トリチウムからルミノバへ～時計のインデックスの移り変わり～【愛知・岐阜の質屋かんてい局】【細畑】

こんにちは！かんてい局細畑店です🐻
今日はポカポカ陽気で12月にしたらずいぶん暖かいですね～
但し油断は禁物です。お出かけの際は暖かくしてお出かけ下さい！

早速ですが、皆様お持ちの時計のインデックスや針は暗い所で光りますか？
何故光るのかはご存知でしょうか？
今回は時計のインデックスの光についてお伝えいたします。

トリチウムとは？
目次
インデックスは何故光るのか？
ルミノバとは？
トリチウムの危険性
ルミノバ、トリチウムどちらがいいの？
～店　舗　紹　介～

トリチウムとは？

「自発光塗料」の一種です。
蛍光は外部からの明かりが必要なことに対し、自発光は周囲が明るくても暗くても常時光を放つことが可能です。
そのエネルギー源のうちの一つがトリチウムです。
1960年代以降、ミリタリーウォッチを中心に用いられ、1990年代後期頃まで幅広く使用されました。

何故使用されなくなったのかと言うとトリチウムが崩壊する際、放射線を放出することが分かったためです。

当店に在庫があるトリチウムが使用されたROLEXをご紹介させて頂きます！
希少価値の高い年代の時計です。

ROLEX【ロレックス】
16610 サブマリーナーデイト W番トリチウム SS メンズスポーツモデル

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ROLEX【ロレックス】16570 エクスプローラーII X番 SS トリチウムスポーツモデル

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インデックスは何故光るのか？

インデックスには夜光塗料が塗布されています！
夜光塗料には大きく分けて「自発光塗料」と「蛍光(蓄光)塗料」があります。
自発光はその名の通り、塗料自ら光を発するもので、蛍光とは太陽光や照明等の明かりを短時間で吸収・蓄積し、暗い中で光を放つことができます。

ルミノバとは？

「蛍光塗料」の一種です！
放射線の放出など安全問題の面で現在は蛍光塗料である「N夜光・ルミノーバ」（通称ルミノバ）が主流となっています。

腕時計のダイアルに関しては世界シェアほぼ100％を誇る夜光塗料です。
その特徴として

■従来の発光塗料より10倍明るい
■従来の蛍光塗料より発光時間が10倍長い
■自発光塗料と異なり半永久的に使用できる、主原料がセラミックスのため経年劣化がほぼない
■耐熱・耐久性に優れる

とっても凄い塗料なんです！

トリチウムの危険性

前述の通り現在は蛍光塗料としてルミノバが使用されていることが多いです。
ということは・・崩壊する際、放射線を放出するトリチウムを使用した時計は危険なのでしょうか？
かんてい局細畑店にもトリチウムを使用した腕時計があるので少し不安になりますよね？
しかしご安心下さい！
トリチウムが使われた時計は、被ばくの恐れがあるような危険物ではありません。

その理由は
●人体に届かないから
●人体に影響を及ぼす量ではないから
●半減期をすでに迎えているから
以上のことからトリチウムを使用した腕時計も安全にお使い頂くことができます！

ルミノバ、トリチウムどちらがいいの？

トリチウム、ルミノバそれぞれについてご紹介させて頂きました。
トリチウムの代わりに開発されたルミノバだからこそ実用性もあり優れているのではないか？
と私自身思っていました。
しかし、接客させて頂いたお客様から
「トリチウムのインデックスの方が経年で色が変わって、そのヴィンテージ感がいいんだよ」
と教えて頂きトリチウム、ルミノバ見比べてみました。
確かに違いがあり面白い！と思いました。
古い物だからこそ味わえるトリチウムを使用したインデックス、とても貴重ですね！

余談ですがROLEXで現在使用されている夜光塗料は
クロマライトというROLEXが独自に開発したルミノバの二倍の時間発光する塗料です！
どんどん進化している時計の世界！
とても興味深いですね！
当店にはまだまだ様々な時計ございます。
今まであまり気に留めていなかった方も一度インデックスに注目してみてはいかがでしょうか？