皆様、明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお引き立て、ご愛顧の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、今回の記事ではイタリアの高級時計ブランド「パネライ」のモデルである、
「ルミノール」
「ラジオミール」
について、魅力と違いを解説させて頂きます。
パネライはどのモデルもデザインが一貫しており、不変的な性質を持ったブランドですので、気になる方は是非この記事を参考にしてみてください。
↓パネライの買取相場が知りたい方は下記のメール査定をご利用下さい!↓
◆PANERAI【パネライ】とは?
OFFICINE PANERAI【オフィチーネ・パネライ】と呼ばれる、イタリア海軍向けのダイバーズウォッチとして開発されたブランドです。
1860年頃に輸入時計の販売や修理、光学機器等に携わっていましたが、当時は軍用として使われていた為、知っている人はヨーロッパの熱烈なウォッチコレクターだけに限定されていた程、知られる方は少なかったようです。
そして長い月日を経て、1990年頃に初めてパネライの実用モデルが登場しました。
それが「ルミノール」そして海軍用時計から一般実用時計になった「ラジオミール」です。
パネライはこの2大定番モデルから構成されているブランドです。
それぞれの特徴や魅力を挙げる前に、知らない方はそもそもパネライってどういう時計?って思うからも見えると思います。
まずパネライのどのモデルでも共通して言える特徴を紹介します。
①ケースの大きさ、厚み
パネライのまず第一に挙げられるポイントは何といっても「ケースの大きさ」です。
パネライが一般販売されたのが1990年頃と話しましたが、当時は大きくても40mm程がほとんどでした。
所がパネライの時計のケースサイズは44mm~47mmが標準と、その数字だけでいかに大きいかが伝わるかと思います。
たった4mm、5mm・・・と思うかもしれませんが、腕に着けるものが5mmアップとなれば印象はガラっと変わります。
また、大型のケースサイズに伴い、ケースの厚みもかなりのものです。
自動巻きのルミノールマリーナは15mm以上の厚みが標準です。
※一般的なダイバーズウォッチでも12mm~14mm程で、それ以上の厚み
②視認性の高さ
海軍用として使われていた時計ですので、視認性が良くなければ話になりません。
パネライのインデックスは夜光部分が広く、またダイヤルのデザインも非常にシンプルでとても視認性が高いです。
「3,6,12」がアラビア数字で配置されているのが基本形で(違うデザインもある)、知る人が見るとロゴを見なくても「パネライの時計だ」と気付く程です。
シンプルで簡素なデザインに思えて、計算し尽くされた設計がされています。
かんてい局春日井店のパネライの在庫や買取の問い合わせ等ございましたら、
下記からご連絡下さい!👇
◆ルミノールとラジオミールのスペック
次に、パネライの2大モデル「ルミノールマリーナ」と「ラジオミール」のそれぞれのスペックについてご紹介いたします!
現在、かんてい局春日井店にある在庫でデザインやスペックが近いものを2点用意致しました。
ルミノール
型番:PAM00320
ケース径:44mm
ケース厚:18mm
防水性:300m
パワーリザーブ:72時間
機構:自動巻き
こちらは「GMT機能」が付いたルミノールのモデルです。
ケースサイズは44mmと標準ですが、ケースの厚みが18mmとかなり太く、ズッシリと重量感があります。
ラジオミール
型番:PAM00210
ケース径:45mm
ケース厚:13.2mm
防水性:100m
パワーリザーブ:56時間
機構:手巻き
日付やスモールセコンドも除かれた、究極のシンプル2針モデルです。
ある意味パネライらしさを存分に味わえるモデルとも言えます。
◆ルミノールとラジオミールの違いって?
