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細畑店のお知らせ

腕時計初心者に知ってもらいたい電池式(クォーツ式)腕時計の豆知識【細畑】

皆様こんにちは!かんてい局細畑店です。

本日もかんてい局ブログをご覧いただきありがとうございます。

高級腕時計には大きく分けて機械式と電池式の2つがあります。

『機械式』とは、ムーブメントと呼ばれるローターが回転し、ゼンマイが巻き上げられ動きます。

『電池式』とは、電池を動力として動きます。(電池式=クォーツ式)

そこで今回は電池式時計』についてご説明させていただきます。

今回の記事では、

・電池式時計の種類には何があるのか

・電池式時計のメリット・デメリットについて

・電池交換について知りたい方

には是非ご覧いただきたい内容となっています。

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電池式腕時計ってどんなもの?

クォーツ時計のクォーツとは「水晶」という意味となり、この水晶を時計の中に入れ、これに電気を流すことにで震えます。この震えが1秒ごとに信号に変えられます。その信号から中の機械部分に伝わる力で時計の針を動かしています。

この仕組みを、日本を代表するメーカーであるセイコーが世界初の電池式時計「セイコークォーツアストロン」を発表しました。価格も当時は45万円もしたと言われています。現在は大量生産が進んでいるため比較的リーズナブルな価格で購入することができます。

登場が1969年となり、クォーツ時計の歴史はまだ50数年しか経過していません。

クォーツ時計は、大きく分けて2種類あります。

1つ目は電池の交換が必要なタイプ

2つ目は半永久的に使えるソーラー発電タイプ

となります。

先程記載しました震えについての説明となりますが、その震え(振動)は1秒間に32768回も振動しています。

この振動数が多ければ多いほど精度が高く(良く)なるということです。

では次に精度とは何なのかについてご説明していきます。

精度とは?

精度とは、時間のズレの事を指し、時報と比べ進みや遅れの度合いのことです。

先程も記載しましたが精度の高さは振動数が多ければより正確な時間が刻まれます。

電池式時計の精度は、月差±15秒から±30秒程度と言われています。

機械式時計の精度は、月差±300秒から±900秒(日差±10秒から日差±30秒)

電波時計の精度は、10万年に1秒と言われています。

ここで少しご説明します。

機械式時計に使われている最近のムーブメントに多くは、28,800振動です。

多くの機械式時計(ロレックス、オメガ、タグホイヤー、ブライトリングなど)は、この「28,800振動」となります。

ただし少し違いがあり、機械式時計の28,800振動は1時間あたりに振動する数字となりますので、これを電池式時計と同じ単位に合わせると、

機械式時計は、1秒間に8振動となります。(1時間:28,800振動、1分:480振動)

電池式時計は、1秒間に32768振動となります。

それほど電池式時計の精度が素晴らしいか分かっていただけたと思います。

これほどの素晴らしい電池式腕時計ですが、1969年に登場しましたので歴史としてはまだ非常に浅いです。

機械式腕時計も誕生は諸説あり、18世紀だったり、19世紀初頭だったりと真相は不明となりますが、仮に19世紀初頭だとしても電池式腕時計よりも約50年以上も前となります。

どちらの技術も年々進化していますので今後の更なる進化が楽しみであると言えます。

電池式時計の種類やオススメモデル

①デジタル式

液晶画面に時刻や日付表示が数字で表されるようになっています。歯車や針などの部品がないのも特徴です。時間が非常に見やすく分かりやすいですね。

しかし、液晶にも寿命があり平均的に10年から15年程ですが、その頃にはほとんどのメーカーでは交換する部品が無い場合が多いです。万が一、同じモデルがあり内部の機械を交換できれば良いですが、コストは安くても1万円以上は掛かってくるでしょう。

【カシオ】G-SHOCK

型番:DW-6900K-8BJF

商品名:G-SHOCK

デジタル式の腕時計は、なんといっても国産メーカーの【カシオ】のG-SHOCK(G-ショック)が有名ですね。形の豊富さ、色の豊富さ、限定モデル、コラボモデルなど多数あり、価格も3万円程であれば十分に選ぶ事が可能です。

