンジが行われた際に「Air-King」の文字が無くなってしまいましたが、Ref.116900の登場の際に文字盤に「Air-King」の文字が復活し

ました。

こちらが最初のRef.114200/エアキング

文字盤には「Air-King」の文字が確認できます。

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そしてこちらがマイナーチェンジ後のRef.114200

文字盤の「Air-King」の文字が無くなってしまっています。

どちらも同じ型番ですが、後期型はエアキングではなくオイスターパーペチュアル34となっております。

ロレックスのエアキングのスペックについて

では本題となるRef.116900とRef.126900のエアキングの比較解説をする前に、両モデルのスペックについて解説をしていきます。

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Ref.116900 エアキング


型番:116900

ケースサイズ:40.0mm

防水性能:100m防水

ムーブメント:Cal.3131

パワーリザーブ:約48時間

製造年数:2016~2022年

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Ref.126900 エアキング


型番:126900

ケースサイズ:40.0mm

防水性能:100m防水

ムーブメント:Cal.3230

パワーリザーブ:約70時間

製造年数:2022年~現在

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エアキング 116900(旧型)と126900(新型)の違い

ではここからが本題となります、エアキングRef.116900とRef.126900の違いについて解説をしていきます。

文字盤をはじめ見た目の変更だけでなくムーブメントや、そのた細かな変更点もあります。

Ref.116900のエアキングと、Ref.126900のエアキング実機を比較しながら変更点を解説していきますので違いを見比べて参考にして頂けたらと思います。

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見た目の違い

まず初めに見た目の違いから解説をしていきます。

腕時計を使用する上で見た目の違いは重要な点ですよね。

ではどのように変更されたのでしょうか?

文字盤

こちらがRef.116900/エアキング(前型)

こちらがRef.126900/エアキング(現行)です。

文字盤の大きな違いとしては

・インデックスの数字

・インデックスの夜光

・6時側に王冠マークの追加

の三つです。

まず一つ目はインデックスの数字です。

Ref.116900/エアキングはこちらの様に1時位置のインデックス「5」

に対して、Ref.126900/エアキングは1時位置のインデックスが「05」の表記に変更されております。

よりシンメトリーなデザインになり、航空計器を彷彿とさせるデザインで、よりパイロットウォッチに寄ったような雰囲気です。

二つ目はインデックスの夜光です。

Ref.116900/エアキングは「3,6,9」のインデックスがブラックアウトしているタイプに対して、

Ref.126900/エアキングはこの「3,6,9」に夜光が追加されております。

前型となるRef.116900/エアキングは視認性は良いものの、暗闇や暗所で時間の確認がしにくい点もありましたが、Ref.126900/エアキングから夜光が追加されている為、暗所でも時間の確認が容易となりました。

3つ目は6時位置に王冠マークがセットされた事です。

ロレックスの他モデルでもここ数年でモデルチェンジが行われ、ムーブメントが現行に変更されたモデルに関してはこのように6時位置に王冠マークが配置されるようになりました。

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リューズガード

また見た目の変更は文字盤だけでなく、Ref.126900/エアキングからは新たにリューズガードが追加されました。

※Ref.126900/エアキング

※Ref.116900/エアキング

名前の通りリューズを衝撃から守るもので、ロレックスのプロフェッショナルモデルにはこのリューズガードがついています。

過去販売されたエアキングにはリューズガードがついたモデルはありませんでしたが、今回のエアキングからリューズガードがついた事で、よりプロフェッショナルモデルらしい存在になったと言えます。

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ブレスレット

文字盤や正面から変更点はもちろんの事、モデルチェンジによりラグ幅が20mm→21mmに変更されております。

そのモデルチェンジに伴い細かな点ではありますが、ブレスレットが前型よりも若干太くなっています。

※Ref.116900/エアキング

※Ref.126900/エアキング

大きな違いはではありますが、現行エアキング(Ref.126900)の方がブレスレットが少し太くなった分、より存在感が増したように感じます。

また、ブレスレットの太さだけでなく、バックルの仕様にも変更があり、

Ref.116900/エアキングはシングルバックルに対して

Ref.126900/エアキングはダブルロックの仕様となっております。

モデルチェンジがされた事でよりプロフェッショナルモデルらしさが増した様に感じますね!

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ムーブメントの違い

見た目の違いは以上となりますが、今回のモデルチェンジでは内部の機械(ムーブメント)も新しい機械に変更されております。

Ref.116900/エアキング

☟Ref.116900/エアキングはこちらから☟

こちらのモデルには「Cal.3131」が搭載されており、パワーリザーブは約40時間に加え、同ブランドの耐磁性を備えたミルガウスと同じ磁気シールドを備えたムーブメントです。


Ref.126900/エアキング

☟Ref.126900/エアキングはこちらから☟

こちらのモデルに関しては、新世代ムーブメントとなる「Cal.3230」が搭載されており、パワーリザーブも向上し70時間となっております。

また、ミルガウス同様の耐磁性能は今回のエアキング(Ref.126900)には備わってはおりませんが、新型ムーブメントCal.3230にはニッケル・リン合金製の為、ミルガウス程ではないものの磁場の影響を受けにくく耐磁性能も備えているという事になります。

その他の違い

見た目、ムーブメントの他にもモデルチェンジにより多少の変化がある為、そちらも解説をしていきます。

重量

Ref.116900/エアキング

重量:155.2g

Ref.126900/エアキング

重量:144.6g

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厚み

Ref.116900/エアキング

厚み:約13.0mm

Ref.126900/エアキング

厚み:約12.0mm


重量に関しては磁気シールドが無くなった事もあってか10g程軽量化されています。

10gと聞くとあまり大きく変わった感じはしませんが、普段使いにおいては意外と気になってくる点でもあると思います。

また、厚みに関しても、磁気シールドが撤廃されたからか、現行エアキング(Ref.126900)は前型(Ref.116900)よりも1mm程薄くなっており腕馴染みも良くなっていると思います。

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どちらがおススメ?