では次は二つのモデルの違いについてです。
全てのモデルには当てはまりませんが、基本的なベースデザインは下記の説明に該当しますので、参考程度にして頂ければと思います。
①リューズ
※左がルミノール、右がラジオミール
外見の明らかな違いとして第一に挙げられるのはリューズですね。
ルミノールはリューズガードが付いていますが、ラジオミールには付いておりません。
リューズガードはぶつけたりした時などの衝撃を抑えるために付いています。
ルミノールは防水性が強い物が多く、また前述した「厚み」や「重量感」がありますので、装着時にリューズに負荷がかかりやすいのです。
②裏蓋
※左がルミノール、右がラジオミール
裏蓋の違いです。
ルミノールは基本的に自動巻きが多く、ラジオミールは手巻きが多いです。
ただ、「多い」というだけなので、当てはまらないモデルも勿論存在します。
あと、ルミノールとラジオミールでは「外装の仕上げ方」が異なり、ルミノールはサテン仕上げ、ラジオミールはポリッシュ(鏡面)仕上げです。
ただこれも全てのモデルではなく、2016年に発表された「ルミノールドゥエ」というモデルはルミノールシリーズでありながら鏡面仕上げの手巻き(自動巻きもある)です。
大きな分け方としてはこのような事が挙げられます。
③ラグ
※左がルミノール、右がラジオミール
ラグの拡大図。
この見た目の違いは結構分かりやすいかと思います。
ルミノールはラグが太いですが、ラジオミールは細く作られています。
ルミノールは実用性寄りに進化し、ラジオミールはスタイリッシュにデザインを重視した、それぞれの良さが見える一面ですね。
④尾錠
※左がルミノール、右がラジオミール
ベルトの「尾錠」ですが、ルミノールがサテン仕上げ、ラジオミールはポリッシュ仕上げになっています。
仕上げ方の基本として、サテン(ヘアライン)仕上げの方が傷が付いた時に目立ちにくいです。
また、尾錠だけではなくケースもポリッシュ仕上げです。
⑤ケース厚
※左がルミノール、右がラジオミール
続いてケース厚の違いです。
各モデルのスペック紹介でも書いておりますが、こちらのモデルですとルミノールが「18mm」と「13.2mm」ですので大きく差があります。
自動巻きと手巻きなので、ローターが入っている分ルミノールの方が厚くなるのは当然なんですが・・・それでも明確な差ですね。
⑥文字盤の表記
※左がルミノール、右がラジオミール
一番の見分けポイントです。
当然ですが、文字盤にそれぞれモデル表記がされています。
◆ルミノール、ラジオミールの魅力って?
さて、ルミノールとラジオミールの違いを解説させて頂きました。
ほとんどのモデルはこの条件に該当しますが、稀に仕様が異なるモデルも存在しています。
それぞれを良い所取りしたモデルも中にはありますので、ご自身に合うパネライの時計を探されても面白いかもしれません。
とりあえず、それぞれの魅力をまとめさせて頂きます。
ルミノール
・ケース径が大きく、厚みがあり、時計としての存在感がある
・リューズガードが付いていて、実用性がある
・防水性が強い
ラジオミール
・ルミノールよりケースが薄く、軽い為、スーツに合わせやすい
・手巻き機構が多いため、機械式時計の魅力をより味わえる
・パネライの中で最も歴史深いモデル
と、大きくまとめましたが魅力はこの様な感じですね。
大きく厚い時計が好きで、実用をもとめるならルミノール、パネライを今まで数本買ってきた方やメカニカルを味わいたい時計通な方はラジオミール、と言った所でしょうか。
ただ、必ずどちらかに寄るという訳ではなく、ケースサイズが控えめな手巻き機構のルミノールや自動巻きの大型ケースのラジオミールもあるため、選びきれない事もあると思います。
◆最後に
今回はパネライのルミノール、ラジオミールの違いや魅力について書かせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
現在、かんてい局春日井店ではパネライの在庫が充実しております。
👇春日井店のパネライの在庫はコチラ👇
販売だけではなく買取も強化しておりますので、もし査定額が気になるモデル等お持ちでしたら是非当店のスタッフにご相談ください。
皆様のご来店を心待ちしております!