こんにちは、かんてい局細畑店です!
今回ご紹介するのは
【時計の世界3大複雑機構】です。
今回は基本的な内容を
お伝えするブログになっています。
・時計に興味を持ち始めた方
・聞いたことはあるけど詳しく知らない方
・高級時計に興味がある方
におすすめの内容ですので
ぜひ最後までお付き合いください✨
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時計の世界3大複雑機構とは
高級時計に興味がある方はもちろん、
ジャンル問わず時計好きな方であれば
【世界3大機構】【世界3大複雑機構】
というワードを聞いたことが
あるのではないでしょうか。
この世界3大機構とは、
時計の機構の中でも特に複雑なつくりで
組み立てや制作に高度な技術を必要とする
機構を指します。
3大機構の場合は
- ミニッツリピーター
- パーペチュアルカレンダー
- トゥールビヨン
上記3つが挙げられます。
どういった機構なのか、ひとつずつ説明していきます👇
お持ちの時計を写真に撮って送るだけ!
ミニッツリピーターとは
1つ目は【ミニッツリピーター】
リピーターとは
『音で時刻を知らせる機能』の機構です。
ミニッツリピーターの仕組み
機構内のゴングをハンマーが打つことで
音を鳴らす仕組みになっていて、
一般的に使用されている方式だと、
『時単位』『15分単位』『分単位』の
3種類がそれぞれ鐘のような音で表されます。
低音で『○時』、
低音と高音が交互に鳴る『15分』、
高音で『○分』を知らせてくれます。
例えば10時25分なら
低音が10回、交互が1回、高音が10回
という鳴り方になるのです。
なぜ複雑機構と呼ばれるのか
このミニッツリピーターが
なぜ複雑機構と呼ばれるのか。
理由は制作に高度な音響知識と
調整技術が必要になるからです。
腕時計の中に収まるほどの小さな機構内で
できるだけ大きく音を響かせるための
知識が必要不可欠。
また、パーツが増えていくほど
音の調整が難しくなります。
こうした点からミニッツリピーターは
複雑機構と呼ばれるのです。
ミニッツリピーターのはじまり
リピーター機構自体は1680年頃に
イギリスで発明されました。
もともとは鐘のついた置時計として
発明された仕組みでしたが、
1783年にアブラアン-ルイ・ブレゲが
鐘に相当するパーツをよりコンパクトな
ゴングに置き換えたのです。
これにより、懐中時計に内蔵できるほど
小さくすることに成功しました。
ブレゲの発明したこの方式は、現在でも
リピーターウォッチの基本となっています。
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パーペチュアルカレンダー
2つ目は【パーペチュアルカレンダー】です。
この機能は時計が止まらない限り、
『100年単位で日付調整が不要』というものです。
なんと、4年に1度のうるう年も調整する必要がありません。
パーペチュアルカレンダーの仕組み
月による日数の違いやうるう年の調整を
自動で行ってくれる機能で、
100年の間は手動で日付調整をする
必要がない、画期的な発明です。
このことから『永久カレンダー』とも呼ばれます。
パーペチュアルカレンダーの特徴
パーペチュアルカレンダーの特徴は
現代で使用されているグレゴリオ暦ではなく
紀元前に制定されたユリウス暦に
適合している点です。
詳しく解説!
どちらも地球が太陽のまわりを
1周する期間を1年とする
いわゆる太陽暦なのですが、暦の計算上、
ユリウス暦ではうるう年の流れでも
グレゴリオ暦の定義ではうるう年に
当てはまらない年が存在します。
つまり、暦の上ではうるう年でなくても
パーペチュアルカレンダーの機能として
勝手にうるう年扱いになる年がある、
ということですね。
これがおよそ100年単位で訪れるので、
その時は日付調整をしなければなりません。
逆に言えば、大半の人は生きている間に
日付調整をしなくてもよいのです!
パテック・フィリップ
型番:5140P-013
パーペチュアルカレンダーのはじまり
1795年にアブラアン-ルイ・ブレゲが
発明したのがはじまりです。
ミニッツリピーターを発明したブレゲの
2つ目の天才的発明ですね!
ミニッツリピーター同様、こちらも
最初は懐中時計に使用されていました。
腕時計で初めてこの機構を搭載したのは
1925年に制作、1927年に発表された
パテック・フィリップの『No.97975』です。
ロレックスのオイスターパーペチュアルと何が違うの?
パーペチュアルというワードでもうひとつ、
ロレックスのオイスターパーペチュアル
というワードも耳にする方は多いと思います。
ロレックスウォッチの中でも
ダントツのシンプルさと手の出しやすい価格で
人気なモデルですよね!
ロレックスでの『パーペチュアル』は
『自動巻き機構』を指しており、
パーペチュアルカレンダーを搭載している
というわけではありません。
混同しやすいですが
時計の基礎知識として覚えておきましょう☺
ロレックス
オイスターパーペチュアル
型番:76080
トゥールビヨン
最後は【トゥールビヨン】のご紹介。
これは姿勢差による精度のズレをなくすための機構です。
どんな機構?
通常の時計であれば個々に独立している
パーツをひとまとめにして、別の歯車と
噛み合うように設置することで
重力の影響を分散する仕組みになっています。
非常に複雑な機構のため、
製造できる時計師が世界に10人しかいない
とまで言われたほどです。
なぜトゥールビヨンが必要だったのか
懐中時計が主流だった時代には、
時計をポケットに入れて持ち歩き
時刻を見る時に取り出す、というのが
一般的でした。
懐中時計は製造・使用される時は
地面と平行になりますが、
持ち歩く時は地面と垂直方向になります。
長時間垂直になったままだと
精度を左右する部品が重力の影響を受け、
時刻がずれていってしまうのです。
垂直方向で持ち歩いても
時刻がずれないようにと開発されたのが
トゥールビヨンという機構でした。
トゥールビヨンのはじまり
トゥールビヨンを発明したのは
今回3度目の登場、
アブラアン-ルイ・ブレゲです。
3大複雑機構の中では
最後に発明されました。
特許を取得したのは1801年頃です。
これら3大複雑機構の発明により
ブレゲは
時計の歴史を200年早めた天才時計師
と呼ばれています。
ブレゲなくして時計の歴史は語れません。
ブレゲさんほんとにすごい。
初めて腕時計に採用されたのは1930年、
フランスのLIP(リップ)というメーカーでした。
その後1947年にオメガ、
1948年にパテック・フィリップが
トゥールビヨン搭載モデルを発表しました。
ちなみに時計メーカー・ブレゲが
トゥールビヨン搭載の腕時計を発表したのは
1983年と、わりと最近なんですよ。
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複雑機構搭載モデルの相場は?
製造に多大なコストがかかる複雑機構。
量産ができるものでもなく
希少価値が高いことから、
手が出しやすい金額とは言えません。
中古であっても数百万円でのやりとりが
珍しくありません。
【グランドコンプリケーション】
と呼ばれる、複数の複雑機構を搭載した
モデルであれば、数千万を超えるものもあります。
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まとめ
今回は時計の世界3大複雑機構
- ミニッツリピーター
- パーペチュアルカレンダー
- トゥールビヨン
についてお話してきました。
本当はそれぞれの機構をもっと
掘り下げたいのですが、
長くなってしまうので
別の機会にしようと思います(笑)
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました!
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最後に
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