版画の技法知ってますか？？知ると楽しい版画の世界★【愛知・岐阜の質屋かんてい局】【細畑】
今日は前回の続きです！！
前回お伝えしなかった技法の中で、
当店にもある技法をお伝えします！！
ジークレについて
ジークレは、最近のコンピューター技術を使った版画技法です。
アイリス工房で制作されるジークレ版画は「アイリス(IRIS)」とも呼ばれます。
ジークレはフランス語で「インクの吹き付け」を意味します。
スクリーンを使用せずダイレクトにインクを版画紙やキャンバスに吹き付ける技法です。
簡単にいうと、スキャナーで読み込んだデータをインクジェットプリンターで印刷する感じを想像してください。
原画をコンピューターで解析し厳密に測定した上で、秒間400万以上ミクロ粒子の噴射を行い、
色彩は512色のインクの混合によって7万色以上もの微妙な発色が可能です。
作画の精密さ・色調の幅ともに従来の版画複製技法の限界を凌駕していると言われています。
現在では原画に最も近い版画制作法ともいわれています。
手彩について
こちらは前回の項目にはありませんでしたが、
刷り上がった版画の上から1点1点アクリル絵の具等で点や線、または絵を描き加えた箇所のことを手彩または手彩色と呼びます。
波しぶきや光の反射部分に使われている事があり、原画のような雰囲気を持たせることが出来ます。
(👆技法：ジークレ＆手彩です。)
ミックスドメディアについて
複数の技法を組み合わせることからこの名がついています。
アーティストにより組み合わせる技法は様々ですが例えば・・
シルクスクリーン+ハンドペインティング
写真製版+シルクスクリーン(6～8色の写真製版オフセットにシルクスクリーン技法で透明なニスを何回かかけて立体感をだすこと)
などがあります。
複数の技法を組み合わせることにより、従来では実現できなかった立体感・色彩を表現することができます！！
ラッセングラフについて
ラッセンの版画の技法のひとつです。
紙やキャンバスではなく、光沢のある滑らかなボードにジークレ+手彩で刷られた技法です。
また、ボードにアイリスと手彩色とも呼ばれ、ボードに刷られているので表面は写真のように光沢があります。
※こちらの写真のものはラッセングラフではありませんが、
ラッセンが描いたものです。
画像をクリックすると自社サイトに飛べます✈
最近絵についてばかりだったのでここで休憩を入れましょう。ｗｗ
まだお伝え出来てない技法はまたお伝えしますね♥
ぜひ、かんてい局細畑店でお待ちしております( *´艸｀)
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