TUDOR(チューダー)
みなさんチューダーと言うブランドはご存じでしょうか。
チューダーは元々ロレックスの廉価品として生まれました。
廉価版とは聞こえが悪いですが部品のほぼ全てがロレックスと同じパーツを使用しており、
品質はかなり高いのです。
「チューダー」は1970年代までは日本でも輸入されていたが、取り扱いが解消されて以降は一部の並行輸入店のみが販売してきました。
当時は「チュードル」という名で展開されていたが、2018年の再上陸をきっかけに「チューダー」という名前に改名しました。
なので昔を知っている人(私もそうですが)はチュードルと呼ぶ人が多いですね。
そして2021年はチューダーがクロノグラフを製造してから50年目の節目の年を迎えます。
今回2021年の新作として発表されたブラックベイクロノをご紹介していきます。
ブラックベイクロノ
今回ご紹介するのは2021年新作ブラックベイクロノ
型番:【レザー】79360N
定価:【レザー】¥530,200【ファブリック】¥530,200【メタル】¥564,300
ケース径:41mm
キャリバー:MT5813
パワーリザーブ:70時間(約3日)
防水:200m防水
発表:2021年4月
旧型79350との変更点
それでは、旧型/REF:79350との変更点を見ていきましょう。
ベゼルの変更
シルバーカラーのメタルベゼルからブラックのアルミベゼルに変更となりました。
現行のデイトナをも思わせる雰囲気でカッコイイですよね。
文字盤の変更
今回クロノグラフ部分がとバイカラーとなり2トーンカラーになりました。
ドーム型ダイヤルとくぼみを持たせたカウンターでより高い視認性になりました。
ベゼルもかわったのでどことなくデイトナを思わせる雰囲気になりましたね。
(参考画像:デイトナ)
初代クロノタイムからもインスピレーション
(参考画像:クロノタイム)
ブラックのアルマイト加工が搭載されたことで、チューダー(チュードル)初期型クロノグラフを彷彿とさせるデザインになりましたね。
プッシュボタンなどは初期のこちらよりインスピレーションされています。
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79390Nのレザーベルトの感想
今回かんてい局に入ってきた新作の79390Nのお時計のベルトはレザーでした。
こちらレザーのタイプは裏蓋部分に「ブント」と呼ばれる部分があるので少しワイルドな印象です。
かつて軍用のパイロットウオッチに採用されたことで知られるこの「ブント」。
裏蓋全体を覆う事で金属アレルギーの方にもお使い頂けますし、無骨なレザーが見え隠れする事で男らしさを感じさせますね。
また裏蓋が擦れないのも良いですね。
ちなみにこちら取り外しても使えるので一本でまた違った雰囲気を楽しめます。
こちらのレザーストラップのバックルには、特許を取得したボールロックシステムを採用。これによりバックルが不意に開くのを防ぎ、耐衝撃性にも優れたバックルになっています。
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チューダーの魅力
コスパがいい
チューダーの最大の魅力はなんといってもコスパがいい事です。
チューダーは2015年にブランド初のマニュファクチュール(自社開発)の
ムーブメントを発表しました。
チューダーはロレックスの廉価版として販売されているので定価が大体「50万~」と比較的手に入りやすい価格帯です。
その価格で自社のムーブメントが使われているというのはとても良心的。
この技術をこの値段で使えるのは夢のようですね。
高品質なのに低価格というのは本当にすごい事なのです!
この技術だからこそ保証が5年もある
通常新品で時計を買うとメーカーの保証期間が付きますよね。
SEIKOで大体1年、グランドセイコーだと3年付きます。
自社ムーブを使うゼニスですら2年ですから
この期間が長いのは技術への自信の表れだと思います。
メーカー保証期間がチューダーは5年も付いています。
このアフターサービスは手厚いですよ。
スノーフレーク針
チューダーと言えばこのスノーフレーク針(イカ針)が有名なのではないでしょうか。
短針のこの独特の形は1969年からつけられるようになりました。
この短針はチューダーのダイバーズウォッチでしか見られないものなのでこれがほしくてダイバーズウォッチに変えたという人がいる程人気です。
本家ロレックスには無いブロンズモデルがある
チューダーならではの魅力というと本家ロレックスは出していないブロンズモデルがチューダーにはあるという所でしょうか。
2016年に登場し、セレブレティの間でも話題になったこちら。
経年変化の楽しめるブロンズ製のケースのダイバーズウォッチ。
アンティーク風のブレスもお洒落ですよね。
現在のブラックベイクロノの中古相場
現在このブラックベイクロノの中古相場は
2021年5月20日現在
定価【レザー】¥530,200に対し
中古相場はおよそ¥800,000
ロレックスのデイトナのプレミアとまではいかないにしても
やはり定価は超えてきている模様です。
おそらくもう少し時間が経てば相場も落ち着いてくると思われますが
今後の人気の期待度が見える価格ですよね。
YOUTUBEで紹介してます。
今回ご紹介したブラックベイクロノを実機動画でご紹介しています。
かんてい局が誇る時計のスペシャリスト渡邉による解説をぜひご覧下さい。
最後に
チューダーの新作の良さが伝わりましたでしょうか?
クロノグラフ・プッシュボタンのデザインは初期のチューダーのクロノグラフから着想を得て発表された今回のモデルはまさに歴史と進化の融合です。
この至高の逸品はチューダーブラックベイクロノの51年目に相応しい時計になることでしょう。
また今回ご紹介させて頂いた79360Nですがやはり通常でいくと人気はステンレスベルトモデルだと思います。
しかし今回初めて「ブント」タイプを見て資産価値よりも時計としてどう使うかという目線で見ると私はこちらのレザータイプの方が良いなと感じました。
使い込んだレザーにパンダカラーを思わせるクロノグラフが良く合っていると思います。
ぜひあなたの選択肢にも加えてあげて下さい。