皆さんこんにちは!!
かんてい局春日井店です(*’▽’)
今回は「TUDOR(チューダー)」の時計はダサいのか?というテーマについて、自称ウォッチマニアの現役鑑定士が解説していきます。
・チューダーとはどんなブランド?
・チューダーの時計がダサいと言われる理由
・チューダーの時計はダサいのか?
・モデルのそれぞれの特徴や実機解説
以上の構成で解説していきます!
チューダーの購入を検討している方は、是非この記事を参考にしてみて下さい。
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チューダーとはどんなブランド?
TUDOR【チューダー】はロレックスと同じ創業者である「ハンス・ウィルスドルフ」によって1926年に設立した高級時計ブランド。
チューダーはロレックスの「ディフュージョンブランド」として位置づけられ、これはロレックスは高額で一般的ではないけど、チューダーはロレックスと近いデザイン、パーツ、スペックでありながらロレックスより安く買える(リーズナブル)という事で、一般庶民にも手を出しやすいブランドとして親しまれてきました。
当時はロレックスが高額品であったためあまり人気がありませんでしたが、低価格帯のチューダーの人気が集まり、徐々にロレックスの知名度も高くなっていったのです。
今では「高級時計と言えばロレックス」と結び付けられるほど代名詞的存在にまで世間から認知されるようになりました。
チューダーはロレックスに比べると知名度は低いですが、2018年、日本で初の「チューダーの正規店」が誕生した事で人気が高まり、多くの時計ファンの方から親しまれるブランドとなりました。
また、2018年以前は「TUDOR(チュードル)」と今とは呼び名が異なっていましたが、その日本上陸をきっかけに「TUDOR(チューダー)」と現代の呼び方に浸透していきました。
ロレックスとチューダーの違いは別記事でも詳しく解説しておりますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください!
ロレックスとチューダーの違いとは?違いや特徴を解説します!【茜部】
チューダーの時計がダサいと言われる理由
そんなチューダーの時計ですが、「ダサい」「恥ずかしい」と言った、マイナスな声が飛び交っています。
何故そのようなネガティブワードが出てきてしまうのでしょうか。
人の価値観ですので、どのメーカーにも好き嫌いはありますが、チューダー所有者やこれから購入を検討している方からすれば、何故そのような事が言われるのか、気になりますよね。
何故そのような声があるのか、実際に筆者が考えられる理由を下記にまとめてみました。
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個性的なデザイン
チューダーはロレックスと創業者が同じという事で、類似したデザインのモデルも多く、裏蓋やバックル等ロレックスのパーツが一部流用されている事がありました。
しかし、チューダーは個体差も大きく、個性的なカラーやデザインをまとったモデルもいくつか存在します。
また、チューダーのモデルは針(短針)も個性的で、ほとんどのモデルに独特の1970年代に採用された「スノーフレーク針」が使われています。
イカのようなシルエットに見える事から「イカ針」とも呼ばれていますが、これはロレックスには無い仕様で、時計に詳しい人が見ればそれだけでチューダーのモデルだと認識できるでしょう。
こういった細かな仕様で好き嫌いは分かれますので、一定ユーザーから「ダサい」と言われる理由としてこのような所も挙げられるのではないかと思います。
低価格帯による印象
ロレックスの「廉価版ブランド」として親しまれるチューダー。
一方、反対側の声として「ロレックスは高くて買えないけどチューダーなら買える」という、言わば妥協のような印象を抱かれる傾向が少なくありません。
定価等の価格で言うとほとんどのモデルがロレックスの半分以下、もしくは3分の1~4分の1以下の価格で買う事ができますので、元々チューダーのコンセプトである「実用的でリーズナブル」という事が分かります。
また、ロレックスの主力モデル「デイトナ・サブマリーナー・GMTマスターなど」は店頭に並ぶ事はまず無く、中古相場は大きくプレミア価格が付いていますが、チューダーの主力モデル「ブラックベイシリーズなど」は店頭にも多く並んでおり、中古相場は定価以下で買える個体もあります。
そのような違いからチューダーはロレックスに比べレアリティが低く、手に入りやすいブランドとして知られています。
トレードマーク
ロレックスのトレードマークと言えば「王冠」ですが、チューダーは「バラ」や「盾」モチーフのマークが使われています。
「バラ」は1970年以前に使われていたマークで、それ以降は「盾」マークに変更されています。
これはバラが複雑で繊細なデザインで作成コストがかかってしまうため、シンプルな盾モチーフに変更されたと言われています。
筆者としてはバラのマークがとても好きでしたので、盾のシンボルに変わってしまったのは少し残念な気持ちもありますが、チューダーのヴィンテージモデルを狙えばまだバラマークの個体も存在していますので、お探しの方はそちらを狙ってみるのも良いかもしれません。
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チューダーの時計はダサいのか?