【ルイヴィトン】タンブールホライゾン

型番:QA003Z

商品名:タンブールホライゾンスマートウォッチ

【ルイヴィトン】はバッグや財布ばかりではなく、時計も人気があります。最近ではスマートウォッチの需要も増えルイヴィトンの時計を持たれている方も増えました。

他にも【ブライトリング】、【オメガ】など海外有名メーカーも決して多くはありませんが一部ありますのでデジタル式が好きな方にもオススメです。

②アナログ式

針が動いて時刻を指しています。秒針が1秒ごとに「チッ、チッ」と動いています。時針や分針は動いているか分かりにくいため、デジタル式とは大きく異なります。

【グランドセイコー】9Fクオーツ

型番:SBGV223

商品名:9Fクォーツ

アナログ式の腕時計は、国産メーカーですとやはり外せないのが【グランドセイコー】9Fクォーツです。世界で初めて電池式腕時計を世に出したブランドです。そのセイコーの中でも最上位ラインとして位置づけされているのが【グランドセイコー】です。グランドセイコーのクォーツは1年に±10秒の誤差と先程記載しました電池式時計の精度の月差±15秒から±30秒程度と言われているクォーツの常識を大きく超えています。

【ロレックス】オイスタークォーツ

型番:17013

商品名:オイスタークォーツ/デイトジャスト

【ロレックス】は機械式時計に目がいきがちですが、電池式時計も存在していました。製造期間は1977年から2000年頃と非常に短い期間となり残念ですが現在は生産終了しています。特徴はやはり角ばったデザインですね。私個人的に角があるデザインが好みのため好きなモデルの一つです。ロレックスのクォーツモデルは中古市場でも少ないため、欲しいモデルが見つかれば買いかもしれません。

【ヴァシュロン・コンスタンタン】オーヴァーシーズクォーツ

型番:72040

商品名:オーヴァーシーズ・クォーツ

時計3大ブランドのひとつである【ヴァシュロン・コンスタンタン】のスポーツモデルとして展開されている『オーヴァーシーズ』。クォーツ時計としては高額ですが、余裕があれば手にしたい時計の一つです。

他の海外メーカーには、【オメガ】、【タグ・ホイヤー】、【カルティエ】、【シャネル】など男性だけでなく女性にも人気の高いメーカーが豊富にあります。

価格帯も幅広くあるのも魅力の一つであり、中には男性と女性がサイズ違いのモデルをお揃いで付けるのもオススメです。

③ソーラー式

光エネルギーを電気エネルギーに変換して、電気を蓄電して動く腕時計です。蛍光灯でも充電は可能ですが、太陽光での充電が良いとされています。充電の際は、ダイヤル面に光を当てる必要がありますが、高温になりすぎる場所は避ける必要があります。

ソーラー式は写真のように文字盤に「SOLAR」と記載されている事があります。

定期的な電池交換は必要ありませんが、蓄電池にも寿命はあります。

④電波ソーラー式

ブランド:CASIO【カシオ】

型番:GMW-B5000

商品名:G-SHOCK

ブランド:SEIKO【セイコー】

型番:AEFY504

商品名:ALBA

ソーラー同様に、光エネルギーを電気エネルギーに変換して、電気を蓄電して動く腕時計です。

こちらは標準電波を定期的に受信することにより正確な時刻に修正されます。充電は窓際など電波を正確に受信できる所で保管、充電するのが良いとされています。

電波ソーラー式は写真のように文字盤に「TOUGH SOLAR」「RADIO WAVE CONTROL SOLAR」、「ECO DRIVE」と記載されている事があります。

ソーラー同様に定期的な電池交換は必要ありませんが、蓄電池にも寿命はありますので定期的なメンテナンスを行うことが長持ちさせるポイントです。

ソーラー式時計や電波ソーラー式時計の取扱いは日本のブランドがほとんどになります。

一部海外ブランドのユンハンスというドイツのブランドくらいです。

海外の方は高価な海外有名ブランドを好まれる傾向がありますが、日本人の気質的に正確性を求める傾向がありますので日本ブランドがほとんどを占めているのも頷けます。

⑤キネティック

型番:SAGG007

商品名:ブライツ フェニックス キネティック ダイレクトドライブ

初めて電池式時計を発表したセイコーですが、1988年に時計が動かされた時の振動で発電や充電を行い、その蓄えで時計を動かすセイコー独自の機構です。

初めはオートクォーツと呼ばれ、AGS(Automatic Generating System)に変更され、現在はキネティックとなったそうです。

電池交換の不要が目的で作られたため、電池切れによる交換は不要です。

この電池ですが、充電式でない電池を一次電池と充電式も二次電池があります。キネティックの場合は、二次電池ですので充電をしなくなった場合は交換が必要となります。通常の電池式時計は2年から3年で交換が必要とされていますが、キネティックの場合は8年から10年ほどとされています。電池交換やオーバーホールをされる業者もありますが、基本的に特殊な機構のキネティックですので、メーカーで電池交換とオーバーホールを受けられる方が私はオススメします。

