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茜部店のお知らせ

ルイヴィトンの定番「モノグラム」の注意するべきこと。状態の変化の説明と対策をお知らせします。【茜部】

こんにちは

多くの方がルイヴィトンの商品を持ちですが、状態の変化に悩まされてきた方が多いと思います。長期間、保管してあったら革の色が変わっていたり、ポケットなどの内張が剥がれていたりしていたことがあると思います。

モノグラムラインのバッグをお持ちで状態の変化が心配な方にはお力になれると思います。

本日はモノグラムラインの状態の劣化と対策を解説していきたいと思います。

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ヌメ革について

モノグラムラインは特殊な加工がされたレザーを使用しています。

モノグラムラインと言えば「ヌメ革」と組み合わせて作られるバッグが多いです。

主に持ち手やバッグの角に使用されていることが多いです。

ヌメ革とは、タンニンなめしを施しただけの、染色・塗装がされていない革のことを言います。

タンニン鞣しとは

タンニンを含んでいる植物は多数ありますが現在、使われているのは、南アフリカ産のミモザから抽出したワットルエキス、南米のケブラチヨから抽出したケブラチョエキス、欧州のチェスナットから抽出したチェスナットエキスでこれを単独で使用したり、混合して使用し「鞣し」を行っています。鞣された革は、伸縮性が小さく、堅牢なのでケース、鞄、靴底など立体化する革製品に適しています。

ヌメ革は製造されたばかりの状態は白に近い色です。そこから日光に当たって徐々にアメ色に変化していきます。

このような感じです。ルイヴィトンの商品も新品で購入した時には白ですが、時間の経過とともに濃い色となっていきます。さらに傷や汚れと合わさって見慣れたアメ色になります。

購入時の色を維持するための対策

白色を維持することはとても難しいですが、保存袋を使用し光から革を守ることが重要です。さらに日の光にも浴びせないような場所に保管することもお勧めします。

内張の劣化について

ルイヴィトンのには内張りがべたついてしまう物があります。バッグの内側や、ポケットの中など様々な箇所で見受けられます。べたつきが起こる素材は合成皮革素材です。

高温多湿な状態で長期間保管しておくと、べたついてしまって触れただけで生地が剥がれてしまいます。べたつきが起きると改善することは難しく、修理が必要となります。

モノグラムラインには内張ハガレが起きやすいバッグが複数あります。

致命的な内張ハガレがあるバッグ

①バケット

このバッグは収納部分が全てベタついてしまいます。付属のポーチがありますがこれも同様です。ベタつきが起こると全ての部分が使用できなくなるので、確実に修理が必要です。

②サックプラ

このバッグもバケットと同様です。すべての箇所が剥がれて使用不可能になります。サックプラに関してはシリアルナンバーも内側の素材に刻印されています。これも剥がれます。修理を行った場合でも新しいシリアルになるのでいつ頃製造されたのかが分からなくなります。

ベタつきの対策

現在は使用する素材も改善され、最近発売されているバッグではベタつきなどは起きないようになっています。

最後に

今回はモノグラムラインの主な状態の変化をお知らせしました。ヴィトンのモノグラムの商品は人気があるので購入することもあるかと思いますが、状態の変化がしやすいことは念頭に置いて頂きたいです。

ヌメ革のヤケはルイヴィトンの特徴として楽しんで頂きたいですが、ベタつきに関しては(特に2000年以前)使用不可能になる場合もあるので取り扱いに注意して頂く必要があります。

かんてい局では様々な相談を受け付けています。上記の内容でお困りの場合や購入時のご相談などあればお気軽にスタッフにお申し付けください。

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