結論から言いますと、チューダーの時計はダサくありません。
チューダーはロレックスに近い機能性やデザインを持ちながら、ロレックスでは味わえない個性も兼ね揃えています。
例えば、ダイバーズウォッチ代表格である「サブマリーナー」はロレックスはメンズモデルしかありませんが、チューダーはレディースモデルも存在します。
「ミニサブ」という、その名の通りケースサイズが一回り小さい(ミニ)モデルです。
また、ベゼルや文字盤カラーもステンレスモデルはロレックスの場合「ブラック」のみですが、チューダーは「ブラック」と「ブルー」から選択できます。
そのようにチューダーにはチューダーしかない魅力も多くありますので、コアな時計ファンからも高く支持されています。
実際に、ロレックスを既に所有していてチューダーの時計も持っているという方も少なくありません。
ロレックスとは微妙に違うテイストがハマる要素になっているのかもしれませんね。
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各モデルの特徴
チューダーには様々なモデルがありますが、今回は実機紹介に使う、4つのモデルを紹介させて頂きます。
79950 ヘリテージレンジャー
1960年後半で誕生した、ロレックスの「エクスプローラー」に位置づけられるモデル。
インデックスの3,6,9,12時にアラビア数字が配置されており、まさにエクスプローラー1を彷彿させるモデルですね。
一切の無駄がないシンプルな3針モデルで、長年愛されてきた不変的なデザインです。
また、こちらは現行モデルですが、昔のエクスプローラー1「1016」を再現したような外観です。
その特徴として、インデックスの周りにフチが無く、夜光がむき出しになったような仕様になっております。
ロレックスのアンティークウォッチが好きな方はこのデザインは刺さるのではないでしょうか。
着用画
79360N ブラックベイクロノ
クロノグラフ機能と6時側にカレンダー表示機能が付いた、ブラックベイシリーズの中でも多機能のモデルです。
ロレックスの「デイトナ」に位置しますが、デイトナにはカレンダー機能が無いため、より実用的になりました。
また、インダイヤルは3時側、9時側の2つになり、多機能モデルながらスッキリとした洗練されたデザインが特徴的です。
引き締まっていてとても男らしくカッコいいですね。
着用画
79230R ヘリテージブラックベイ
続いて2016年に発表された、新作のヘリテージブラックベイシリーズです。
ダイバーズウォッチに必要な200mの高い防水性能と逆回転防止ベゼルが採用され、70時間のロングパワーリザーブが備わった、かなり実用的なモデルです。
ベゼルのカラーがワインレッドで、ロレックスのモデルでは味わえない雰囲気があります。
他にも通常の黒、青ベゼルが展開されており、チューダーの中でも非常に人気の高いシリーズです。
着用画
79280 クロノタイム
最後に紹介するのは「クロノタイム」です。
こちらのみ現在では廃盤となっており、中古品でしかお求めする事はできません。
クロノグラフとカレンダー機能が搭載されていますが、上記で紹介した「ブラックベイクロノ」とはまた雰囲気が異なり、3つのインダイヤルにタキメーターはむき出しになったステンレスベゼルに刻まれており、独特なオーラを持ったモデルです。
こちらは1998年に有名なプロゴルファー「タイガーウッズ」とコラボしたモデルで、文字盤に「TIGER(タイガー)」の文字が入っています。
チューダーの生産中止となったヴィンテージモデルは非常に人気が高いため、マニアな方は是非候補に入れてみてはいかがでしょうか。
着用画
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最後に
さて、今回は「チューダーの時計はダサいのか?」というテーマで解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的にはチューダーは特にヴィンテージウォッチに渋さがあり、とても惹かれます。
ただもちろん、現行モデルには現行モデルの良さがあります。
かんてい局では多くのチューダーの在庫を取り揃えておりますので、ご購入を検討されている方は是非一度、ご覧下さいませ。
スタッフ一同お待ちしております。