また私がキネティックを操作した際に感じたことですが、

止まっていたことがありましたので、自動巻の時計と勘違いをしてリューズを回して動かそうとしてしまいました。時計を動かして充電されるキネティックでしたので、充電するために時間を掛けて時計を振るのに非常に手間が掛かかりました。

普段からあまり動かない方ですと充電も溜まりにくいかもしれません。この手間がキネティックの魅力と感じるかどうかは人それぞれだと思います。

こちらのキネティックですが、男性の特にビジネスマンや海外でも人気がありますが、近年はソーラー式の人気も高くなりキネティックを選ばれる方も減ってきています。

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機械式時計と比べてどうなのか?メリットとデメリットをご紹介します。

メリット

・精度が高く、置いておいても止まりません。(約2から3年は動く)

・磁気の影響を受けにくい、衝撃にも強い。

・比較的低価格で購入ができる。

・メンテナンスが少なく、費用も安くすむ。(通常の電池交換であれば1,000円~2,000円程度で交換が可能)

デメリット

・電池が消耗し、電池がなくなると交換が必要。

・長期的な利用が難しい。(電池式は10年から15年程度、機械式はメンテナンス次第で20年以上もつモデルも多数あります)

・資産性に乏しい。(中には高額モデルや資産価値の高いモデルもありますが、平均的に捉えると以上のような特徴があります)

こんな人におすすめ

実際に電池式腕時計はどんな人に向いているのか、どんな人が使うと良いのかなどご紹介します。

やはり正確性という面ではビジネスマンにとって時間を守ることは重要です。また分刻みの仕事をしている方にオススメです。

衝撃や磁気にも強い丈夫さも優れている点です。壊れない、磁気を帯びない訳ではありませんが、機械式時計に比べますと強いモデルが多いということです。

日々の調整や味わいのある動きを楽しみたい方は機械式時計をオススメしますが、反対に日々の手間が掛からない、複雑な取扱いはしたくないという方には電池式腕時計は大変オススメだと感じます。

私自身も機械式腕時計は愛用していますが、時々面倒だと感じる時も正直あります。そんな時のために電波時計を持ち使い分けています。どちらの良さも分かり、より愛着が沸くようになりました。

電池交換(メンテナンス)について

電池式時計は2年から3年で電池交換をする必要があると上記でお伝えしましたが、電池の寿命が近づくと分かる時計もあります。

アナログ式の秒針の動きが正常時は1秒ごとに動きますが、電池の寿命が近づくと2秒ごとに動きます。この様な動きになった場合は電池交換をするのが良いです。

デジタル式の場合は液晶は映らなくなりますので分かりやすいです。

電池が止まったまま長い期間放置してしまうと電池の液漏れが原因で故障に繋がってしまう恐れもありますので電池交換は早めに行った方が良いです。

私も時計に多く触れてきたために分かったことがあります。

それは電池式時計は電池の交換をするだけで使い続けることができないということです。どのような事かと言いますと、電子回路の寿命があるということです。平均的に10年程度が寿命だと言われています。

実際に私の体験談ですが知り合いの時計を電池交換に依頼し、初めは3年程で交換をしていましたが、その後3回目の交換の際に普段よりも早い1年半程で電池が切れてしまい不思議に感じていたところ時計業者の方にお話しを聞くと回路の寿命が原因であるという事を教えてもらいました。回路の交換となると費用が高くなってしまったり、モデルによっては交換部品が無いこともあるということも教えていただきました。

決して高額な時計ではありませんでしたので買い替えたほうが得という判断をしました。

電池交換の方法

電池交換は自分でも行うことができますが、ソーラー式や電波式、特殊な機能が付いたモデルは修理業者で行うようにして下さい。

電池交換を行うには、専門工具の準備や電池の種類、防水性も確認して行う必要があります。工具を揃える費用、機械を壊してしまう可能性がある、キズをつけてしまう可能性がありますのでそれでも問題が無い場合は自分で行っても良いと思います。

私としては専門業者にて行ってもらい、その際に簡単な清掃、動作の確認、防水チェックなども一緒に確認していただくことをオススメします。

最後に

電池式時計は、時間のズレが少なく、実用性が高く、比較的低価格で購入や維持ができる非常に使い勝手の良い時計といえると私は感じます。

もちろん機械式時計をかっこいいやステータスという事も分かりますので、プラスで便利な電池式時計を1本持っていると便利ですのでお気に入りの1本を是非探してみてください。

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