ここまではエアキングの新型と旧型の違いについて解説をしましたが、実際にどちらがおススメなのか気になる方もいるかもしれません。

鑑定士の実機着用、主観でどんな方にお勧めなのか触れていきます。

着用感について

まずは実機の着用感です。

こちらがRef.116900/エアキング(前型)

腕回りが約15.5cm程になりますが、40.0mmのケースサイズの為、そこまでの大きさは感じられません。

インデックスの「3,6,9」がブラックアウトしている事で、引き締まった印象です。

また、リューズ付近もスッキリとしており、昔ながらのエアキングさもあります。

バックルに関してはシングルの仕様で、着脱が簡単です。

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そしてこちらがRef.126900/エアキング(現行)です。

ケースサイズは先ほどのエアキングと変わらずですが、文字盤の仕様が前作と異なっている事から見た目も少し違った印象ですね。

特にインデックスの「3,6,9」、1時位置の「5」が「05」になっている事で、視認性向上とよりパイロットウォッチらしいデザインだと思います。

また、リューズにはリューズガードがセットされた事で他のプロフェッショナルモデルらしいデザインにもなっていると思います。

バックルに関してはダブルロックになっている事でより頑丈な仕様になっています。

着用感としては新型のエアキング/Ref.126900の方が重量が軽く、厚さも薄い為、個人的には腕の太さも考慮すると現行エアキング(Ref.126900)の方が腕馴染みは良いと感じました。

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ただどちらのモデルもデザイン性、機能面も十分で優劣がつけ難い一本です。

どちらかと言えばこんな人におススメ。という形でおススメポイントをお伝えさせて頂きます。

Ref.116900/エアキング がおススメな方

Ref.116900/エアキングがおススメな方は

・比較的低価格帯で購入したい方

・スッキリとしたケースの雰囲気が好きな方

・軽量さよりも重量感、重厚感を味わいたい方

です。

Ref.116900/エアキングは既に廃盤となってしまっている前型のモデルの為、現行(Ref.126900)と比べても比較的安価な価格で購入が可能です。

実際に2023年4月時点の中古相場では90万円後半から120万円程で販売されている個体が多く、ロレックスのプロフェッショナルモデルの中でもまだまだ手が届きやすい価格帯のモデルとなっております。

ケース全体の雰囲気を考えると、リューズガードが無い事でスッキリとした印象がある為、あまりゴチャゴチャしていないスマートなデザイン、雰囲気が好き。という方にもピッタリだと思います。

また、前型(Ref.116900)は現行のエアキング(Ref.126900)と比べると重量感も厚みもありますが、逆に重ための腕時計や、厚みがあり存在感のある腕時計を着用したいという方にはお勧めなモデルだと思います。

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Ref.126900/エアキング がおススメな方

Ref.126900/エアキングがおススメ方は

・多少価格が高くても高年式でスペック重視の方

・よりスポーティーでプロフェッショナルモデルらしい雰囲気が好きな方

・軽量かつ薄型の腕時計が好きな方

です。

Ref.126900/エアキングは登場からまだ一年程しか経過していない事もあり、前型(Ref.116900)と比べると比較的中古価格は高く、120万円程~140万円台で販売されている個体が多くあります。

ただ、その分スペック的にも現行(Ref.126900)エアキングの方が高く、新世代のムーブメントが搭載されており、パワーリザーブは70時間に延長されています。

スペック的には耐磁性能を除けば前型よりも現行の方が高くなっていますので、多少お値段が高くなってもスペック重視、高年式重視の方は現行のエアキングがおススメです。

デザインも前型のモデルよりも現行のプロフェッショナルモデルに見劣りしないデザイン性で、よりプロフェッショナルモデルなデザインを探している方には現行エアキングお勧めだと思います。

また、現行エアキングは上記でも述べたように前型のエアキングよりも軽量化、薄型化されています。

約10g、約1mmの軽量化、薄型化ではありますが、デイリーユースを考えると意外と気になる点でもあります。

その為、普段使いからストレスなくご使用されたい方、腕馴染みを考える方は前型よりも現行エアキングの方がおススメだと思います。

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回のブログでは2022年に登場した新型のエアキング(Ref.126900)と、旧型エアキング(Ref.116900)の違いについて解説をさせて頂きました。

大きな変更としては

・文字盤

・ムーブメント

・ブレスレット

という事をご理解頂けたと思います。

私個人的にはデザイン、機能性を考慮すると現行エアキングが好みではありますが、価格面も考えると前型エアキングも悩ましい所です。。

もちろんモデルチェンジにより機能面はブラッシュアップされていますが、決して前型が悪いというもけでもなく、十分なスペックを備えたモデルだと思います。

・価格面

・デザイン面

も考慮して頂き、是非皆様にはピッタリな一本が見つかればと思います。

かんてい局では随時新入荷商品がございます。

是非気になる方はお気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。

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