【2024.2.16 追記】
皆さんこんにちは!買取専門かんてい局大垣店です。
インターネットを利用しての商品を購入するのが当たり前な世の中になりましたが、やはり顔の見えない相手からの購入ですので、悪意を持った売り手(業者)に遭遇してしまうこともありえます。
当店でも「ネットオークションやフリマアプリなどで購入したのですが買取出来ますか?」とお持ち込み頂く事が増えてきました。
特にエルメスなどの高額アイテムのコピー品も多く出回っており、私たちがじっくり鑑定しないと見分けがつかないハイレベルなスーパーコピーも増えてきています。
今日は、そんなコピー品の中でもエルメスのコピー品の見分け方についてお話させて頂きます。
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そもそもコピー品ってなに・違法行為に注意
「コピー品とは非合法に他社の人気商品のデザインや商標を模倣、もしくは似せた物」の事を指します。
コピー品の製造はもちろん、他者に譲渡もしくは販売することも商標権や意匠権、特許権の侵害となり違法行為となります。
国内法では5年から10年の懲役または500万~1000万円の罰金を課せられます。
注意が必要なのは、知らずに買ってしまった・騙されて買ってしまった などのコピー品を売ることです。その行為は上記と同様の処罰の対象となるのですよ。Σ(・ω・ノ)ノ!
では早速、本物と偽物の見分け方(真贋)のポイントを見ていきましょう。
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本物と偽物の見分け方
見分け方のポイントを6つご紹介します。
見分け方 ポイント その1:刻印(ロゴ)
エルメスなどの一流ブランドですと、やはり一つ一つの作りが丁寧でしっかりしています。
その為ブランドの顔であるロゴの刻印は特に見分けるポイントの一つとなります。
レザー製品にはブランドネームを型押ししインクを流し込んで刻印されているのですが、その刻印は一定の太さでバランスよく、にじんでいる事もほとんどありません。
一方コピー品は型押しされていないなど、にじみやロゴがつぶれていたりしています。
偽物
本物
また本物の刻印はPARISの“P”はMADEの“E”とほぼ平行の位置になります。
見分け方 ポイント その2:クロア・クロシェット
ケリーやバーキンなどの高級バッグの開閉口のストラップ(クロア)の裏側の作りも本物と偽物を見分けるポイントの一つとなります。
クロアの刻印では年式と誰が手掛けたのか職人を見分けることが出来ます。
本物の作りは、ステッチ内側のギリギリのところにビスが均一に打ち込まれており、絶妙な力加減で丁寧な作業がされているのが分かります。
それに対してコピー品は、刻印が鋭くハッキリしすぎていて機械作業の様です。
またビスの打ち方も隙間があり雑ですね。
粗悪品になると、プラスネジやマイナスネジなどが使われている物もあるのですよ。
偽物
本物
見分け方 ポイント その3:縫い目
エルメスの製品はエルメス独自の「クウジュ・セリエ」と呼ばれる手法で縫製されています。
クウジュ・セリエは「裏面と表面から糸をクロスする縫い方」で本物の手縫いならば、表も裏も右下がりの縫い目になります。
それに対してコピー品の手縫いでは、糸同士の間隔が開いていて革の表面に糸が浮くことがあります。
もしくは機械で縫い上げるため、縫い目が綺麗に整い過ぎていて手縫いには見えません。
偽物
また、お財布やバッグなどの内側の縫い目も注目です。
本物は2重ステッチになっており丁寧に処理されているのに対して偽物は1重で縫い目も粗く雑な作りになっています。
本物:2重ステッチで丁寧な処理です。
偽物
見分け方 ポイント その4:金具の刻印
エルメスの刻印はともて繊細に美しく入っています。
写真で比較してみても、その違いは一目瞭然!刻印の深さや繊細さ、金具の質感をチェックするのがポイントです。
偽物
本物
本物は凸凹があり立体感がでていますがコピー品はレーザーで書いたようなデザインになっております。
その他にも、コピー品の場合粗く文字が潰れている箇所があったり、刻印が深く太く繊細さに欠けている物もあります。
偽物
本物
見分け方 ポイント その5:カデナと鍵
カデナとはバッグなどに付属している南京錠の事を言います。
こちらもコピー品を見極めるための大切なポイントとなります。
本体ではなく付属品になりますので、スーパーコピーでもボロが出やすいところになります。
カデナには「HERMES」の下に数字が4桁刻印されていて、それらはカデナの年式を表しています。
例えば0125であれば、2015年の2月になります。(こちらの刻印のない物もあります)
カデナとバッグの年式が全然違うという理由だけではコピー品とは断言できませんが、ポイントの一つとして覚えておきたいところになります。
偽物:レザーでの刻印
また金具の刻印でもありましたがコピー品はレーザーで書いた刻印だったり、番号の違うカギとセットになったりすることはありません。
当然、番号の違うカギで開くことなど決してありません。
偽物:違う番号で開くカデナ
見分け方 ポイント その6:その他
その他にもレザーの質感や、ファスナーの作り、細かい金具パーツの仕上げ方など、やはりコピー品は作りが甘く違和感が感じられます。
ですが冒頭でもお伝えしたように、近年のスーパーコピーは本当によくできていますので正規の価格より以上に安価な物や、出品者など出所が不明な物は購入しないのが一番です。
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エルメスの刻印
エルメスの革製品には刻印が入っています。刻印より製造年、アトリエ番号もしくは職人番号と言われています。
こちらの刻印は、2015年から場所や表記も新しくなりました。お持ちのアイテムがございましたら、ぜひ確認してみてください。
エルメス 刻印なしは本物?
刻印はすべて職人によってそれぞれ押印されるので、なかったり、あるべき場所にない場合もあります。
真贋ポイントとして大切な刻印ですが、まれに本物でも刻印のないものも存在するので刻印だけで本物、偽物と判断するのは難しいです。
また「刻印が無いと買取出来ないのでは?」と心配の声もありますが、そんなことはありません。
かんてい局では何人もの鑑定士でお品物を見極めお買取りさせて頂きますので、是非お気軽にお問い合わせください。
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まとめ
いかがでしたか?
実際に買取スタッフが確認させて頂いているポイントになります。
もちろん他にも注目するポイントはございますが、皆さまに伝わるようにわかりやすい部分を抜粋させて頂きました。
記事を読んでいただいてコピー品被害が少しでも少なくなれば幸いです。
また、かんてい局では、その他「買取実績」や経験豊富なスタッフからのお得な情報を公開しておりますので、是非ホームページもご覧くださいね。
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